教授の戯言

手品のお話とかね。

スクイズプレー

明け方に耳元で「ばしゅっ・からーん」という音が繰り返された。あまり気にせず、目を覚ましてみると、やはりそこには誰もおらず。「ま、ひとりだしね…当然だよね…」そうぼやきながら、昨晩酔った勢いの冗談で枕元に置いておいた靴下を見やると、その口から何やら見慣れぬものが。プラスチックの小さなコップと、ペットボトルの蓋ほどの妙な円柱、そして2枚の青い円盤。1枚の円盤の表にはきらり輝く「Squeeze Play」の文字。一瞬で頭が覚醒する。…これはまさしく例のあれ! 「わあ、すごいや!やっぱりサンタさんはいたんだ!」円盤を手にとり、小躍りしながらベランダに駆け出した。冬の清冽な空気を鼻腔から吸い込みつつ、はるか下方を歩くスーツ姿の男女を見る。はっと思い立って時計を見る。午前10時35分。「…フフン、遅刻だと思ったでしょ?…今日は休暇なのよさ!(意味無くピノコ風)」

というような妄想と事実綯い交ぜにてお送りしました。こんな入手方法だったら夢があったんですけどねえ。思えば幼稚園の頃からそんなクリスマスプレゼント入手の仕方をした記憶がありません。中々コツが掴みづらいのですが、サイコロとか蓋とか色々消えますね。しかしマイナーチェンジってどの部分にされてるのかな。円盤の素材が違ったり、飛ぶ方向が定まるようにライフリングが切られたりしているのだろうか…。