教授の戯言

手品のお話とかね。

まさかの続き

酔ったイキオイで。

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「やれ"あの手法の方が革新的"だの、"あいつのパフォーマンスはダメだ"だの、相変わらずギスギスしているわね、マジック業界は」「みんななかよくするのがいちばんだって、せんせいがいってたー」「本当よねえ」「あれ、珍しいじゃないですか、平和的な意見なんて」「…どうせ大体低次元なんだから…」「うああああ」



「ゆにーく!ゆにーく!」「お、難しい言葉を覚えたんだねー」「おねーちゃんがね、さいきんてじなみるたびににこにこしながらゆーのー」「へえ」「どーゆーいみー?」「分からずに言ってたのか(笑)。えーと、ありきたりじゃなくて…、そうだなあ、その人ならではの演技とかアイディアで面白くて凄いねー、ってことかな」「そっかー、じゃあすごいいいってことなのー?」「そうそう」「でもおうちではじゃあくなえがおで"もちろんわるいいみでね♪"、ってゆってたよー?」「うああああ」



「いやあ、この間パーティーでマジックやったんですよ」「みんなもすごいねーふしぎだねーってゆってたよー」「へえ、凄いじゃない、良かったわね」「へへ。まあざっとこんなもんですよ」「でもおにいちゃん、まじっくのあとはずっとひとりだったねー」「!!」「…やっている時は耳目を集めるけれど、マジックが終わったあとは手持ち無沙汰で、知り合いもなく、コミュニケーション能力にも乏しいしで、立ち尽くすマジック愛好家…か」「おいやめろ、…やめてください…」



「んー、見えるわ…赤い…数字の…。ハートかしら。…ハートの6ね、間違いなく。ああ、返答はいいわ」「な!なんで!?あんなに混ぜたのに!?」「ふふっ」    <数日後> 「おねーちゃーん、このとらんぷ、このへんのもようがすうじにみえるねー」「そういうトランプなのよー。いやー、スライハンドバカにマークトデックのカード当てとかすると、面白いように引っかかるわよ、あっはっは」「ばくしょうだねー?」「爆笑ってのは大勢で笑うことだから使い方気をつけようねー」「へー」「これはただの"嘲笑"っていうのよー」「へー」



…誰得。