教授の戯言

手品のお話とかね。

高橋留美子展

8/9、知人に「リア充な週末を過ごすにはどうしたらいいかな」と相談したところ、「"いきなりリア充"は僕らにはハードルが高いから、とりあえず明日、銀座でやってる高橋留美子展に行こうか」と言われたのでついつい行ってしまいました。

えっらい混んでました。

客層も古参ファンから、(多分)犬夜叉から入ったであろう人たちまで、非常に広い年齢層だったように思えます。私が生まれる前から連載持ってる大先生だものなあ…。なお私はらんま→めぞん→短編系→犬夜叉 な流れで、最後の犬夜叉に至っては単行本15巻あたりで脱落していると言うユルいファンっぷりです。うる星はアニメは飛び飛びで見ていて、コミックスは通して読んだことはありません。今年中に読みます。

会場は、うる星・らんま・犬夜叉のキャラたちのアニメ→原画等展示→OVA上映→34人の作家の描くラム→展示・販売 と言う構成。一刻館の玄関と響子さんの部屋イメージが実際に作られていたのは素直に「スゲー」と思いました。

会場では今回新たに製作された、らんまのアニメーションが上映されていました(どうも犬夜叉でも同じようにOVAを作っているらしく、一日交代で上映している模様)。クオリティ高かったです。
九能先輩の声が鈴置さんではなく辻谷さんでした。そういや亡くなってるんだよなあ…。なお元のTVシリーズでも、一時鈴置さんの代役で辻谷さんは声を当てていました。が、やっぱ変態っぷりというかキモさが及ばない気がします。辻谷さんの声はちょっと狂気が足りない。いや、エウレカセブンは好きですけど、あれももっとアレな演技のほうが良かった気がします。辻谷さんの声は良くも悪くもサワヤカ過ぎる。
あと校長が仁内さんではなく大塚芳忠さんで、これはこれで予想だにしなかった豪華配役ですが、私の中では仁内さんだよなあ、と思っていました。帰宅してWIKIを見てみたら仁内さん、お亡くなりになっていたのですね。あの変態校長はもう仁内さんの声でインプリントされております。HAHAHAHA〜HA〜!ご冥福を。

ゆかりのある漫画家さんの描くラムは、椎名先生・藤田先生のが個人的にツボでした。いや勿論野中先生のとか原先生のも好きですけど。特に原先生のは「花の慶治」に出てきてもおかしく…いやおかしいですけど、迫力あって良かった。しかし野中先生が描いているのにながい先生が描いてないとはどういうことなんじゃぜ?あと野中先生と同じ空間で池上先生が描いているのもカオスでした。島本先生のは一時期の高橋先生ご本人のタッチに凄く似ている気がする。青山先生の「黒の組織のネーミングでまだ"ラム"って使えてないんですけど…いつか使っちゃうとは思うんですけど」的コメントが笑えた。そう言えばコナンってまだ決着しないんですかw アニメは300話手前位で挫折しました。

中学生くらいと思われる女の子二人組は、いとうのいじ先生の絵にワクワクしていましたが(確かにかわいらしいイラストだった)、私は真逆にあった久米田先生の絵…の下にあるコメントの方にドキドキしていました。なんかさりげないサンデー批判みたいな文がさらりとw さすがは久米田先生だ!オレタチにできないことを(以下略
北条先生はやはり問答無用で画力が凄い。ぱっと見でも目を引く上に、よーく見ても物凄い精緻な絵なんですよね。絵心の無い身としては素直に尊敬。
なお一部の作家さんは絵の片隅に描いたであろう日付を入れていましたが、去年の5月のとかもありましたし、かなり前から準備が進められていたのですねえ…。

帰りはPIYOマーク入りのお猪口つき日本酒と、展示目録を買って帰りました。


なお、高校時代にした初めてのバイト、そのお金で最初にやったのは、一週間くらいでらんまのビデオを全部借りたことでした。140話もあるとさすがに大変でした。が、らんまはやっぱ凄く面白いのです(単行本のノリも好きですし、アニメもまた良いのです)。そのあと「めぞん一刻」のコミックを友人に借りて、序盤「絵が古いなあ」などと思いつつ、翌日最終巻を読むあたりにはぼろ泣きという有様で、またレンタルビデオ屋通いへ。響子父を背負った五代くんと響子さんの公園での会話、今見ても泣けます。

まあそんなこんなで、最近は実家に帰るたびにらんまを読むくらいですが、高橋ファンは続けておりますよと。個人的には長く続くものより短編(らんまも1話完結する馬鹿話のほうが好きなのです)、しかもかなり暗い作品に高橋先生の引き出しの深さを感じるので、犬夜叉も完結した現在、是非ともまた短編を描いていただければと思った次第。そういや犬夜叉のラスト、炎トリッパーと同じような感じだったと聞いたのですがホントなのかなあ…。

まあ何はともあれ私はなびき姉さんが大好きなんですと。だが僅差でやはりあかねちゃんが!あかねちゃんが一番可愛かろう!"あかねちゃん"とか書くとなんかそこだけ八宝斎になった感じと言うか、永井さんの声で再生される(ダメ絶対音感)。 らんまとあかねってお互いツンデレですよね。

そのあとは有楽町のジャポネでスパゲティ食べて、無印良品で買い物して帰宅。二度寝も昼寝もすることもなく、片付けや掃除が出来て、非常に有意義な一日でした。なんと珍しい。

8月下旬、夏期休暇をとっておりました。前半は家族で、親戚のいる福島で過ごし、後半は白神山地に行きたかったので一人で北東北地方へ。


8/19
朝、実家メンバーの帰途に便乗し郡山まで車に乗せていってもらい、そこから新幹線で秋田へ。駅でしょっつる鍋を食す。駅前のビジネスホテルを確保した後、散歩がてら久保田城跡へ。小雨に降られる。雨宿りで入った資料館で、ここの城主だか武将が「へうげもの」でおなじみ、古田織部から教えを受けていたというような記事があったのですが、もうあのまんがを読んでいるととんでもない数寄講座を受けていたんじゃないかと想像してしまいました。しかしあのへん(秋田)から江戸まで、参勤交代のとき14日程度で到達していたと解説ボードにあったのですが、物凄く速い気がする。みんなナンバ走りだったのかなw 中心から若干離れたところにある茶室辺りまで移動したところで土砂降りに。トイレの前(屋根があるのです)やお堂で30分以上立ち尽くす。寒い。

刀剣展示をしており、そこでも雨宿り。館内には私以外に一人しかいなかったが、その方の携帯電話の着ボイスがルパン三世の「そぉりゃないぜ、とっつぁ〜ん」で、静粛な展示場で思わず噴いた。日本刀はやはり良いです。展示されているものの中でもそりが下向き状態と上向き状態があって何でだろうと思ってたら、「太刀は上向き(佩く)、刀は下向き(帯びる)に飾ってあるんだよ」と解説があり、読んだ瞬間に自分でも思い出しました。最近記憶力が減退。常識ですよね。館を出たら雨がやんでいたので急いでホテルへ戻る。イトーヨーカドーで翌日以降に備えて小物類を買い漁ったあと、暇だったのでスカイクロラでも見るかと映画館へ。しかし20:40からの上映は土日しかやっておらず空振り。豚キムチ定食を食べて宿に帰る。なんか熱っぽい。