教授の戯言

手品のお話とかね。

2005年 「たっぷりとクロースアップ」

クリスマス3連休の中日にイベントを開催可能というのが、手品っ子の凄さ。日本橋社会教育会館8Fという、去年と同じ会場で行われました。テーブルにマジシャンが回ってくるという形式で、本年度は荒木さん・二川さん・ゆうきさん・守屋さん・栗田さん・野島さんの6名でした。


ゆうきさん:
・最初に名刺を2枚卓上に置いた後、プレイメイツが印刷されたPlayBoyデックを取り出す。デックの半分ほどを取り表向きに一枚ずつ置いていき、ストップをかけてもらう。そのまま観客から向かって左の名刺の方に置き、残りは片付ける。名刺は予言であると告げ、裏返すと女性の名前(アリス?)
と書いてあり、デックから選んでもらったカードを裏向きにすると、手書きでその名前が書いてある。
続いてもう半分のパケットを取り今度は裏向きに一枚ずつ置いていく。ストップをかけてもらったところで止める。やはり名刺が予言である旨を告げた後で裏向きにするとクラブの6と書いてあり、カードを表に返すとクラブの6で一致。高木先生のでこういう作品あった気がする。
・観客を二人、舞台にあげる(私も手伝わせて頂きました(笑))。それぞれにストップをかけたところから4枚を配る。それを好きに切らせ一枚ずつおいてもらう。2枚ずつの山が4つ出来たところで(下のは観客Aの、上のは観客Bのもの)演者は後ろを向き、観客二人に好きな山一つを選ばせそこの上と下のカードを覚えて元の状態にしてもらう。演者は振り向きカードをまとめさせ混ぜる。4枚ずつ2つに分け、そのうち片方をファンにして観客ABに選んだカードがあるかどうか見せる。その後2枚を選び見せるとそれぞれ観客の選んだカード。観客として上がったというのもありますが地味に不思議(誉め言葉)でした。いや不思議だ。
・先ほどのカードとブランクカードを混ぜていくと、観客Aに選んでもらったカードの、それ以外のスーとの物が出てくる。そのあと観客Bのカードも同じように揃う。
・ブランクカード(とポケット)を使ったリセット。途中までおよおよと思っておりましたが、よくよく考えるとリセットということに気づきました。
・一枚にサインをしてもらい、それをデックに戻す。卓に一枚カードを置き裏面にシールを貼る。デックから3枚取り出してカウントをするたびに一枚ずつシールが貼られたカードが増えていく。が、3回か4回目のカウントでシール付きが一枚だけになり、それが観客のサインカード。カウントを用いたパケットトリックという形ですが、記念に一枚もらえたのでよしとしましょう(笑)。


野島さん:
演者がカードで4つの山を作っていき、すぐに観客にその作業を引き継ぐ。大体同じくらいの山を4つ作ってもらったら、それぞれのトップカード(4枚)覚えてもらう。山をまとめたのち当てる。当てた後でそのカードを卓におくが全てAに変わっていて、残りのデックをスプレッドすると、先ほどの4枚が表向きになっている。その4枚を脇によけてひとまず終了。ちょっと長いかも。
・輪ゴム。地味でかなり好き。
・先ほどの4枚を卓上に置いたままデックを取り出し、そこから4枚の10を取り出す。・・・スンマセン、現象忘れました。カラーチェンジングというか、目印があるんですよといって肝心の4枚以外の色が変わっているってやつなんですが。カラーチェンジネタは大好きなのですが。すいません、野島さん。


荒木さん:
・透明なクリスタルボールを出し、こするとぐにーっと伸びたものになる。もう一度ぱんっと叩くと元のボールに戻る。こういう一発ネタ大好き。休憩時間についつい買ってしまった(笑)。
・裏に予言とかかれたカードを最初に一枚卓上に出す。次に一枚ずつデックから置いていき、好きなところでストップを。覚えてもらう(クラブの9)。「予言を覚えていますか?」で見せるとクラブの6。持ったまま半回転させると反対側はクラブの9になっている。地味だけど好きでしたw
・インビジブルデックっぽい演出のカードあて。手伝わせて頂きました。最終的に選んだカードが卓上の箱に載っているカードアンダーザグラス系。してやられました。ああん。
・4枚でのコインフライ。2枚にした後、一瞬で大きなコインに。
・2X4(売りネタ)。一枚選ばせたあと、そのカードを4Hでひっくり返す。残り置いてある3枚のカードをまとめるとなにやらでっかいハートマーク。先ほど選んでもらったカードとあわせていくと4枚で一枚の4Hになる。・・・スンマセン、やはり細かなハンドリングを忘れています。ちょっと違うなあ・・・。


守屋さん:
からくりどーること守屋さん。相変わらずの怪しさ全開がステキです。でも厚川昌男賞だったかとってるくらいなので、ホントは凄いっぽいんですけどねえ。露ほども感じさせません(笑)。
・コインペネトレーション。前から2列目なのに500円と10円の区別がつかない・・・。
・JANKENマスター。以前当ブログでも紹介させて頂きました。守屋さんの「大好きでございます!」が連発で聞けたのでそれだけで満足です。
・トリロジー(売りネタ。これかな?→http://www.feather-touch.com/FTC419.htm)。初めて見たけれどかなり不思議でした。マリックさんとかがやりそうな感じですね。
・カードの色・数字・背番号・だったかをスクラッチカードで予言。
ジョーなんちゃらという、ほら、アレですよ、トントン相撲の力士みたいにして立てた紙を手刀を近づけて倒すアレ。倒す時のおまじないが「アネハ、アネハ」ってだけなんですが(笑)。あれの正しいやり方を存じません。意外と不思議なんですが、どうしましょう(笑)。構造設計が違うのか!?(違う)


栗田さん:
・紅白シルク。最終的にはピンクのシルクに。
・ベルトとバックルの移動。幾何学系のネタだろうか。ただちょっと観客に頭を使わせるので、私は途中でわけがわからなくなってました(笑)。
・カードトゥポケットのような。現象をよく覚えていませんが、最後にポッケから出してくるのは間違いないです。


二川さん:
・2本のウィンナー。知る人ぞ知る「二川滋夫 洒落レクチャーノート」にもあるもの。しまってもしまってもプラスチック製のウィンナーが出てくる。オチが重要なので書きません(笑)。
・3FLY。以前自分のハーフダラーでやってみた時にはチャリチャリ鳴ってしまい「こんなの無理無理」とか思っていたのですが、先日二川さんにモルガンコインでやらせて頂いたら全然音がしなくてビビリました。これに関しては道具がモノを言いそうです。でもアレやるのにダブシェルはおろか、モルガンコインなんか買えないです・・・。ともかく二川さんの3FLYはキモイです。二川さんは絶対手に寄生獣飼ってる(先輩の折掛さん談)。
・4Aの地味なプロダクションの後、それのカードトゥポケッツ。
・それを使い、一枚スペードのものを出し、残りの3枚は箱にしまう。スペードのAから始まり、デックをカットしながら2・3・4と10まで出していく。続く3枚を残るデックからスペリングで出すといい、スペードのジャック、スペードのクイン、スペードのキングと配っていく。トップをあけていくとスペードが全部そろ・・・わず、、Aが出てきてしまう。箱の中を覗くとスペードのJQKが入っている。先ほど出たAのそれぞれのパイルのボトムを見るとそれぞれのKが出てくる。更にそのパイルをスプレッドすると、それぞれのスートがオーダー順に全て揃って終了。
・コインスルーザテーブル。銀貨6枚とチャイニーズ1枚を使うもの。最終的にはチャイニーズが少しずつ大きいものが出てきて、最終的にはCDサイズの分厚いものが出てきて終了。
相変わらず二川さんはイイです。



出発前にポストを覗くとPenguin MagicからDVDが届いていました。電車の中で封筒を開けるとGregoly WilsonのRing LeaderのDVDのはずが、同じ人のCARD STUNTSが。帰宅後に「間違ってんぞコンチクショウ」メールを出しましたけど、今年中に届くのは絶望的ですねえ。残念です。悔しいのでそっと開けて内容見てやろうと思います・・・。ううう。これきっと返送しないといけないんですよね、面倒だなあ・・・。