教授の戯言

手品のお話とかね。

高木重朗マジック全集 Vol.04

Vol.04は凄く手っ取り早く終わり、確かにいい作品が解説されているとは言え、最低限の解説のみだし、昔の方はこれで1万円とか考えると高いんだか、今が安すぎるんだか…。

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高木重朗マジック全集 Vol.04所収内容 04-a:カード当て 04-b:鏡とコイン 04-c: 糸(ひも)が指輪を通り抜ける 04-d:カードケースとフォアエース 04-e:5つの袋 メンタルマジック 以上21分(演目名パッケージまま。通し番号はこちらで整理の都合上付記)。

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04-a:カード当て
デックを半分に分け、リフルして1枚カードを覚えて貰う。そのデックを渡し切ってもらって受け取る。演者はナイフを出してから右手でそのカードをスプリングで飛ばし、そのナイフで空中スタッブ。

折りたたみナイフの形状がちょっと重要。



04-b:鏡とコイン
コインの後ろに鏡をおいて、引っ張るとコインが2枚に。続いて鏡に2枚を差し込むと1枚になり、コインの直径部に鏡を置いてから鏡をスライドさせると2枚に戻る。最終的には鏡に映した2枚と合わせて4枚になる。

ポール・ハリスのだと思う(「Twilight Angel」?)。視覚的なイリュージョンが顕現する辺り、好きな手品。



04-c:糸(ひも)が指輪を通り抜ける 
糸を観客の親指と人差指で作った輪っかの中に通すが、一瞬で通り抜ける。

画像が粗くてどう抜いてるのかまるで分かりませんw ビーズを使うのか。どこかで見たこと有る気がするんだけどなあ。



04-d:カードケースとフォアエース
真ん中に丸い穴が開いている封筒4つに4Aを入れていくが、観客の指定したものだけが向きが逆になる。
エルムズレイカウントの習作のような。封筒の口に関する工作はさておき、極めて地味。 



04-e:5つの袋 メンタルマジック
5人の観客にそれぞれ巾着袋を渡し、演者が後ろを向いている間にその中にそれぞれの持ち物をひとつ入れてもらう。向き直り、袋を開けて品物を取り出し、それぞれの持ち主を次々と当てていく。

確かに台詞の通り「印とかは書いてない」けれどもw 判別方法がかなり図々しくて驚き。