教授の戯言

手品のお話とかね。

輪ゴム無間地獄にご招待


>てっぺーさんに輪ゴムのDVD(エクストリーム・ラバーバンド
>:http://www.frenchdrop.com/menu/video/rubberband.shtml)
>をお借りしたので、それも見ないといかんですね。

ということで見てみました。
DVD [Joe Rindfleisch] 「Extreme Rubber Band Magic」


のっけから現象そのものはかなり不思議です。ですが、悲しいかな、輪ゴムの手品は盛り上がりには欠けるのです。その辺でやったならともかく、レクチャービデオだと厳しいですね。L&Lパブリッシングビデオに出てくる、いつものハイテンションなあの面々もイマイチ反応しづらそうで、見ていてなんか痛かったです。輪ゴム取り出す、切ったり繋げたり通り抜けたりする、拍手、またすぐに輪ゴム取り出す、という淡々とした流れでした。

最初の10個位はフンフン面白いなと思って見ていたのですが、やはり輪ゴム手品だけを30トリック以上連続で見るのは辛いものがあります(輪ゴムに限りませんが)。輪ゴムものを網羅したもの、という観点で(事典的に)使うには非常に良いDVDと思いますが、鑑賞して楽しむというにはちょっとツライです。ダローのカードリベレーションシリーズもこういう感じなんだろうか…。まあ冗長な部分も否めませんが、現象自体は面白いのが沢山あるので、あの中の3つから5つくらいをチョイスしてマスターすると即席に手品ができてよさそうです。一点注意としては、向こうの輪ゴムは日本のよりちょっと大きいヤツなので、たこ焼きとかに付いてくるあのサイズの輪ゴムでやろうとすると結構きついかもしれません。物理的に。

あと分かる人には分かる、L&Lパブリッシングビデオレクチャーの背景にある本棚についてなんですが、あの分厚い本たち、今まで本物だと思ってましたが、よく見ると書割なんですね(なにを今更って感じですが)。なんかそれに気づいたときの方が手品よりショッキング。