教授の戯言

手品のお話とかね。

最近の徒然

▼全 世界待望(?)、遂に出ましたね、こざわまさゆきさんの2nd作品集「Incomplete Works2」。


部 分的にしか読めていませんが(昨日買ってきたばかりなので)、前作に載せていなかったオキトボックスを使ったあほアセンブリ(褒めています)「オキトリックス」が載っているのを見た時は電車の中で笑ってしまいました。

う わさによると最近何を思ったのか手品皇帝を名乗られているそうで、「横山光輝三国志」の曹操的に言うとこんな感じですか分かりません。



そ ういえば箱根にも行かれるとの事だったので、手品生活が充実してそうで何よりです(私は今年は仕事のため参加できず。行かれる皆さん、楽しんできてくださいね)。




▼こ の前仕事の都合で3週間ほど米国はカリフォルニアにいたのですが、たまたまその中の2日間、半年に1回行われるマジックの大会:Hollywood TYMCが近郊のホテルでありまして、手品をしない同僚たちに誘われてのこのこ行ってみました。同僚ズは私が手品をすることは全く知らないので、中年男性がストローリングっぽく見せてくれたごく普通のアンビシャスカードなどで「うわ!おい、きょうじゅ見たかよ、これすげえ、TVで見たアレだ!初めて生で見た!」とか「えー!なんでー!?」とか大変驚いた様子で、こう書くとアレですが、何だか微笑ましかったです。


ち らっと見る限り会場内では100人くらいのマジシャンが色々な場所で演じ合ったり、我々のような一般参加で遊びに来た人たち(多分全部で300人くらいいたんだと思います)を沸かせていたりして、中々活況を呈していました。「たまに生で手品を見るのもやっぱ楽しいな」とか思っていたのですが、以前とあるイベントで知り合ったHeuerさんとAgnesさん(両者趣味でマジックをやっている30歳くらいの男女)が偶然いて、「あれ、きょうじゅじゃないか、ステイツ来てたのか。お前は何やんの?」とか言われるという不意打ち。同僚の手前「あ、え?わ、私手品とか知らないです」と言ったのですが「何よく分かんないジョーク言ってんだよ、デックも無いのか?ひとネタコンテスト(ア・ショット・トリック・なんちゃらとかなんかそんなタイトルだった気がする)やるから出ようよ!」「え?あれ?私?あれーーーー?」190cmオーバーのHeuer氏に腕を掴まれるともはや抵抗のしようも無く、半ば引きずられるような形で会場の一画、コンテストブースへ。同僚は何でも"きょうじゅが知り合いっぽいアメリカ人に拉致され、手品を無理やりやらされる普通の観客"をやらされるのだと思ったそうで(ややこしいこと考えつく同僚)。


ラ ンディ・ウェイクマン似の彼に押し付けられたデック2個しか手元に無いし、英語も流暢に喋れませんのできついなあと。とはいえ「な、何もできないです」というのも場の空気的に寒いので、以前考えた「4人の観客が選んだそれぞれのカードをデックに戻してテーブルに置き、別の4人にバラバラの数字を言ってもらって、先ほどの4枚をそれぞれの数字の所から出す」というのを頑張ってみまして、それなりに場は湧いてくれました。多分半分くらいは英語が変だったからだと思いますが。


も どったら当然「えー、なに、凄いじゃん、手品できたんだ」とか同僚にバレた上に「この子、日本でマジックのブログやってるでしょ?」とか余計なことを言い出すAgnes。Agnesに「まあ、余計なこと言うものじゃなくってよ」と、ひとチョップくれてやったあと、少し雑談していたら数人の若者に囲まれまして。「さっきの中々面白かったよ!あれは誰のトリックなの?」とか聞かれたので、一応自分で考えたんですけどと言ったら「そうなの!?どこかに発表したのか?何に載ってる?」と。「いや、今のところ日本でも発表してないですけど、やり方説明する?」「いいの?」「ええ、構わないです」「じゃあ、その前にあっちにマジシャン20人くらいいるからもう一回やってみせてよ」「…準備するからちょっと待ってね」 のような流れでマニアの前でまたやらされ、今度はマニアにありがちな「ほう…」的な反応で。でそのあと10分くらいで方法を説明した所、演技の時より断然食いつきが良かったことになんか複雑な気持ちになるw 原理を幾つか組み合わせたものなので、スライハンドは必要無いというのが良かったのか。その内出そうかと思っている同人誌には解説予定。埋め草としてw


う れしいことにコンテスト結果は5位で、30人ちょっといた事を考えると、大変ありがたい感じでした。なお賞品(賞金?)みたいなのは1位だけで、2位と3位の人はカラフルなデックのセットとかもらってましたね。コンテストはそんな感じだったのですが、会の運営の用意する特別賞みたいのがあって、「なんかちょっと面白いひとネタレクチャーをやってくれた飛び入りの子」みたいな感じで、ベスト・パーソン賞とトロフィーを頂いてしまいました(画像参照。缶コーヒーは大きさ比較用で賞品ではありません)。ミニレクチャー見てくださっていた中に、運営担当のマジシャンが多かったっぽいですけど、やっておくもんだな、と思いました。この調子で数年内に二川滋夫賞とか取れるように頑張ります。……適当にw



そ ういえばこの3月までの四半期は実は結構色々買っているので、近日中に感想でもアップしてみようと思います。結構当たりが多かったです。オメガ・イクスチェンジも買いましたよ!「私は、欲しいものは何でも手に入れる主義でね。手品本も、手品グッズも」 ……手品関係だけか。