教授の戯言

手品のお話とかね。

登場!普通とマニアと幼女

▼某所で冗談として出したんですが、やる夫シリーズっぽい「手品に手を染めてみたいと思うんだけど」とか書いてみたいですねえ。
例:
・手品系男子(手品を少々やっている一般的手品感性代表)
・該博なマジック知識を持ち、演技もきわめて上手いが、異様に捻くれた物の見方をするどマニアおねえさん(マニア要員。同属嫌悪のためマニアは嫌い。勘違いっ子にも容赦が無い)
・幼女(やばめの話を子供の純粋な目線ということで心置きなく代弁させる駒)
などの3人が織り成す、ハートフル(ボッコ)ストーリー。



「ダブルターンオーバーはこう、本をめくるように軽く横からね。昔あったのはこうやって縦に返す方法なんだけど、それはダメだよ」 「ん?いま何て言ったの?」 「え、縦に返しちゃダメだよって」 「…何で駄目なのよ」 「え、あの、ほら、普通にカード返す時は縦に返す人いないですし…」 「は?いるわよ、縦方向で綺麗にターンオーバーするマジシャンなんてゴマンと。ヨーロッパのナイトショーとか行ってみなさいよ、幾らでもいるわ。まあ、キミが言うんならいないのかもしれないけれど? キ ミ の 中 で は ね !」 「う、うう。で、でも『新版 ラリー・ジェニングスのカードマジック入門』にそう書いて…」 「じゃあ何、キミは加藤なりジェニングスなりが"手品なんかやるやつは死んだ方がいい"とか書いてたら死ぬわけ?」 「お兄ちゃん、うのみなの?しこうほうきなの?まつだ本のまごびきでえらそうにかたるの?」 「うああああ」  という(敬称略)。書いてみると誰得。

(コインマジック後)「わあ、おにいちゃんすごいねー。おてての中がたまにきらきらしてたねー。きれいだねー」「うああああ」 書いてて切ない。

「この人がきょうじゅさんです」 「どうも」 「ああ、あんたが。言っとくけどあんたが思うようなレベルでクロースアップの上手い美少女マジシャンは『Gamble Fish』の月夜野くらいしかいないわよ」 「待ってくださいよ!『バード 砂漠の勝負師』を忘れないで!」 「あれはバードが凄いんじゃない。沙良は良くてマーリンくらいかしら…酉乃よりパフォーマンスがうまいくらいのレベルだと思うわ」 「な、なるほど。納得できる…。しかしあなた、よりにもよって『マジックマスター』ですか…」 「黙りなさい。『魔少年』の話題とか出すわよ?」 「出るんだ…」 「はあ、それにしても私の経験上、マニアはおかしな奴がホンット多いわ」 「え、でもどんな業界だとかに限らず、マニアって概ねそうでしょう?」 「この業界は特に、よ!知的優位でも感じてるのかしら。ぷふっ、よりにもよってあんなおゆうぎレベルのてじな?でw」 「ヒドスwww」 「あんたもよ」 「ぎゃふん」  な、なんだかモニタがぼやけてきやがるZE…。

「言葉のナイフが肺腑を抉る、痛怪手品ショート!」を読んで、「なんだろう、この胸の痛み…」という方が、私以外にもいますように。「これは…胸キュン!?」「どうなんですか!」「教授!」「狭心症だよ!」(絵・略)  (続く)