教授の戯言

手品のお話とかね。

2019-01-01から1年間の記事一覧

Roberto Giobbi『Card College Lightest』日本語版

ロベルト・ジョビーの『ライト』3部作の締め、『カード・カレッジ・ライテスト』、ギリギリ年内で完成です。ついにシリーズ完結いたしました。やったぜ! magic.theshop.jp なお2019年末まで限定ですが、以下のクーポンコードを入れると(ライテスト以外も)…

『ネモニカ学習帳』

『ネモニカ学習帳』 皆さんはメモライズド・デックというのをご存知でしょうか。1枚目がXXで2枚目がXXで、と全部記憶してしまう、マジックの中でも「理屈は分かるけれどもさ……」系の、ひとつの極致にあるタイプのあれです。存在自体、理屈自体はご存知の方も…

齋藤修三郎『JIS X 0401「都道府県カード」』

齋藤修三郎『JIS X 0401「都道府県カード」』 【現象】演者は,日本の都道府県の書かれたカードを軽く混ぜ,4人の観客に大体均等になるように十数枚ずつ渡します.第1段:1人目の観客からカードの束を受け取り,それらに書かれている都道府県を記憶すると言…

齋藤修三郎『Triceratops』

<【Warning!】本項は多分に提灯記事要素を含みます。> 齋藤修三郎『Triceratops』【現象】演者は観客に数十の単語が書かれたリストを示し、その中から単語を1つ、心のなかで選んでもらいます。そして、ひらがなが複数書かれたカードを渡し、決めた単語を作っ…

齋藤修三郎『The trick that cannot be named』

<【Warning!】本項は多分に提灯記事要素を含んでいます。> 齋藤修三郎『The trick that cannot be named』 【現象】「これからマジックをお見せしますが、皆さんはそのタイトルを当ててください」と言って始めます。演者はひらがなの書かれたカードをシャッ…

カーティス・カム来日ツアー

6月末から7月にかけて、カーティス・カム (Curtis Kam) 氏が来日レクチャーとのこと。以前主催者の方から今度お招きしますよ云々を伺っていた際、「えー、でもカーティスというとコインすごいおじさんでしょう?私コインとかそんなに詳しくもないのでよくわ…

ピット・ハートリング・レクチャー(2/2)

■第3部: 08. Catch Me If You Can(『IOTA』) マジシャンは、マジック界の鉄則を破って同じトリックを2回やってみようと思う、と持ち掛けます。1回目は指先の早業で、2回目はそれなしで。最初は、2枚の”探偵”カードがその手腕を発揮、観客に自由に言っても…

ピット・ハートリング・レクチャー(1/2)

訳担当の富山です。2019年6月9日(日)、原宿 Casa Mozartにて開催されたピット・ハートリング(Pit Hartling)の6時間レクチャーに参加してまいりました。 私は彼の訳本『Card Fictions(以下CF)』を出したり作ったり直接会いにドイツに行ったりもしている、…

シェーン・コバルト・レクチャー

「あいつが来たんだよ!」「え?だれレスカ?」「じゃなくてっ!」「ミルク?」「じゃなくてっ!」「ダ・サイダー!?」「じゃなくてっ!」「コバルトだあぁぁぁぁぁ!!」 ということであのシェーン・コバルト(Shane Cobalt)が緊急来日!6/2のレクチャー&…

『Card Fictions New Edition』日本語版

『Card Fictions New Edition』日本語版 ピット・ハートリングの『カード・フィクションズ』なのですが、先日英語版で増補改訂版が出ました。訳担当のひといわく、日本語版の再版をするときは、それを底本にするとのことでした。で、いま作っているらしいで…

Nicholas Lawrence クラフトワークショップ

Nicholas Lawrence クラフトワークショップ 2019年5月4日土曜、快晴、ニコラス・ローレンスのクラフトワークショップに参加しに、桂川新平さんの居城こと、名古屋のLa Campanellaに行ってまいりました。備忘がてら記すものなり。 ニコラス・ローレンスという…

復活ッ!カードカレッジライト復活ッ!

*[販促] 『Card College Light』再版 富山です。昨年秋に払底しておりました『Card College Light』ですが、ジョビーとのやり取りと契約の結果、第2版作成の許可が出ました&刷りました。当然のことながら、初版より少部数の製作ですが、ご興味のある方や先…