教授の戯言

手品のお話とかね。

マクロスフロンティア劇場版

▼最近映画に行き過ぎな気がしてならない。そもそも映画は好きではないはずなんですけれども。
本来の今日は有給休暇をとって「女性と一緒にねずみの国に行き、クリスマスパレードを見たり振られたりする」という算段だったのですが、予定は未定であって決定ではなく往々にして変更があるもので、実際はというと「朝からPC内のデータ整理と洗濯に追われる」「台所近辺について、先日食べた鰊の糠漬けの臭いが取れなくて泣きそう」という、実に私らしい所帯じみた展開。そして夜はサークルの男友達とマクロスフロンティア劇場版「イツワリノウタヒメ」を観に六本木ヒルズへ行ってしまった、と言う現実。相変わらず映画館の中のぼったくり価格はうんざりではあります。何であれはこのご時世でも許されるのであろうか。会場は「カイジ」より空いていました。興業大好評と聞いているのですが大丈夫だろうか。…おしゃれタウン六本木でアニメ映画を観るのがそもそも間違っているのか。

▼本編はかなり楽しめました。劇場向けというか、動きと音響の迫力が素敵。序盤は本編の再構成っぽく、中盤以降はもはや別作品というパターン。ヱヴァといい、最近こういう手法流行ってるのかな。ともあれ人類にあのレベルのコンサートが開けるようになる時代はいつ来るのだろうかと楽しみではありますが、私の存命中には来ない気がします。…そういえば私、歌手のコンサートって中島みゆきのコンサートしか行ったこと無い気がする…。まあ中島さんはともかく、シェリルのコンサート行きたい。あー、本当にシェリルもランカもいい子だ。本編に続きルカ早速退場かとドキリとしましたが、生きてて良かった。スター納豆とかダイクマっぽい曲とか代ゼミっぽい歌も良かった。早く聴きたいのでサントラが早く出ますように。また本編を見直したくなりましたよ。

終演後、一緒に行った友人に「いやあ、後編はいつなんだろうね」と言ったら、そもそも後編あることを知らなかったらしく、「そう、後編があるんだね。初めて知ったよ。予告が入るまで、なんてダメな状況で終わる映画だ、とか思ってたよ」などという発言。「いや、後編があるならいいし、面白いと思った。これで終わりっていうならもう、ねえ」 そりゃあ、あれで終わってたらちょっとダメでしょうね。しかし彼は自分で誘ったくせにリサーチが足りない気がするw 後編はどうも2010年の秋のようですが、アニメ映画はせめて半年くらいで続きをお願いしたい…。ヱヴァが待たせすぎだとは思うのですが。レッドクリフくらい早いといいんですけどねえ。なおこの友人からは、来年1/23からの「Fate」の映画にも行くことが決められているのですが、私ゲームはやったけどアニメ見てないんだけどなあ…。

▼空腹だったので、二人で日本撤退が決まってしまったウェンディーズへ。退屈しのぎに例の「手を組んで左手指の腹と右手の甲が見えている状態を裏返しても、なぜか指の腹と甲しか見えない」アレを見せると本気で驚かれる。この友人と言うのは手品経験者なのですが、二週間ほど前に私の自宅に来た際、やる手品やる手品を見破り、私の自信を完全に折った男なのです。その彼が、自分がギャグとしか思わなかったものでこんなに驚くのは物凄い癪です。ぐぐ…っ。いや、二川さん直伝のやつとかは完全に成立させましたが、テンヨー製品がほとんどアウトだったのです。「小さくなるコイン」に至っては「面白グッズとして見せるのはいいけど、手品としては見せない方がいいと思うよ」とか言われて正直へこみました。私の見せ方か!見せ方がいけないのか!キイ。 

奴「今度彼女が君の手品を見せて欲しいって言っててさ」 私「はあ?自分で見せればいいじゃないよ」 奴「ハッハ、僕がいまさら人に手品なんか出来ると思ってるのかい(彼は学生時代はステージマジックメイン)」 私「知らんがな。なんか簡単なの見せて、「わー、すごーい!どうなってるのー!?」「はは、こんな程度の奇跡は(すっと相手の目を見据えて)、この広い世界で君に出会えた奇跡に比べたら、大海の一滴にすら及ばない、取るに足らないようなことなのさ」とか手を握りながら言ってやればいいじゃないよ。で、もう「すてきー、抱いてー!」でしょ」 奴「言えるか、そんなのw」 まあなんか悔しいのでこのあいだやり損ねた「アニバーサリーワルツ」をやってやる覚悟は完了。