教授の戯言

手品のお話とかね。

ハワイ#5

■10月28日■マウイ島ハレアカラサンセット(1300出発)
0900起床。準備をしつつも「化物語」を2話見て、花澤香菜の名前をゼーガペイン以来久々に見たと感慨にひたる。そのあとなぜか桃鉄を始めてしまい、終わりどころがつかめぬうちに12時15分。急いで翌日のアクティビティ用のスイムウェアを買い、バーガーキングに行くふりしてサブウェイに行くふりをして結局KFCで普通サンドイッチを購入、ABCでついでにウェアの下とか明日の朝食を見繕ってホテルに戻り、10分でシャワーその他を済ませて1300ピックアップ。ハワイ島ほどは待たなかったが40分ほど時間を潰してマウイ島へ。今回は新婚カップル二組と私という、昨日よりかはダメージの少ない構成。
ツアコンはジュンさんというのだが、マウイのヨン様という触れ込みであった割に、韓国人男性という以外はあまり共通項が見られない。ただ、変な大阪弁交じりとはいえ日本語ぺらぺらで、非常に楽しい方だった。一旦マウイのホテルに泊まってらっしゃるグループと合流するためそこへ向かう。集合場所近くの浜辺でのんびりしていたら黒人のおばちゃん二人と白人おじいちゃんに呼び止められ、写真撮影を依頼されたが、おばちゃんの片方のデジカメが最後まで撮れなかった。スミマセン。何でなんだ、あれ。

ガイドが私の横顔を見てチョン・ウソンという韓国人俳優に似ていると言い出す。私も名前しか思い浮かばない。何故かって、そりゃ、名前が面白いからに決まっています。その俳優さんは男らしい感じらしいのですが、それからワイルドさを取った感じ、という。…ワイルドさを売りにする俳優からワイルド成分を取ると何も残らないのではなかろうか。カオナシか、私は。
売店で水を買う時に「そういやワンダラーかハーフダラー無いですか」と言う変態的な質問をしてみたところ、1ドル銅貨の他に、見慣れたバカでかい銀貨を渡してくれた。明日はワイキキの両替の店を何軒か回ってみようかしら。
ジュンさんは合流した壮年の方たちの車を、我々は日本人女性ガイドの車にて出発。目標はハレアカラ山。途中で寄った店にあったリリなんちゃらというジャムやバターが物凄く美味しかったのですが、手荷物しか持っていない私たちは持ち出しが出来ず断念。マウイのその農園手作りらしく、オアフとかでは買えないそう。実に惜しい。なおこの店にはワンダラー硬貨などは無かった。
この時点で小雨がぱらつき、言い知れぬ不安に怯える。しかし標高2,000mを超え雲の上に出ると、そのあとは非常に美しい空が広がっていた。日没直前にみんなで色々な写真をとりまくる。
本日のエクストリームラブプラスマウイ島ハレアカラ山2,800m付近の断崖にて 達成!

ジュンさんが変なストーリー仕立てでカップルにさまざまなポーズ指定をつけて撮影していた。撮れた写真を見たら素直に上手いなあと思える構成でこれはいい思い出になる気がする。私も半月がきらめく空の下、断崖の上で膝を抱えてラブプラスという馬鹿な写真を撮ってもらった。しかも寒いのに敢えて半袖。皆で私の馬鹿な写真撮影を見ていたら日没の瞬間を見逃すという体たらく。しかし日没後の空のグラデーションの美しさといったら無かった。雲の切れ目、下から差し込む太陽の光はオーロラのようでしばし幻想的な気分に浸る。岩の上で偉大なる指導者同志っぽくポーズを決めてみたのですが、指差すと「巨人の星」みたいになるんですな…。なおその地点のトイレは真っ暗だった。つーか他に殆ど人がいなくて、貸切のような状況でした。

その後山頂(3,045mくらい)に行ったあたりでほぼ闇夜。ただ、今日は半月を更にまわっているくらいでそこそこ明るかった。ある意味ありがたいが、星を見るには邪魔。一旦2,400m間でおりて弁当。存外に美味しかった。弁当後はジュンさんの解説その他付で星空を見続ける。流れ星は大きいのが一回見えたが、あと数回は見間違いのような気がしなくも無い。ともあれ久しぶりに流れ星を見られて良かった。解説を聞きつつ、星座知識を殆ど忘れていることに気付き愕然。プラネタリウム使って説明まで出来たのになあ…。カペラとヴェガはやはり綺麗だった。月も観察するにはもってこいの明るさで、クレーター含めて鮮明でした。
1時間ほど観測した後、2030くらいに山を降りはじめ、2244の飛行機にてホノルル帰投。久々に部活での山合宿を思い出せて非常に良かった。今度はご来光含めて数日滞在する形で過ごしたいと思った。その時には必ずあのジャムを買おう。いよいよ明日はラスト活動日。…アクティビティ終わったら、お土産買いにDFSかアラモアナショッピングセンターにでも行かないとなあ…。