教授の戯言

手品のお話とかね。

第6回スピリット道場 カードの巻

▼「いままで手品に関してかなり我流でやってきているのですが、たまにはちゃんと根本的なお話を伺いに百瀬さんのイベントに行ってみようかなーと思ってまして」ということをサークル活動後の居酒屋で言ったところ「へえ、じゃあ二川さん、私らも参加しましょう」と悪乗りを始める酔いどれ各位。「じゃ、きょうじゅさん、申し込みお願いね。"知り合い3人連れて行きます"ってだけ伝えてくれればいいから」「は、はい。じゃあ連絡しておきます」という流れ。5/8(土)、王子の会場へ。
会場で、私の後ろから唐突に登場する二川さん。大久保さん「え…?二川さん…?」 二川さん「どうも…」 私「はい、知人です♪」という、予想通りの一連。大久保さんの反応が面白かった。すみません、幇助はしましたけど主犯は私じゃなくて歯医者の先生ですw あんなこと、もうしないよ(世界まる見え風)。多分。 
最前列に相沢先生を発見。「毎度毎度よくお会いするけど、東京近郊の手品イベント全部出てるのかな」と思いつつ、そういう会場で毎度毎度先生に会うということは、裏を返せばもしかして私も…とか思いはじめ、ざわざわしたので最初から何も思わなかったことにする。
なお行きがけのエレベーターで百瀬さんと乗り合いになり、「あれ、(二川)先生。今日なんか手品でもあんの?」「ええ、なんかそうみたいです」「やめときなって、きっとつまんないよw」「そんなこと言わないでくださいよw」という変なやり取りもあったことを付記。



▼百瀬さん「じゃあまずは、何か聞きたいこととかあれば」 相沢先生「ダブルターンオーバー!」 百瀬さん「最終的には唾つけとけw」 のっけから百瀬さんの一番こだわりありそうなところキター。ブレイク→ダブルカードスライド→ワンハンドでの回転→ダブルカードディスプレイ→テンカイチェンジ について色々と。パームについて→ヒューガードトップパーム→パームトランスファー→サイドスチール→カードスローイン

当然、どれ一つとってもその場でできるものは無いのですがw 「フラリッシュは大いにおやんなさい。見せるためでなく、スキルの修練のために」「各自で手が違うんだからベストポジションなんてのは人それぞれ」「気配を感じさせてはいけない」などなど含蓄あるお言葉。

ダブルカードをテンカイチェンジのポジションまで持っていくものはかなり出来るようになったような(そういう手品をするかどうかは別ですけど)。しかしダブルカードって本当にずれますね。確実性を重んじる私としてはワックス使用に逃げそう。私含めて、はっきり言って大抵の人間のマルチプルリフトなんてものは、手首掴もうと思えば掴めるようなもばっかりだと思いますけどね (…"ダーティーワークを見破ってダメ出すこと"を"手首を掴む"という表現をするのは用法として正しいのかな?) と書いた後で、マジシャンがデックの上でカードをひっくり返したら、もはや見破る見破らないを抜きにしても、7割以上の確率でマルチプルリフト扱いでもいいような気がしてきました。

ヒューガードのトップパームは私の中で「非実在手品技法」扱いだったのですが、出来るものなんですねえ…。とはいえ、私は指の長さの問題で物理的にパームポジションへの引き込みが難しいのは変わらずです。悔しいなあ。

サイドスチールはかなり実用性の高い技法だと思うのですが、私はこれの我流っぷりがひどく、中々うまくなぞれず。トップパーム・ボトムパーム・サイドスチール、リムーブ技法はこの三つを研ぎ澄ませば大抵のことは出来ます多分。ボトムパームは本当に活用しがいがありそうなんですけれども上手くなりませんね…。カミンスですらなんか怪しかったりするので、完全な形での実現はいずれにせよ難しいのでしょうけれど。

私は早く「技」は無用、の境地にたどり着きたい、という逃避w


                                          • -