教授の戯言

手品のお話とかね。

浪費反省会

▼土曜日、知人とテンヨー製品の話題で盛り上がる。相手の2人は道を踏み外したマニア並以上に詳しいのですが、私はネタグッズの疎さには定評がある人間でして、会話についていけない悔し紛れに、テンヨーグッズを大人買いすべく決意して散会。翌日曜日、渋谷ハンズに寄ってみるもテンヨー製品の品揃えが悪く、色々悔しかったので新宿へ向かう。

新宿伊勢丹にて。
「コインパニック」機構は予想通りではありますがよく出来てるもんですねえ。レパートリーにしたい。 
「リングミステリー」よく考えますね、こういうの…。真ん中のスリットの幅って、普通の指輪は入らなくないですか?
「インビジブルゾーン」やはりギミックが頑張ってました。

物色する私の前で、小学校低学年くらいの女の子が、お母さんだかおばあさんと「買って買って」「アンタにはまだ難しいんだって」という感じのやり取りをしておりました。段々険悪ムードになり女の子が泣き喚き始めたので、さっさと買い物を済ませました。私も昔ああいう駄々をこねたことがあったかなあ。「魔法のロープ」の値段を聞いて「1600円もするんだ」と仰っていたのですが、世間的にはそれくらいでも高いのかな…?

新宿高島屋にて(ディーラーのお二方が面白かった)。
「ダイナミックコイン」 王道ですしね。しかしこれをマジック世界に足突っ込んで10年以上経ってから買うってのも中々勇気が要ります。これは機構としてよく出来ているとはいえ、流れるようにやるには結構な練習が必要な気がする。 
「ブルークリスタル」普通にうまく出来ませんw おいおい、難しくないですか、これ。私が不器用なのかな。
「魔法のフレーム」実演が不思議だったので。
「プリズンボックス」実演ディーラーさんの口上が面白かったので。ああいう、観客のツッコミ待ちなスタイルは大好きです。機構がユニークですね。しかしワク部分を指で押すと歪むあたり、完全手渡しはきつそう。 
「Wブロックミステリー」菅原さんのレクチャーでお話だけ伺ったので。よく出来てる気がします。概ね予想通りでしたけれど、一瞬でキャッチするのはちょいと練習ですね。…。 

ブースでの一幕。
「あの、"宙に浮かぶ石"を、実演して頂きたいんですが。しかも不思議に」「・・・難しいことを仰いますね…」「何でこれ、廃盤にならないんですかねえ」「いや、こう言っては何ですが、売れてるんですよ、割と」「ま、まじですか!?」「ええ。やはり文章を読むと現象的に不思議そう、というのと…」「と?」「あとはマジック愛好家の方が"これが噂のアレか…"ということでお買い上げになってると思われます」「・・・なるほど。個人的には"踊るハンカチーフ"とかも廃盤近いんじゃないかと思うんですけど!」「それも結構売れてるんですねえ」「な、なんですと!?」 私は世間と感覚がずれている模様。

買ってはいませんが、他にも高島屋で見せて頂いた「マネーゲーム」は地味に不思議でした。「ミステリートライアングル」もちょっと欲しい。知人が言っていた「ミステリーチャイナボックス」(廃盤)も。小さな子供に見せていたプーさんの「魔法のキューブ」なんかも不思議だなあ。

単発系ですけど、やっぱりこういうのは面白いですね。ちなみに「ミステリーダイス」とか「ゴーストハウス」はいまだに内容知らないし不思議なんだぜ!敢えて知りたいと思わないものは、意識的に知らないでいる方がやはり幸せである気がしました。またデパートに行ったら買ってみよう。1日で1万円以上テンヨーグッズを買うってのも得難い経験でした。



▼新聞紙を破って一瞬で復活するという例のアレ、2週間我慢したんですけど、我慢できなくなって購入。どうなってんですかねえ。ドイツから早く届きますように。