教授の戯言

手品のお話とかね。

ゆうきとも MML Vol.2

ゆうきともさんのMML Vol.2です。ふと思ったのですがこれは何号まで出すつもりなんでしょうか。現在既刊の6号までは持っていますが、この手の継続物は買い続けてしまうダメっ子なのでちょっと不安です。とりあえず6号か12号単位くらいでまとめて頂きたいものなんですが。第一期・第二期とかシリーズで。10年後に100号とか超えてたらちょっと困りますねえ(笑)。

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「ちょいむずテクで不思議を極める」

【収録内容】
 ・必須!ジョグコントロールを学べ
 ・ここまで不思議なセルフワーキング
 ・ワンハンドブレークを極める
 ・こんなに簡単なシークレットアディション
 ・グライドでカードの消失を演出!
 ・手軽でも摩訶不思議なファイブコイントリック

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・必須!ジョグコントロールを学べ
ジョグコントロール無しでも"セット"で対応可能で、その方法も解説されています。シャッフルによるカードコントロールはDarylのレクチャーなどを見るとわかりますが、お客さんに「混ぜてしまった感」をかなり強く与える事が出来るので、練習がてらきちんと覚えた方が良さそうです。シャッフルとラン、カットを組み合わせると相当無茶なコントロールも可能なのですがどうも不精でオーバーハンドシャッフルをやらなくなっておりました・・・。そしてやってみてびっくり、オーバーハンドシャッフルって難しい!(笑) こぼすわこぼすわ。ひどい有様でした。いつもは左手パケットに右手パケットをぽんと放り投げ、それをまとめる動作でブレイク、をよく使います。て言うかそれしか使っていなかったです。自分が普段使わないものも多少は練習しておくべきだなあと痛感しました。エレガントからは程遠いムーブでした・・・。


・ここまで不思議なセルフワーキング
コリンズ・イフェクト。2人のお客さんの分けたところから4Aが出現、というオープナーによくあるタイプのアレです。ちょっと長めなのですが、「お客さんが自分で全部カードを扱い、好きなところで止めたり分けたりした」という、ちょっとメンタルマジック的な不思議イメージを与えやすい点は非常にいいです。ただこの現象は誰が凄いのかが決めづらい点がありますので、「お客さんに手品してもらう」という宣言あたりから入るのが無難なんでしょうか。もしくは運試し、のような。


・ワンハンドブレークを極める
もう少し手が大きいとか指が長ければもっと綺麗に出来る気がするんですけどねえ。小指がデックの上ぎりぎりなもので、デックを少し手前に立てるようにして隠さないと厳しいです。とはいいつつ普段から非常によく使うのですが。


・こんなに簡単なシークレットアディション
私はシークレットアディションという技法そのものがあまり好きではありません。「なんでいちいちパケットをデックの上に揃えるのか」そして大体の場合において、「なんで揃えた直後にまた卓上に戻すのか」うう気に入らないナリ、というのがその原因ではあるのですが。ただ今回のは空中で3枚をファンで見せて、それを揃える動作の中のアディションでしたのでそれほど気にはなりませんでした。何より、演技を見流していたら気付かなかったので(笑)。3枚取りだした時点で「Tフォーメーションものか・・・」とか早合点していました(Tフォーメーション物もあまり好きではない)。


・グライドでカードの消失を演出!
マクドナルドエーセス的なものを想像していたのですが、レギュラーでした。少なくとも映像を見る限り、ゆうきさんの演技にはまるで遅滞が見当たらないのですが(プロですしレクチャラーですので当然といえば当然ですが)、自分でやってみるとちょっと難しかったです。3枚目を置くのにちょっとだけ差が出てしまいました。要練習。
そのあとのA再出現は、もし演技のトリであるなら4つのポケットから一枚ずつAを出してくる、とかだと面白そうです。ただ、グライドという技法は見る人が見ると一発で看破されてしまうのが悲しいところ。かといってサイドグライド使えばいいじゃんとかそういうのは却下です。・・・そういえば、お客さん自身に一番下から2番目のカードを抜き出してもらう際、そっとグライドをしておくという引かせ方を習った気がします・・・。


・手軽でも摩訶不思議なファイブコイントリック
その昔どこかのテレビ番組でクイズ形式で解説されていた気がします。ただ、難易度はそんなに高くなく、小銭が5枚(人によっては4枚)だけで出来る非常に良いトリックです。今度実際にやってみよう。と、夜中にPCの前で100円玉をちゃりちゃりやってる私でした。やられた事無いですが、気づかないものなのかという感じはします。ただ、世の中の手品は「こんなん絶対ばれるだろ」というのに限って名作が多かったりしますので実演しないことにはよく分からないというところですね。

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先日誤送されてきたGergory WilsonのCARD STUNTSですが、Penguin Magicに連絡したところ「ごめん、すぐ正しいの(Ring Leader)を送る。CARD STUNTSはそのまま持ってて。ていうかあげる」ということでした。注文物がストレートに届かなかったのはアレですが、丁度クリスマスプレゼントって形でDVD一枚貰えた形になったのは僥倖でした。マホマホー。オメガラッキー。