教授の戯言

手品のお話とかね。

久々にコイン触ったり

▼あれこれ手を出すよりも、数こそ少ないが磨きこまれたレパートリーを作った方が良いに決まっています、という持論。なのですがつい浮気してしまうんですねえ。手品グッズ購入禁止令を出した方が良いやも知れません(毎度の話)。大丈夫、「Rewind」も「Window」も我慢しています。というか特に「Window」は買わない気がする。ストーンの新作DVDも特に今は買わなくてもいいかなという。トミワンの字幕入りバージョンDVDはやや欲しいかも。「きょうじゅくん!今こそ本当の手品を探すのじゃ!(CV:藤本譲)」「奇皇さま!よーし、手品探し、10番勝負!(CV:高山みなみ)」という感じで、味っ子っぽく。何となくポケットリングとコインあたりは避けて通れぬ道な気がする。



▼箱根でポン太さんに薫陶を受けたので、"今まで大してコインマジックもやった事の無い自分に「SICK」とワンダラーと、同サイズのチャイニーズコイン1枚ずつを与えて、1ヶ月間そればっかりやらせたら果たしてポン太さんの2割くらい出来るようになったりするのか"というのをひとりで企画。
早速ワンダラーと、同サイズのチャイニーズコインを調達しスペルバウンドに挑戦。

…。
……。

1時間の練習では、あれは実現できないと言うことだけは分かりました(なんか烈海王に「貴様はコインマジックを嘗めたッ!!」とかぶちのめされそうな発言)。いや、1ヶ月間やっても出来る気がしません。たまたまお会いした二川さんが「僕の演技スタイル的にはちょっと合わないっていうのもあるけど、純粋に難しいよね、これは」と仰る始末。…二川さんがSICKやり始めたらカッコイイと思うんですけどねえ。もにゅもにゅ消えるルーティーンから、いきなりぬるぬるびしばし出たり消えたりする感じで。まあそれはともかく、自分が思っているよりかはワンダラーでもリテンションバニッシュ出来ていた模様ですが、1枚をリテンションバニッシュするのと、あのルーティーンが出来るのかってのはもう全然別次元の話。
という流れで、なんかこうまた無意味にギミックコインセットを買いたい欲求。自分のしたいコインの現象を整理すると、「ガートナーのコインアセンブリみたいなもの」「3FLY」「交換現象」という感じで、3in1とかそういうのがいいのかな。ジョニー・ウォンだのスクールクラフトだのなんちゃらセットみたいのを買ってニヤニヤしてればいいのかしら。完全にギミックで実現できる不思議があるなら、10万…いや、5万までなら!(やや弱気)
それにしても、「いや、コインはあんまり触ったことないんで…」とかいいながらSICK完コピ演技を繰り出すとか、物凄くやってはみたい。何でかって…そりゃあなんかカッコ良さげだから!w あと手品っ子の集まりで「コイン貸してください」とかいうと間違いなくリバティとか出てきそうなので、そこにこっそり自分のギミックを加えたら凄いこと出来る気がする。「え、え?レギュラーしか貸してないのに!?なんで!?」みたいな。「ふふ、お客様に"コインを貸してほしい"とは言ったけれど、"お客様のものだけを使う"とは一言も言ってないわ!」「と、酉乃くん…?」なんだかジョジョ的展開。



▼今更ながら、いや、前から好きではありましたが「11ビルトリック」って凄い面白いですね。この完成されたトリックに、更に鎖付きのブルドッククリップを使うような手順で、不可能性に加えてコミカルさを増したカップスのセンスはやはり卓越している。カウントと演技だけなら私でも出来そうですが、あのほんわか空間を作り出すことは難しかろうなあ…。



▼で、結局メモライズドデックというかスタックは何がいいんですか、皆様。無責任に教えてくださいという話。「順番に規則性は無いが、憶えれば分かる」「フェイスをみれば枚数目とか前後が分かる」「計算で枚数目が分かる」「数理的特性(対称とか)を持つ」とか、乱暴に言うとそんな分類ですよねえ。
タマリッツ・アーロンソン・サイステビンス・ブレイクスルー・K-system・M-Deck・紀良システムとかその辺が有名どころ(私が知っているレベル)な気がしますが。ちなみに二川さんからは「んー、じゃあ、サイステビンスですかね」というお言葉を頂戴。そもそも"並びが分かりやすいから"ということで敬遠されがちですが、サイステビンス知ってるような観客は、総じてDLとかパスくらいは知っている人ですよね…。
メモライズドデックは、カードあてより予言に適している気がしますが、あとはポーカーデモンストレーションとかでしょうか。ただ、正直ポーカーデモンストレーションは個人的にはあまり好きではない上、日本で演じる上ではなじみが薄くかつ冗長と思うなあという問題発言。いまだにストレートとフラッシュってどっちが上だったか迷うレベル。ただ、今までの経験上、最後に全部揃うとそれはもう受けますよね。で、結局何がいいんですか、識者の皆様。けちけちしないで教えやがれです。「何か一個くらいは覚えておいたほうがいいけど、使わないよなあ」ということで数年経過している有様なんですけれどもw



▼とひさんが来た!(NHKダーウィンが来た!」風に)。お互い「僕の秘蔵映像をくらえ!」「何のアタクシだって!」ということで色々見た&見せた。私からは中国旅行時の「変面」。面が外れるのはよく見るが、私がお見せしたのはノンカバーで面を付けるというやつで、これは中々不思議がっていただけた。正直、私も何がどうなっているのか理解できない。
とひさんからは京都の変態の人とか、京都のドクターとか見せて頂いた。特にドクターネオ、やばい。ドクター超カッコイイ!なんか名前的に悪の科学系幹部っぽいけど!萌えでもなく萌げでもなく、蕩れです…っ! 何だろう、本業ではないのでプレゼンについては改善点もあろうという気はしますが、昨今のいわゆる"手品で食っている人"より断然うまい気がする。そりゃああんな映像で洗脳されたら、とひさんみたいなのが出来るのは何となく理解できました。(私のコイン素養が浅いからというのもありますが)ナニがドコから湧き出しているのか本当に謎。
うまいというのは「何となく方法は分かるね」という感じですが、ドクターのは「素でまるで分からぬ」です。カラーチェンジングナイフの時など 私「うわあ、スリービングですかあ、全然分かりませんねえ」 とひさん「え?いや、トピットです」 私「え?」 などと久々に恥ずかしい勘違いw もう私はなに見ても「糸か磁石かTPでしょ」とか言い張る子になります。
そのあとは自室にある撮影グッズでコインマジック数種と、リクエストでシリンダー&コインを撮影させて頂きました。ありがとうございました。そのうちDVDに焼いて差し上げます。なお以前見せて頂いた映像より、昨今の方がテンポ的に私好み。とひさんは演技の時もめがねの奥が笑っていない気がするw ということで今度コイン教えてくださいね、マニアックじゃないやつを。…ああ、それはとひさんには無理か(問題発言)。なお当方は、マッスルパスとCPはナントカイケルレベルですが(棒読み)、コインロールやバックピンチポジションへの移行、シルベスターピッチとかはできませんし、ポン太さんのあれはさしあたってあと10年は無理なレベルです。ぜひw

「そういえば、酉乃の手品ですけど」「ああ、手を捩じ上げられちゃうやつですか」「どんな手品なんですかねー。相沢先生は具体的に何かの手品を想定したのかなあ」「…解析してみましょうか」 という流れで悪乗りした二人は、そそくさと「午前零時のサンドリヨン」を引っ張り出し、本を開いておけるスタンドにわざわざあのシーンを固定、あーでもないこーでもないと始めました。
「赤黒のDBとか使いましょうかね」「はいはいー、色は黒と赤でしたっけ。デックはたくさんありますよー」「うわw」 「ああ、確かにそれならこんな感じに…あ、でもラスト、飯倉さんに渡しますよね」「そうですね。となるとあれか、エンドクリーンタイプか」「ですね。酉乃はこういうトリッキーなギミックは使わない気がします(名言)。そうするとそうではなく余計なカードは、最後に発覚するあれだけか」「じゃあ逆算するとラストにボトムコントロールで…」



<<<30分後>>>



とひさん「こうか、これでどうでしょ」 私「拝見」 とひさん「ねー、飯倉さんー。トランプのカードの中で、仲間はずれなカードはなんだと思うー(棒)」 私「ズコー!」

(中略) 

とひさん「広げてみてー(棒)。もうスペードのエースはー、元通りにー (棒)」 私「ばっかじゃないの!今デュプリケートをパームしたわね!」 がしっ!(そこまで発言が少なかったので無駄に感情のこもった演技) 
「おー、できましたね!」「すばらしい。手品はともかく、もう少し台詞を暗記しないといけないですね」ということでサンドリヨンズのあほ活動でした。他人の奇術の記述(駄洒落)だけから手順を構築し直すのって、意外と大変なんですね…。あ、大体はとひさんが頑張ってましたけどw 私は物事頑張れない子なのでしょうがない。
なお、この現象、これ自体を見せられるだけならともかく、作中の通り"手品を交えた説諭"などされた日には、飯倉さんでなくても怒るというか、私でも絶対言うこときかないw ダイスマジックも見せて頂きました。3連ギミックいいなあ。片付け大変そうでしたけどw

とひさん帰宅後、寝る前に酉乃手順をさらって、「ああ、ここ、こうしたいなー」とか思ったりしたけれど、これはそういうことじゃないですよね。すみません。「酉乃はこんな手品しない!」ということで、極力無駄ギミックを排してスライトベースでナントカする作品と相成りました。相沢先生作品集(短編小説集ではなく手品の)発刊が待たれます(嘘)。あ、でも作中手品だけを集めた同人誌は作れますね。…著作権は無いけど、道義的にアウトか。



▼自作ブックテスト。
【現象】 5冊の適当な雑誌を取り出し、観客に1冊どれでも好きなものを選んで頂きます(フリーチョイス)。観客にサイコロを二つ渡し振って頂き(レギュラー。お客様に脳内で振って頂いても良い)、出た目を使ってページを決めます(たとえば、2と4だったらp.24でもp.42でも。2x4でp.8でも、2^4でp.16でも何でも構いません)。演者はそのページの内容をぴたりと当てます。



どうです、不思議でしょう?(どこかで見たフレーズ)

















【方法】 方法は非常に簡単。なんと"5冊の雑誌の全頁を暗記するだけ"でこの不思議現象が実現できます。という、発想のコペルニクス的転回。

…あ、サイコロの場合は出る可能性のある特定のページだけでいいのか。これはさすがに奇術家に怒られる類のマジックですかねー。無論「まず、あなたのお好きな方法で5冊の雑誌の全ページについて、ページ数と内容を紐づけて暗記してください」的文章から解説スタート(そしてそこでほぼ説明内容は終了)。

自分がレクチャーノートを書くとしたら載せようかな、野島さんのLN「最近ののじま」にあった「バカアンビシャスカード」のような、ブレイクコラム的な位置づけで、というブックテストでした。しかし書いてみて思ったが、ショップの書き方ってこのレベルの現象説明ですよね。信用問題になるからやらないだけで、1回の売り逃げであれば2万円くらいの値付けでも、うっかり手を出してしまうマニアの方、いそう。しまった、やってみれば良かった。



▼「涼宮ハルヒの消失」2回目
本当に唐突に休みたくなったので無意味に有給を取ってみたけれど、やはりというか昼に起きたのでとりあえず池袋へ。すた丼→ハンズ物色(チャイナリングを今更買ってみようかどうか悩んだがやめた)の後、雨が降っていたので雨宿りに入ったところがたまたま映画館で、たまたま15分後にハルヒの映画が上映で、たまたまチケットを買って入ってしまっただけです。断じて雨宿りです。久々にサントラ聴きまくっていたら「あれ、この曲、どのシーンだったっけ」となったからじゃないです。

長門はどちらも かわいいんだなあ。 みつを


涼宮ハルヒの憂鬱コラボCM ACUO 「ブティック篇」 30秒版
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例のロッテのハルヒCM、茅原さんはあの「にゃん」の一言を言うためだけにアフレコに臨んだのだろうか。それにしてもひと鳴き幾らという観点にすると、もはや江戸家猫八師匠クラスw さて、ACUOを買って猫を探しに行かないと。え、いや、チェンジマジックのためですって。違うよ、長門が3人いたらいいなとかそういうんじゃないったら。



■【手書きルパン】ACUOのCMをカリオストロに書き換えただけ。
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それをルパンキャラに換えたものですが、"だけ"ってレベルじゃねーですw 違和感の無さに脱帽。



■【手書きルパン】 ルパン三世でef二期OP 【完成版】
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TVSP「ワルサーP38」のヒロイン・エレンは、篠原さんの声も相俟って私の一番好きなヒロインなんですよ、はあ、いいなあ。それはそうと消える直前上を仰ぐ次元カッコ良過ぎ。

■比較版【 Lupin × ef - a tale of melodies. - OP parody 】
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