教授の戯言

手品のお話とかね。

ぼくのなつやすみ2011-0

あ、今年夏休みとってない、ということでこの時期に突発的に休むという暴挙。とはいえ、何だか海外に行く気にもなれず、国内で一人で、となると場所も限られる。さてどうしたものかと考えた結果、自転車で浜松に行ってみることにしました(北は寒いし放射線量高そう、西は山、東の千葉はちょっと迷った。消去法で南)。色々なサイトを拝見すると、東京から名古屋や大阪に行ってる猛者もいるし、まあなんとかなるだろうというのはあったけれど、取り敢えずの準備として、自転車の後ろにつける荷台、輪行袋、ボンベ、空気入れなど、行く前に結局2万円くらい使う。あ、防水防風ジャケットとかも合わせたら4万くらいか。うえっ。

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12/4(日曜)、出発前夜、ちょっと旅行準備をしようと思っていたが、水樹奈々のドームコンサートのあとではそれは無理でした。水樹奈々は別に声優としては全く興味がないけれど、やはり歌い手さんとしては本当に素晴らしく、初めて彼女のライブに参加したにもかかわらず、一曲目からもう会場の盛り上がりが凄くて感激。総じてプロのエンターテイメントとは何かを見た思い。スポーツや音楽はやはり大人数を相手にできる力を持ったアートだなと思った。手品じゃこうはいかない。やはりドームで4万人入れられるというのはハンパじゃない。これは2daysライブのあと日だったのだけど、前日も同数くらいだったというし、凄いものです。



私ともう一人を誘ってくれた友人は筋金入りの奈々オタであり、会場の大半を占めるであろう彼と同様のファンの皆様は、曲が変わるごとにバッグから別色のサイリウムを取り出しては振り続けていた。場内のみんな、曲が変わるとさっと別色サイリウムを取り出すのだが、「七人の侍」の、切れ味が鈍った刀を投げ捨て、地面に刺しておいた刀に切り替えるシーンを思いだした。本当に訓練されている。友人は白サイリウムだけ余分に持ってきていたので、"深愛"の時だけそれ貰って振っていたが、一曲だけで腕が痛くなった。みんな凄い(腕の鍛え方的な意味で)。私は基本的にサイリウムを振るタイプのライブに行った経験に乏しいのだけど、みんな統率されてて良かったなあ。



友人にオレンジサイリウムの発色時間を聞いたら4分と言われた。何でも5時間くらいつく奴もあるんだけど、それは発色がしょぼいので、全力全開で輝く奴を、4・5分を過ぎたら新しいのに取っ替え引っ替えして使うんだそうで。ファンの愛を感じた。あとみんなずっとサイリウム振ってるので"拍手"が少ないのは意外だった。勿論ドーム自体は音響がそんなに良くはないので、歌詞が聞き取れねえとかも色々あるのだけど、何はともあれ生水樹奈々が輝いていた。あと4万人のファンも。ステージ両翼は多分80mくらい有るんだけど、彼女は歌いながら何度も何度も走って往復してて、多分私が行ったライブだけで最低5・6キロは移動してる。そりゃ腹筋も割れる、と思った。プロのアーティストって体力も半端ないな。しかも移動しながら歌ってるのに全く声がブレないし。同じ人間とは思えぬ。しかし4万人を沸かせるシーンは、何か世が世なら武将とか為政者っぽい。王と愚民、みたいなw 私はあっち側に立ったことが無いので、いや、この世の99%以上の人間はそんな側に立ったことはないはずではあるけど、怖いんだろうなやっぱ。そしてそれ以上に快感なのであろうな。友人が興奮気味に「今日の方がセットリスト断然良かったよ!」とか言ってくれたので何か得した気分(彼は連日参加である。奈々ファンとしては当然らしい)。そしてやはり4時間立ち続けて足踏みしてると脚が痛い。…翌日から文字通り脚を使うのにw



そう、2週間前にKalafinaのライブにも行って、そっちもそっちで初めて花道を使っててHIKARUさんが大変美しかったのであるが、いつ2011年6月の梶浦#7BD出るんだよぷんぷん。あと生"magia"って迫力あって結構怖い。工工工エエエエエエェェェェェェ(゚Д゚)ェェェェェェエエエエエエ工工♪



と、準備が出来なかったのを水樹奈々ライブのせいにしてみたが、実際はニコ動で「蒼穹のファフナー」の5日間に分けての放送が始まってて、久々に、しかもコメ付きで見てたらめちゃめちゃ面白くて(実際今でも好きな作品ではあったのだけど)ドンはまりしていたからのような気がする。そしてこういうタイミングで突然動画保存用HDDがRAWになっちゃう病に罹患、旅行から帰ってきたらなんとかしようという大変嫌な心持ちで前日を終える。(続)