教授の戯言

手品のお話とかね。

浪費反省会ほか@晩秋


▼いつもどおり行数節約版にて。しかし「旅行前後のテンション」+「仕事上小銭が入るという安心感」からの気の緩みは異常。今回ばかりは素直に反省したい。多分これ、10万円くらいヤッチャッテル気がしてならない。

▼「お札シュレッダー」 シュレディることにします。しかし今年のテンヨー衝動買いはちょっと異常。今までほとんど買っていなかった上、一つずつが安いのでついつい買ってしまうのが怖い。なおマイベストテンヨーグッズは「パンドラボックス」。異論は認める。 ▼「イリュージョンボックス」 イリュジョりたいので。 ▼「オリガミチューブ」 トポロジカル好きなのでしょうがない。あとディーラーさんにたずねたら「もう無いねえ」とか言われたのでネットで探すしかなかったんです、刑事さん! ▼「ミステリートライアングル」 三越のディーラーさんに負けた。7月に見せて頂いて凄く不思議だったんです。何かそれが4ヶ月ほど引きずった挙句これだよ。あとはそうさな、これまた菅原さんの作とか知っちゃあしょうがねえw ▼「小さくなるコイン」 KENYOさんのサイトテンヨー愛にやられた。ああいう愛を感じるサイトに憧れるのは、自分にはもう為し得ないもの・持てぬものへの絶望というか老兵の寂寥であらふか。届いてから毎日楽しんでいます。これいいわー。 ▼「さっかく定規」 この間菅原さんの演技が素敵だったのと、私のは実家のどこかで行方不明のはずだから。 ▼ゆうきとも「カードミラクルズ Vol.3」 マストです。昨今のMMLはカードマジック割合がやたら多くて正直たまに寝る(失礼)のですが、CMシリーズはなぜか楽しめちゃう不思議。 ▼「マネーゲーム」 解説書の「右手に高い方、左手に安い方を入れてください」のくだりが凄いなと思った。ありがちな解法ではあるがこれをやらないと、何か1/3で当たる偶然手品に見えてしまいそうだったので。 ▼「ソリッドカップ」 shadowさんととひさんの影響。が、あのワンカップルーティーンをやる気は特にはありません。 ▼「テレパシーボックス」 何かこれ使ったらちょっとずるいACAANが出来そうな気がしています。 ▼「チャイナサプライズ」 駄洒落好きなんだもの。想像以上にしっとりとした質感で「頑張って湯気出せないかな、これ」と思った。 ▼菅原茂「リングとリボン」 イベントにて。そりゃあ買うさ。買わざるを得ない。 ▼菅原茂「グリグリカード」 自分でやってみると、意外に力加減難しかったのは秘密。慣れの問題か。 ▼「クリスタルキューブ」 イベント後の居酒屋で買ってしまった。枕元に常備。 ▼John Bannon「Bullet after Dark」 なぜかアッシャーのレクチャー会にて(二川さんがたまたま持ってきていらっしゃった)。だってBannon好きなんでしょうがない。Search and Buy! ▼「バイツアウト100円玉」 同じく。YUSUKEさんが薦めるからいけない。決して忘年会で\50トリックと絡めてみようとか思ってないったら! ▼Lee Asher Lecture 2009 Vol.1 / Vol.2 同じく。まあサイン用とか記念とかそういう。ああ、そういえば菅原さんとか上口さんとかとひさんとか日曜手品師さんとかにもサインをねだってみるべきだった。・・・そういや一番身近な二川さんにサイン頂いた事、無いなあ…。(AHにサインを貰うという奇癖があり、そのためにAHのフォーシングデックを持っているのです) ▼「Fournier Deck Asher model (Green/Brown)」 デックです。あすぱらさんのところや、後輩君には評判がいいのですが、私にはちょっと硬すぎる気がします。同じ硬いのでもBeeとかは異様な撓りがあって好きなのですが。テンカイパームの出し入れについては物凄く良いです。ピシュッと出来ます。 ▼「Ketchup Routine」 バーとかでやる場合これは受けるだろうなあ。どうでもいいけれどこの店は入金確認と発送が遅すぎる。扱っている品物は割高だが結構独自性があるのに、海外のショップより配送遅いとは。Machida-Cityとはどれだけ彼方にあるのであろうか。 ▼「マイジョッキ1.2」 枝豆つき。ビールの入った生大ジョッキにミニチュアジョッキを入れてぷかぷか浮かすやつは、アイディアとしては面白いが、あれ実際に居酒屋でやったら引く。たとえ綺麗に拭いてあってもです。 ▼「Ring Flight Kurodaタイプ」 今まで見た中では機構は相当いいし、キーケース部分は一番まともだと思った。が、まあ値段相応程度のクオリティの革だと思う。あと黒田さんとは意見が分かれるのですが、個人的にはロック式の方が使い勝手がいい気が。やる直前までしまっておけば別に中で絡まって出てこないなんてことは起きないと思うのですけれども。もう一点書くなら、(これは柔らかい革である以上仕方ないのですが)、ポケットやかばんに入れ続けると"リールの丸い跡がつく"という欠点は克服されていないと思います。固めの何かを革とリールの間に入れておかないと。まあ、見せないサイドの話なのであまり本質には関係ないですが。 ▼「ザ・コメディローズ」 書かれている通り、プロの営業だとこういう分かりやすいやつがいい気がします。私は一部の隙も無いくらいアマチュアですけど。 ▼「ギャグは地球を救う」 こういうの大好き。山中で「迷ったな、ちょっと地図出して」とか言われて日本地図を出すようなギャグは、小学生時代に「かりあげクン」で学びましたが、これは地図帳を持ち歩かずとも軽くていいですねw ▼「恋の予感」 ソフビ製の鯉であります。しょうがない、こういうの大好きなんだもの。しかしキャラ的にお客様に恋の話はしないクチですのでひとまず机の上に飾ってあります。 ▼「通販生活 指輪deひも生活」 Bob Miller以降勉強していなかったのと、小林洋介氏がメルマガで触れていたこともあり購入。かなり網羅的で、ここから好きなものを組み合わせれば立派なルーティーンになりますね。私もちゃんと復習しよう…。 ▼「キャタクリズム」 凄く不思議なのですが、私のようにへらへら手品する人間はどう演技していいものやら要思案。 ▼「ワールド・ツアー」 誰かパウチッコ貸してくださいw ▼「シンクロニシティ」 くっ、危険な3千円台でしたが、これはセーフ。実現できる。グッドだと思います。 ▼「ブ・ウェーブ」 "日本ではビー・ウェーブといわれるようです"とFTのページにありましたが、まさにこれを買ったあたりで見ていた「Alpha to Omega」の解説中、タッカーが「ビー・ウェーブ」といっていた気がするのはヒアリングミスなのだろうか。 ▼「MC ナイフ・スルー・コート」 これを忘年会で出来るかどうかがある意味私の試金石といえなくも無いです。 ▼DVD「VDP(日本語版)」 先に書いてしまいましたが"不思議だが演技はちょい大変&準備すごく大変"、これに尽きるか。 ▼「言葉の魔法:マジシャンズチョイスの世界」 二川さんに教えて頂いたカードあてに、これの手法を組み合わせてみました。自分の中でこのトリックの理論武装には役立ったのですが、自分がこれ系統をやられて「マジシャンズチョイスではない」と思ったことって滅多に無い気がします。それがたとえどんな巧妙な言い回しであろうとも。これはやはり知っている者の目で見ているからでしょうか…。 ▼「マイクロITR」 浮かせたかったんです、色々。いや、むしろ手品熱にうかされていたのかもしれません、なんてな。誰がうまいことを言えと。 ▼「ドッツ・アンド・ダッシェズ」 欲しかったんです、数年来。シュナイダーのDVDのとはちょっと違うんですね、これ。 ▼Stephen Tucker「Alpha to Omega」 これは好き。かなり面白いと思います。言われればその通りなのですが、中々思いつかなかった…。なによりデモ映像だけだと技法の気配が感じられず、魔法みたいでした。 ▼Steave Fearson「Master Levitation System Kit and DVD」 フィアソン愛好者なので。その割に彼のマジック何もきちんとは出来ないですけどね。
あ、そういえばアッシャーとの懇親会で「フィアソン大好き」ということと、「アッシャーの昔のビデオでフィアソンが出てて爆笑だった(※)」旨を伝えたら「親友なんだよ」ということでした。アッシャーとフィアソンとは歳が一回りくらい違うけど、親友って言えちゃうのは凄いなと思いつつ、アメリカでは割とフランクに「あいつと俺はマブダチさ」とか言えちゃう文化なのかな、とちょっと羨ましく思ったりもしました。

※Lee Asher 「Five Card Stud」より。相手が下着姿に見えるスケスケメガネとか(よりにもよってフィアソンのパンイチ姿が作中で見られる)、超高速でフォールスカット出来ちゃうデック(しかもゼンマイ式)とかを作る変なハカセ役。しかも出発するアッシャーの車に撥ねられる役。なお当該ビデオそのもののディレクターも彼である。・・・確か。



shadowさんのエントリを読んでとひさんに現物を見せてもらったことを思い出したソリッドカップ。仕事を自主的に16時に切り上げてマジックランドへ。ソリッドカップとカードプレスを購入。shadowさんの記事の通りの話を二人でしていてちょいと笑えました。ていうか、木曜当日だったんですか、行かれたの。ママさんに「連日でこれ買いに来る人がいるなんて珍しいこともあるのね」とか言われましたよ。宣伝云々の話を伝えたところ「あら、ほんとに宣伝してくれてたんだ。お礼言っといてちょうだい、あはは!」とのことでした。少なくとも宣伝(私にはremindに近かったですが)により二つ売れてますよ!

▼ついでに自作カードを志している旨を伝える。ディングルの本についてる特殊カードは、その昔全部買ったら1万円は超えるようなものらしい(メイヴィンのハーマンのはそんなにしないらしいです)。 ハーマンの本の終わりのほうにある特殊ディヴァイデットカードを作るにはやはり印刷が最良だなという結論に自分の中では至ったのですが、「よくあるギミックカード作成法みたいなDVD通りに切り貼りで作ると、真ん中で違うカードにする場合、切れ目の線がどうしても入るじゃないですか」という愚痴に、ママさんから「もう、最近の人は何でも揃うから贅沢になっちゃって。昔のマジシャンはカード貼り合わせて使ってたわよ、2枚分の厚さになっちゃうようなやつよ」といわれてしまいました。「エー、でもそうすると真ん中に線入っちゃいませんか、どうしても」「そこをじっくり見せるもんじゃないからいいのよ!」「そうですかあ。あと足りないのはやはり表面の絹目加工ですかね」「んー、さすがにそこまでいくと印刷屋さんに頼まないとダメねえ…」 そこはやはり個人のパワーでは無理か…。
なお、作成前準備については「Magic Review   」「奇術師は電気羊の夢を見るか」の該当記事を参考にさせて頂きました。が、肝心のベーススプレーが届かないので作成は来週になりそうですが。あと仕上げスプレーはどれにしていいかよく分からなかったので、適当に全部注文した結果、家に仕上げ塗料が「光沢」「半光沢」「つや消し」3種が揃い踏み!・・・どれなんだろうなあ。 …あ! これ印刷で作るということは、インデックスの改変のみならずミクルを印刷したカードも作れ・・・冗談です(「自縄自縛」という言葉を唐突に思い出す)。

▼だらだら喋っていたらTONさんが帰ってきて、続いて入ってきたのがアッシャーでした。「お、久しぶりだね!(握手)」「え?あれ?帰ったんじゃなかったんですか?」「まだだよー。日曜(29日)に帰るけどねー」「そうだったんですか。あ、写真まだ送ってなかったですね、スミマセン」「OK、楽しみにしとくよー。じゃあ、またね。9年後に」「ってまた9年後かよ!w」 ということで合掌をするいつものポーズをして即座に去ってゆかれました。何処へ…。