教授の戯言

手品のお話とかね。

Jumping Signed Bill

掲題、Jumping Signed Bill、ちょっと前に買っていたのですが、とある誕生日パーティーで3分程度手品をせねばならなくなったので色々ひっくり返していた結果たどり着きました。このような事態を予見して、ちゃんと買っておいた過去の私を褒め称えたいです。(モニターに貼ってある付箋をはがしながら)"クローゼットの中、右から2つ目のダンボール"「…え?」 ぺりり"ロープの横に入っている小箱"「…おお…。確かにある…」 ぺりり"札を借りる時間、サインを貰う時間を考慮すれば3分はもつ"「こ、これか!」 ……LLFさんみたいですぞ過去の私。ひとり手品倉庫の異名を持つ(嘘)。



現象としてはサインされたお札の移動現象。そしてなにより、お札一枚を移動させるのに道具立てが無駄に豪華。筒2本、コップ2個、シルク、輪ゴム、そしてサイン入りお札。ベアハンドで何とかしろよと思ったりもしますが、そこはそれ、なんか道具が色々出てくるだけでワクワクする人だっていらっしゃいます。……わたしです!



サインしたお札借りる→空の筒2本ABを示す→コップAにシルクと輪ゴムとお札入れる→筒Aかぶせる→もう片方の筒Bの中に、コップBを逆さまにして入れる(上から物を入れられないように)→指を鳴らすと筒Aの中のコップの中身が消失→筒Bを持ち上げるとコップの口をふさぐようにシルクが輪ゴムで留められていて、その中にサイン入りのお札が! という現象です。



クロースアップでやるものでもない気がしますが、やってやれないことは無さそうです。いや、私は上述サロンレベルでしかやったこと無いんですけれど、多分パーラーアップが妥当だと思います。道具多いですしでかいですしおすし。 



良い点はいかにも手品っぽいところ、ギミックや機構も面白いのですが、ビルスイッチ部分が(盛大なネタバレ)極めて自然であることが個人的には大ヒットです。対して悪い?点は道具がかさばる、コップが重い、これです。ちょっと同じような大きさで、もう少し軽めのアクリルグラス探してきます。割とまともなネタバレに繋がるので詳細は控えますが、重み自体がないとちょっと難しい部分があるので、このチョイスは確実にわざとだと思うのですが、もう少し軽くてもいけるんじゃないかと思うんですよねえ……。とはいえ、悪い方は対比のために書いた程度で、実際やってみてとても楽しいので、これは良い買い物をしたなあと思いました。珍しく。