教授の戯言

手品のお話とかね。

「Club Sandwich」

□「Club Sandwich」 Andrew Normansell


現象としては名前の通りサンドイッチ現象。
(1) 二人の観客に1枚ずつカードを選んでもらい(a&b)、デックに戻してシャッフル
(2) ジョーカーを2枚出し、重ねてデックのトップに裏返す
(3) スプレッドすると、2枚のジョーカーの間に表向きのaが挟まっている
(4) aをデックの中に戻し、次はbを見つけると言って(2)と同じことを繰り返す
(5) スプレッドすると挟まれているのはa。裏返して脇によけ、デックをスプレッドするとaが
(6) 先ほどよけておいたカードを表にするとbが!



以前Paul GertnerのDVDを買った際、さすがにこれだけだと寂しいなということで(全く期待しないで)買ったのですが、かなりアタリです。はっきり言って商品についてくるもの自体はありがちな物なのですが、途中にある、スタンディングで行う3カードモンテの際によく使うムーブ(ゆうきともの「WISE WORKS」で解説してたんですけど、なんて言う名称か失念・・・)も含め、演者の技法的・心理的負担がかなり軽いのが非常にステキ。ベネ!いやベリッシモ!(イタ語やってる先輩に「バ・ベーネ」とは言うけどベネとはいわないんじゃないの、とか突っ込まれた記憶が蘇る)私は(3)の段階で非常に驚いた上に、(5)(6)の辺りで「これやってみたい」になっておりました。



(以降、持ってない人にはワケのわからないであろう話)
なお、デモ動画では(4)でカードを戻すとき、裏向きにして入れているのですが、私は演技の都合上表向きに戻しています。別にどっちが良い悪いというわけではないのですが、私なりに分かりやすい方法をとろうと思った結果です。デモでは"1枚目は見つけたし、もう使わない"という意思表示が大きいのですが、これでやると(5)の後半でスプレッドした時に、全部表向きのカードとなるためちょっと分かりづらいのです。一方(4)で表向きに戻しておくと、(5)の後半でデック全体を表向きでスプレッドすることにより、1枚だけある裏向きのカードが認識しやすくなります。


ただ、これも手放しでいい改案かというとそうでもなく、(3)のところでやっていること(セレクテッドカードを"裏向きに"戻す→ジョーカーの間に"表向きに"現れる)と、ちょっと違ってきてしまっているのですが、まあそこに突っ込む人はおらんでしょう、ということで。


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復調してきたと思ったらまた盛大に体調を崩しました。期末のこの忙しい時期に欠勤です、ああ。


それはそれとしてコードギアスは面白いなあ。思わずサントラ買っちまったい。こんなに次回が楽しみな作品は久々です。秋からの第2シリーズが蝶・楽しみですよ。蝶といえば武装錬金もきれいにまとまりそうだし。一方パンプキン・シザーズは原作のファンなのですが、アニメの方はちょいとイマイチだったかなあ。やっぱ原作がまだ中途なところでアニメ化しようというほうが間違いなのか。4月はカレイドスタースタッフ再結集の「ロミオとジュリエット」に期待〜。