「今期は『狼と香辛料』が面白いよ！」とカズフサ似の友人が薦めてくれたので、期待せずに見てみました。彼のお薦めなら、どうせ幼女が一杯出てくるだけであろうかと思いつつ。
中世ヨーロッパ風の舞台の作品とのことなので、「剣と魔法のファンタジーモノ」か、もしくは「舞台設定はどうでも良くてここぞとばかりに萌えキャラが入り乱れる系の作品」かとばかり思って見始めたら、その実は「通貨改鋳に経済戦争」「信用取引詐欺で破産寸前→よし密輸だ！(今ここ)」と言う、なんといいますか凄い流れの作品でした。主人公のロレンスは福本伸行の世界だと確実に破滅するタイプに思えます。ざわざわ。
で、美術が美しいのはともかく、やはり本作のポイントとしては2点。
1点はサウンド。作曲の吉野祐司さんと言えば、私の中ではまず「BRIGADOON」のサントラの印象が非常に強く(上野洋子さんとの区別が自分の中でいまひとつついていないのですが)、次いで「幻想水滸伝」のサウンドプロデュース。特に「幻想水滸伝」のオリゾンテ、あれは傑作アルバムでしたなあ…。
「狼と香辛料」は本編を見たり、本サントラのTrack19_聡き人たち あたりを聴いていると「ココロ図書館」のサントラを思い出したりもしました。イージーリスニング系という意味では似ているかもしれません。どっちも完成度高いです。
で、本作も5話まで見た時点で「サントラは絶対買おう」と思い、発売翌日にウキウキしながら有楽町の某所に行ったのですが、サントラどころか、絶望先生DJCD第二巻すら置いていませんでした。とりあえずBカメラに絶望しまして、帰宅後Amazonで注文、無事本日届き今聴いているわけです。
うっわ、やっぱ良い！
今週末ヘビーローテ決定。「おお振り」の時のように、曲を聞いて具体的な場面が全然浮かばなかったのはちょいと残念なのですが、それは私が一切見返したりしていないからってだけかと思います(おお振りは何度も見た)。アルバムとして見た時の完成度は負けず劣らず素晴らしいです。民族系音楽好きな人は是非。
いま幻水のサントラを引っ張り出してきたのですが、ぶっちゃけ曲調も楽器もかなり似ていたというのは内緒！ｗ なおケルティックサウンド好きな方には「マスターキートン」や「シャーマニックプリンセス」のサントラも激しくお薦めでございます。しかし、どうしてケルティックサウンドはかくもナイスなんでしょうか。音楽全般好きですが、ケルティックは大抵びしっときます。不思議だ。世は音に満ちて。
で、本作の重要なもう1点、これが大きいのですが、やはりヒロイン(と言うか主人公？)の"ホロ"の、あのキャラクター造型に尽きます。汚いですよ、いったい何ですかあの構成要素は。ケモノ耳にふさふさ尻尾？何百年も生きているがキュートな女の子姿で？ツリ目と八重歯で機転も利きながら、若干主人公にははにかんじゃう瞬間があったり？酒とりんごが大好きでアヤシイ廓言葉を喋り？あまつさえそれが小清水ボイスだと！？けしからん！まったくもってけしからん！女将を呼べ！…もっとお願いする！
偶然に後輩から送られてきたHOLOIDにてとても癒される私。もう20万超えてるとか、皆の衆はどんだけホロが好きなのじゃ。私はMP3にしてループさせているくらいで、中毒になんか全くなっていません。いないったら！
賢狼ホロに「Ievan Polkka」を歌わせてみた【狼と香辛料MAD】
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▼一緒にボリス・ベレゾフスキの「リスト 超絶技巧練習曲集」も購入しました。たまに破壊的な勢いのピアノを聞きたくなる性分なのですが、こちらも凄かった。私はピアノについてはかじったどころか匂いを嗅いだ程度ですが、この人のやばさは感じました。某所で「のだめカンタービレ」でも使われたと言う話を読みましたが本当なのかしら。同じ曲を千秋とかのだめが弾いてましたっけ。記憶にない…。
▼仕掛け花火ジェネレータ
「MISDIRECTION」にて紹介されていてちょっと面白そうだったので、早速例題にあった「みすでぃれくしょん」を入力したところ会社にも拘らず噴きだしました。で、「きょうじゅのざれごと」を入力して現実に戻りました。怖いよ拙ブログ。
なお戯言は"ざれごと"とも"たわごと"とも読む事は知っていたのですが、私の脳内では"ざれごと"でした。意味にも大差ないのですが、少し調べてみると、どちらも「ふざけて言うこと、大して意味の無い事、冗談」などの意味がありますが、"たわごと"には"ばかげている"という意味合いが若干強いようです。…今更ながら、大してジョークやふざけ語りはしないのにこのタイトルは失敗だったかな…。やはりYAHOOO！とかAmazoomとかにしておくべきだったか。検索でヒットしづらそうな上に巨大組織に提訴されそう。
