教授の戯言

手品のお話とかね。

C88『ガルパンで学ぶ英語』

T君は手品の訳本出すのが趣味かと思っていたのですが、「ハハッ、なにをバカな。あれは精神修養のためです。正直、手品以外の趣味の方がメインですよ」などと言う始末。昨今、(ハートリングの本の直しとかほっぽって)同人誌作ってたということで聞いてみると、2012年のTVアニメ『ガールズパンツァー』について、発話時間/日本語音声/英語字幕/英語音声 の4項目を、12話分、全部書いたもので、B5版で本文228ページ。おい、ガスタフェローの合本、『Three of a kind』の本文、A5版で190ページじゃないですかw アニメ同人誌のほうが気合入ってるとかどういうことなのw



で、先日の夏の戦コミケ88初日に、初めて売る側(売り子ではなくメインで)参加したらしく。本人&売り子の予想に反して、持ち込み分は13時には完売していた模様。良かったですね。なんでもう少し持って行かなかったのかの質問に対しては、「先に出来た分は郵送しましたけど、あとから作った分も、あんなクソ重い本、10冊20冊も持っていくほど体力無いです……」という悲しいお返事をもらいました。見せてもらいましたけど、これは確かに持ち込むの嫌ですね(手品人に分かりやすく書くと、「このデック、よく混ざってますね。ではお渡ししますので、デックからスペードのカードを全部抜き出して捨ててもらえますか?」「はい」「抜き出しましたか?……それがこの本の厚さだよ!」「な、なんだってーーー!」です) というかこのようなものをなぜ作ろうと思ったのか。(→留学中、リスニングの勉強にはディクテーション(聞き取って書く訓練)がいいはず →アニメ大好きだから、見たことある好きなアニメでやればモチベが維持できそう →よし、北米版安いからガルパンBDを買おう →アメリカアマゾンポチー →延々と練習 という流れとのこと。しかし普通全話でやるかそんなことw) 当初、縦書のびっしりで作って、多くても150ページ程度に収めるつもりが、見づらいので横組にしたところ250ページになり、泣く泣く色々な台詞を統合、なんとか228ページまで圧縮したそうですが、そういうこともあって各種入れたかった注釈を入れずに作ったそうで。いやあ、そのへんも全部入れればよかったのに。(他人事)

なお聞くところによると、持っていった分を完売しておきながら、経費の3割程度しか回収してないらしく(相変わらずの経済センスの無さが光る)、「通販したいです、っていうかさせてください」ということでしたので、作ってみました。




『ガルパンで学ぶ英語』


画像はイメージです。本文はテキストです。椅子はチェアーです。

ふとアマゾンを見ますと、普通に日本国内で北米版BD買えるのですね。しかも海外で買うのとあんまり変わらないとか、すごい世の中です。全話分で6000円しないとは(海外はビデオソフトが安くて羨ましい)。この本をテキストにして、みんなもディクテーションにチャレンジ!「俺はアニメを見てるんじゃない、英語の勉強をしているんだ!」

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通常、刷ったうち半分が売れたら元が取れるようにするのが、同人誌の値付の王道だそうですが、そうすると1冊3000円くらいになるらしく。やはり分厚い本というのはダメですね(そもそも1冊作るのに本文用紙を114枚使う時点で、紙代と印刷費が跳ねる気がします)。遊びで刷るものではありません。(戒め) 刷った分全部売り切ってトントンになるとか、そういう値付はしてはいけません。キミだよ、キミ。