教授の戯言

手品のお話とかね。

つれづれ。

▼本日にまたヱヴァ破を見に行くかという計画をしていましたが、同道予定だった知人の親戚にご不幸があったとのことで延期になりました。まあウイークリーで見るものでもありませんかね。
なおネット上で幾つか破の感想を読みましたが、「今日の日はさようなら」について、馬鹿力リスナーが総じて反応していました。良かった、私だけじゃなかったw 帰宅したら金曜ロードショーがヱヴァだった。そしてまた見ているダメさw



※合コンで思わず引いてしまう○○男子ランキング(抜粋)
8位 リセット男子
やっぱりリセットは一般観客には引かれてしまうようですよ…。

6位 マッスル男子
マッスルパスもだめなんですね。

そういえば以前フレンチドロップの方に「友人の話なんですけど」という前置きで、合コンでカップアンドボール、しかもラストはレモン3個までやってドン引き空間を作り上げたという、想像するだに痛ましい手品愛好家ストーリーを伺いました。恐ろしすぎる。



▼欲しい病の罹患症状カルテ。そしてマスターすることは念頭に無いくらい練習時間が少ない。

Gambling Protection Series
昔からこの手のイカサマ技法が大好きでした。そこそこ出来るようになったのはセカンドディールまでで、それすらまだまだな状態ですけど。しかしどんなものでも極めたものの動きって綺麗ですね。


Pop Magic
CULLさんのブログでエッグバッグの記事を拝読するたびにご教示いただきたいなーと思ってはいるのですが、金澤は遠いのです…。それはそれとして楽しそうなので読んでみたい。


スピン・ドクター
ロイヤル・スカム
ジョン・バノンが好きなので。しかし以前の「Smoke & Mirrors」ビデオの頃に比して随分丸くなりましたね、体型が(人のコトいえませんけど)。


CLASSIFIED WEAPON OF THE CARD
某所で取り上げられていて気になったので。しかしショップの説明だけ読んでも何なのかまったく分かりません。もう少し情報が欲しいところです。コイン版もほぼカード版のコピペに近いですし。こういうので成り立ってしまうのが手品業界の魅力なのかもしれないですけどね。誰か持ってる方でお勧め出来るよ、というような方、いらっしゃいましたら教えてください。いやしかし本当に、注文したら何が来るんですか、これ。サナダギミック改みたいな奴ですか?プル系なのかなあ。放置しておくと買ってしまいそうじゃないですか、もう。


Invisible (Petrick & Mia)
GIFT BOX SURPRISE (Petrick & Mia)
なんかギミック物は買いたくなるものなのです。。しかし海外と同じ値段にしろとは申しませんが、ちょいと調べた限りほぼ倍額なので、そのへんは何とかならないものなのでしょうか…。最近国内でDVD買わないのはひとえにその価格差にあるのですが。2枚以上買えば送料含めても海外の方が安いのはなあ…。


Clink with Gimmick
映像見る限り「コインをどこからともなく発生させるギミック」のようなイメージなのですが、いまいち不思議ではないのが逆に「なんだろう、これ」という興味をかきたてています。


Die-Ception by FOH
ミステリーボックス2もそうなんですが、インテリアとしてちょっといい感じな気がするので。


Victorian Block Penetration
モノはインテリアに良さそうなのですが、トリック自体はプラスチック製の例のアレと同じなのだろうか。


REHAB
カードリペレーション現象は大好きです。不思議ですよね。人前で演じた経験は数えるほどしかありませんけど。



Identity
サンダース先生はやはりイイなあ。現象コンセプトが秀逸。相変わらず噛んで含めるように同じような説明を延々としてくれるんだろうかw


Outcased
映像見たけど楽しそうでした。問題は昨今これに限らず、自分がこれを演じている姿が思い浮かばないところなのですが。…駄目な傾向ですねえ。


Beach Memories
紙風船という和風なものを使い、かつ現象として極めて地味というのが、私の地味センサーにティン!ときます。いや、不思議なんですよ。見せた後「…で?」とは来ないまでも、あんまり深く追及されそうにない感じが好みです。


ワイルド・カトラリー
超高級かどうかはともかくやってはみたい。しかしデモ映像を見る限り、動きが速く、変化が一瞬であるため、何が起こっているのか今ひとつ認識しづらい。くっ、悩む…。


フェース&バックイリュージョン
shadowさんが悪いんです、多分。この手のマジック、ゆうきさんの手にかかるとカウント系に全く不自然さを感じないのですが、自分でやると溜息モノです(悪い意味で)。


「Phantom 〜Requiem for the Phantom〜」OST Vol.1
もう予告の音楽が聴きたくてそれだけでbuy。なにあのヴァイオリンの入りのカッコ良さ。注文済みです。アインかわいすぎる。サイス・マスター変態すぎる。


「PandoraHearts」OST1
梶浦ファンとしてはこちらを買うべきなのか。しかしOPEDしか聞いたことないんですよね、この作品(本編は1話も見ていない)。
歴史秘話ヒストリア」のサントラが8月に出るそうで、それは買います。Storiaは収録されるのだろうか。



乳酸菌飲料が好きで(水銀党員ではない)、ピルクルとかがぶがぶ飲んだりするのですが、最近裏面を読んで驚愕。「1日あたり65mlを目安にお召し上がりになると効果的です」 …500mlパックは1週間分だったのか!調子に乗って飲みすぎていた…。



「やる夫で学ぶ手品入門 〜カードマジックの基礎編〜」
すでにとひさんがご紹介されていた。くやしいっ…。とひさんも書かれていましたが、手品本はやはり高いのですね。同じく金銭感覚が麻痺してました。本編の「松田本は不要」のくだりには噴いたw まあ入門者には不要でしょうね、間違いなく。その割にDVD付の割と一般系の本も不要であると断ずるあたり、作者さんは硬派と見た。カードマジック入門事典は確かに名著ですね。



▼ゆうきさんが書かれているライブについてが興味深い。マジックは色々な楽しみ方があるので一概にライブが良くてビデオはダメ、とは私も言えないのですが、わずかな経験上で申し上げるなら感激するのはやはり生なんですよね。そういう意味で私もライブは好きなのです。がしかし実際私もレクチャーにはちょこちょこ行っていますが、ライブにはそんなに行った覚えがありません。マジックライブに足しげく通う人の少なさをお嘆きの内容でしたが、我が身を省みても要因は幾つかあると思うのです。

まず第一にマジックを見る場が少なくて敷居が高い。たとえばマジックバー、もちろん客商売なので行けばもてなしてくださるとは思いますが、多分普通のバーより入りづらい。あと演劇とかに比べて客数が少ない場で開催されることが多い、そうすると私のようなシャイな人間はまず行かない(いや本当に)。観客の1 of themになりきれない。

それから価格。3000円というのがよく見る価格ですが、ちょっと高いような気もします。映画は1800円で2時間楽しませてくれることを考えるとコストパフォーマンスは明らかに悪い(映画の1800円も、欧米と比較して明らかに高すぎと思いますが)。詰まるところ世間の評価として、マジックは1時間足らずで3000円支払うような内容ではない、という認識があるのではないでしょうか。ぱっと見るようなものなら30分1000円程度ですかね、妥当な額は。長い時間見る類の芸能でもありませんし。それ以前に多分生でマジックをやってるような場所を知っている人の存在が希少な気がする。私も銀座とかその辺しか存じません。銀座は学生にはちょっと厳しいですね。お金が無い時期からひょいひょい通えるような価格設定のところが身近に無ければ、そりゃあ観客として育ちようもありませんね。…適当に書き始めたんですが、庶民の娯楽としての前提が悉く欠けていますね…。
あとはイーソンさんの台詞じゃないですが、「酒飲むのを主眼にし、マジックはスパイスとして存在している」絶妙なバランスの店は何軒あるのかという話も。少なくとも私が行ったマジックバーは「手品は面白かったが、酒も乾き物もイマイチだった」記憶が…。バー単体としては多分失格ですね。

ゆうきさんもお書きになっている「行ってみないとあたりかどうか分からない」、これは一面で事実ですが、映画でも何でも体験しないと分からないのは同じなので、この一節には賛同しかねます。
「(マジシャン側が手品を普段演じない人を)ライブの見巧者にしていかないといけない」というのはごもっともで、仰る通りだと思った次第。どんな芸能にも共通しますが、受け手のレベルも問われますので。江戸の浮世絵のように。

あと私限定だと思いますが、「演者が失敗するのが怖い」というのが、ライブに行かない最大の理由。友人に言っても誰も理解してくれないのですが、学生マジックのステージとか、下手に自分もかじったことがあるせいか、はらはらしてしまいます。いや、ぶっちゃけプロのステージですらも怖い。演劇なんかはもっと顕著。台詞を噛むなんてのはまだいいです、台詞忘れちゃったらもうどうしよう、と、何故か観客の側なのに心配で見に行けないw ピアニストのリサイタルは「ミスタッチもライブの内だし」と割り切れるのですが、これはそこだけトチっても成立するからでしょうね。手品でシェル落ちなんかしちゃった日には、もう…。

最後に、「たぶん世間の人はそこまでマジックを求めていない」。別に世間に後ろ指さされる趣味ではないとは思いますが、世の皆様はファッションにショッピング、音楽や映画、恋に部活に勉強に!(進○ゼミ)など、マジックより興味あることがたくさんなのです、きっと。それにマジシャンが思っているほど、世間の人は幻惑されることに快感を覚えないはず。「あの目の前で見ているのに騙されちゃうのがたまらないのデスよ」ということを言ったきょうじゅという奴がいるのですが、会社の同僚から「その感覚がまるで理解できない」と言下に切って捨てられたことは有名です(私の中で)。まあ悪意をもって極言すると「初対面のアヤしい人に、色んな手管で騙される」んだもの、それは楽しいよりキモいのか。

あとこれはMMLでヒロサカイさんが仰っておられましたが、マジックって感激・感心することはあっても、感動するってのは難しいというお話、あれは非常に深い話だと思いました。確かに理屈を背景にしてそれとの齟齬が面白いのが手品の醍醐味なのですが、他の芸能と決定的に違う部分がここなのかなと。もちろんカッパーフィールドのショーなど例外もあるのですが、あれは若干特殊で、マジックというより演劇側面で感動させている気がする。

…えーと。何が言いたかったのかというと、金曜ロードショー見ながら酒を飲みすぎており頭が回っていない、と。それから私もライブに行きたい気がするけど、結局どこを見れば仕事帰りのサラリーマンがふらっと寄れる素敵な生手品を見に行けるんですか、と、そういうことですね。ミクシとかでたまに当日ライブ情報あげる方がいらっしゃいますけど、さすがにそれはw