教授の戯言

手品のお話とかね。

諸葛亮 朝議でカンニング説

昨晩、今夏行った中国旅行で撮影した写真を少し見返しました。武候祀辺りを見ていて思い出したのですが、ガイドさん(先輩であるRivastさんと魔太郎さんを足して2で割った感じで、特に横顔というかシルエットがRivastさんに似ているw)の衝撃的コメント。

諸葛孔明、知恵者として有名ですね。でもホントはあまり、頭良くなかったといわれてます。あと奥さん、美人じゃないけど凄く頭良かった。だから、奥さんと話し合って作戦や政治、決めました」

あー夫人は醜女だが才女だったと言う話はどこかで読んだな。黄夫人でしたっけ。

諸葛孔明、大きな団扇、持ってますね。これは戦争で、指揮をするときに使うためのものではないです。政治の会議で、使います。とても大きいですね。顔の表情も隠せますね。この羽の下の部分、他の人からは見えませんですね。ここに、その日の会議で何を言うか、全部答えを奥さんと作っていたのです。ここに書いてあること以外聞かれると、家に戻ってカンニングペーパーを作り直したのです」

えーw 歴史的に本当かどうかはともかく、実に興味深い話です。三国演義にあるような、速水奨が声を当ててそうな美形ナイスミドルのイメージはさすがに出来すぎにしても(実際は南陽で畑を耕していた色黒頑健マッスルオヤジだったそうな)、奥さんと二人三脚で政治を作り上げていたのですねえ。ちょっと人間味が出てきてイイ話です。


諸葛亮は本場中国でも知恵者として名高いのですが、「三人寄れば文殊の知恵」ならぬ、「凡人でも三人集まれば諸葛亮より頭がいい」という諺もあるそうです。「政治力や鬼謀神算」ではなく、「民を愛し、君主と国に忠義を尽くした一途な男」という点のほうが、中国では評価の対象になっているのかなと思いました。

同道した三国志&中国好きの30歳前後の女性の名言。
「何は無くともとりあえず五丈原
見渡す限りの野原でも、三国志ファンなら目くるめく大合戦が浮かぶことでしょう。三国志史跡といえば、私もそのうち剣閣だけは見に行きたいと思います。1000人も守兵がいればたとえ100万の軍勢といえどもこれを貫けないという要害ですが、いまいち想像がつきません。ああ、行ってみたい。

でも中国、人々はともかく、テレビは反日で沢山でした。9チャンネルのうち5チャンネルがその手の番組。なんでも今年2005年は、「抗日戦線勝利60周年」らしく、どこもかしこもそんな番組でした。ところで私は大学受験時に日本史をやった身なのですが、「勇猛なる中国の抗日戦線との戦闘で、日本軍は非常に苦しめられた」という話は全然聞かないのですが、本当なんでしょうか。そもそもあの戦争終わった主因って、中国の番組やらが盛んに口にするような「わが中国の抗日戦線部隊の大活躍」とかではなくて、アメリカだのロシアだのという大国の軍事力だったような気がするのは私だけですか。私だけですか。そうですか。ごめんなさい。