教授の戯言

手品のお話とかね。

Yuki Kajiura LIVE #7 "FICTION"



2011/06/29(水) at [渋谷・NHKホール] 19:00-21:30
信者なのでそりゃあ行くのです。当日は家で仕事をしてから私服で向かったのだけれど、その日初めて梶浦ライブに行く友人は仕事帰りでスーツ姿。このクソ暑いのに。元々サントラマニア仲間で、梶浦曲もかなり聴いてる人なので、まあ大丈夫だろ、ということで。


梶浦ライブって、観客がイマイチ弾けてない所が逆に好きで、いわゆるお約束、一見様お断りな雰囲気が皆無なのがイイのです。観客側がオタ芸を打つこともなく、腕振り上げるくらいだし。が、最前列あたりのコアなファンと思しき男性は左右の腕を使い分け、しかも指先までピシッと伸びてて、釘付けになった。かっこよすぎw



やはり生で聴く歌姫ズの声は最高でございました。途中ゲストでフルートの赤木りえさんが登場。寡聞にして存じ上げなかったのですが、これがまためちゃくちゃカッコイイ。フルートって、あんな音出るんだ、と驚愕。そしてその流れで"sis puella magica!"ですよ。えーと、まどマギのいわゆる「営業のテーマ」です。これは震えた。他でも読んだが、こんな雰囲気で迫られたら契約しちゃう。少しはさんだところでまさかの"Credens justitiam"(つまりあれです、「もう何も怖くない!」というか「マミさんのテーマ」)、これはサントラだと100秒ないくらいなんですが、ライブバージョンということで200秒くらいのアレンジに。これがまたカッコ良かった。生コーラスと、それに負けないフルートで、いつもステージの音色としては今野さんのヴァイオリンにハァハァしていたのですが、もうなんというか、…フルート超・面白カッコイイぜ!(やや時代を感じるキメ台詞) はっ…イカンイカン。"I reach for the sun" "maybe tomorrow"のコンボは反則的にロマンチックだった。



今回アンコール入る前がちょっと違ってて。いや、「「「アンコール!」」」コールの合間に「そーれ!」と合いの手を入れる変な人(褒め言葉)がいなかったとかそういうことじゃなくて(個人的にあれ大好き)、「stone cold」のPVを流してたんですね。出、PV開けに生歌で、という。会場で初めて聞いたのですが、疾走感たっぷりのえらいかっこいい曲でした。7月半ば現在、"中毒になる動画"のせいで延々と聴いています。さておき。もう色々良かったし、今回は席も前の方しかも真ん中に近くと場所にも恵まれ、全般的に素敵な一夜となりました。次のライブが楽しみです。



なお途中からはさておき、序盤隣の友人をちらちら見るにそんなにノリノリに見えなくて、「あんまヒットしなかったかな…?」とか思っていたのですが、終わったら目を輝かせて、「マジ良かったよ!次も絶対行くって。いつ?」とか大興奮であり、紹介出来て良かったと思った次第。梶浦ファンは行動ではなく、心の中ではしゃぐのですw BDはいつ出るんだ、全く。楽しみだなあ。



帰り道、「俺、結婚式で"I reach for the sun"で入場とかしたい」とか友人が言っていたが、以前のライブで梶浦さんが「自分の葬式でかけたい曲はなに、という質問があって、私は自分の曲は絶対使いたくないですけど、でもあえてというなら"maybe tommorow"ですかねえ」とか仰ってて、連続する2曲で人生の2大イベント消化できてて笑った。あとどっちかというと"I reach for the sun"は退場時向きだと思った。

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【セットリスト】01.lotus/02.E.G.O./MC1/03.I swear/04.jubilee/05.March/06.blue clouds/MC2/07.sis puella magica!/08.my long forgotten cloistered sleep/09.forest/10.Credens justitiam/MC3/11.eternal blue/12.時の向こう 幻の空/13.花守の丘/14.空の境界メドレー/MC4/15.heigen/16.the image theme of Xenosaga II/17.I reach for the sun/18.maybe tomorrow  〜アンコール〜 *stone cold PV映像*/19.stone cold/20.zodiacal sign/MC5/21.Parallel Hearts/MC6/22.sweet song