教授の戯言

手品のお話とかね。

たっクロ2009

18日(日)、「たっぷりとクロースアップ」第27回に参加。今年は結構面白くて、参加して良かったと素直に思いました。当日直前までまた「オルタ」をやって、戦友の遺書を読みながらグスグスやっていたのです。そんな中メールが届き、「いいとこなのに誰だよまったく…」と思って見たら高校の後輩君からの(かなり早めの)「着きましたー」メール。これを貰わなかったら、会自体を素で忘れるところでした。Tさん、ありがとうございました。

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▼庄司タカヒトさん
今年の庄司さんはあまりわざとらしさもなく、観客との応対も多くて、いい意味で肩の力の抜ける演技でした。なお非常に反応の良い男女の観客がいらっしゃり、以降を含めて今年楽しかったことの何割かはあの方たちのおかげだと思います。おかげで私も含めて他の人たちも、重ねて演者に突っ込んだりできたことが、ショーとしての楽しさを増していたんだと(後から)思いました。



▼荒井晋一さん
汗を拭ってドキドキしながらもカナリふしぎな事を見せてくれる御大という印象でしたが、それは今年も変わらず。やはり荒井さんのチョイスは非常に好みです。 「さっきのテーブルで、…トリネタ失敗しましてね…」とか悲愴な表情で入ってくるのは(失礼ながら)一回りして面白かったですけど。

先述の「失敗した」らしい手品。こちらでは大成功でした。「ナビゲーター」という売り物でもあるようですが物凄くフェアでふしぎ。



▼坂井弘幸さん
拝見するたび思うのですが、プロを一人呼ぶなら坂井さんをお呼びしたいくらい好きです(Dr.レオンはちょっと勇気が要るw)。演者の手元が若干見えづらいという状況を、自らが机にブリッジすることで解決していたのには笑いました(観客席に背を向けて、そのまま後ろに反り返ってテーブル上に頭をつけ、胸の上でカードをカウントする形)。 「若さをアピールしようかと思いましてね」 …確かにお若いなあ。カウントミスするも「えーと、ちょっと省きますw」で流せるあたりが凄い。



▼Yuji村上さん
つなぎで坂井さんが「村上さんの秘密を一つお教えしておきましょう」で語った、"本名は村上ゆうじではない"ことにまず驚愕した。前日に色々なマニアやプロを唸らせたという、完全分離するリフルシャッフルは拝見できず。なお、脱力系駄洒落マジックで油断していたら片手でのハーフパスなどの各種変態技法も織り交ぜるという、色々凄い方でした。レクチャーノートはゆっくり読んでみたいですね。



▼ゆうきともさん
ネタ数としては少なかったですが、トリネタにはあっと驚きました。時間がかかるのでいわゆるクロースアップ向きの演目ではありますが、非常にふしぎだった。ギャフカードなのかなあ。レギュラーだったら吐く(想像処理限界を超えたことによる嘔吐)。「手はあんまり大きくないんですよ」と以前伺った気がしますが、指は長くてやはりマジシャンぽい所作だなあと思った次第。ゆうきさんはいつ見ても物の扱いが綺麗で、これが自分ではカンタンに出来そうでいて出来てないんですよねえ…。



▼守屋一朗さん
今年の守屋さんは凄かった。何が凄いって、いつも通りのいんちきだけでなく、カナリふしぎな事もやっていたから(それが普通という説もありますがw)

・「ここの皆様は…特別でございますよー!?」と言いつつ、演技開始してからセッティングを始めていたのに一同爆笑。そんな特別はw



▼二川滋夫さん
今年の二川さんは動きがキレてらっしゃった。コインボックスって上手い人がやるとあんなにキモいんですね(純然たる褒め言葉)。



ふじいあきらさん
何回トランプ吐くんですかw なおドンずべりだったという「街角の風景シリーズ」はふじいさんならではといいますか、どれも変態性たっぷりでステキでした。