教授の戯言

手品のお話とかね。

積み物解消に向けて

▼この一月、色々消化しようと頑張ったのですが、生来の集中力の無さであまり果たせず。メンタルマジック系の本「3510」に至っては出発時の空港で序章を読み終えたに止まりました。読み終えたら備忘も兼ねてきちんとまとめたいと思ったのですが、いつになるやら…。
あとガスタフェローの「Brainstorm」は両方見ました。これは後日アップしますが、トリックはクレバーで、それと比較しちゃうと演技が若干わざとらしい感じなのが鼻につきましたかね。
フォレストの「Trickery」はいくつかこれは凄いなというマジックがありました。なんか延々とカードマジックばかり見ていると感覚が麻痺してきますが、それはそれで良しとします。しかしフォレストはちょっと見た目で損をしている気がする。もっとさわやかガイだったらと思うのですが、もっさりした感じなのが勿体無い。髪を切ればいいのに…。



▼「機動戦士ガンダム00」を全話見ました。キャラ付けはガンダムWを彷彿とさせましたが、かなりテクノロジ寄りの戦いの世界なのだなあと感じました。しかしアレです、リアルを追求すると面白くないのは分かるんですけど、軍事技術だけじゃなくて諜報とかもっと丁寧に描いて欲しかったと言う感じ。一般的レーダーはともかく、衛星からの光学映像って、いまよりもっと進歩してそうな世界なのになあ。 あとこれを言ったら野暮ですが、あの4人は明らかに秘密任務に向いていませんw

セカンドシーズンあるのは分かった上でですが、なんというか投げっぱなし極まりない終わり方で不完全燃焼です。続きをお早く。精神衛生上よろしくない。キャラとか勢力が多くて、面白かった割にかなり消化不良の感が否めません。何はともあれ、貧乏王女と刹那か、大佐とコーラサワーのラブコメ作ってくれるだけで私は満足です(ラブコメなら何でもいい模様)。

ちなみにサントラは1も2も両方ゲットしましたが、重量感溢れる"私の好きな川井節"が大炸裂でした。映画「セブンソード」のテーマとか「AVALON」の頃からより顕著になった、コーラスの美しさと重厚感がたまらない出来です。



「バッカーノ!」全部見ました。…タイにて。社用で行ったのですが、学生時代バックパッカーとしてバンコクにはそこそこ長く滞在しましたし、バンコク近辺の寺院もあらかた見た身としては、あまり新たにしようと思うこともありませんで。タクシーでカオサンに行ってはマッサージを受けるという、昔と何も変わらない数日を過ごしてしまいました。同室の方も初日に荷物を置いたきりでいなくなり、彼が戻ってくる最終日深夜まで、ホテルの素敵なお部屋を独り占めしてしまいました(彼は例の有名な歓楽街やら別のホテルに繰り出していた模様)。

で、その旅行前半部で、録画しておいたバッカーノ!のアニメを全話見ておりました、と。これを入れていくために仕事用のデータを消してHDDを空けましたよ!
最初は構成が分かりづらいけれど凄く面白かった。最後まで見たときに綺麗に繋がるのが見事でした。
女性キャラクターがみんな魅力的過ぎる。エニスとシャーネは何であんなにいいんだろう。DVDの番外編では若い車掌とシャーネの顛末とかは語られるのだろうか。ううう、気になる。しかし2話収録のDVDは手を出すのに若干の勇気が…。
00と同じく藤原さんの役がイッチャッテル感じだったのがまた良い。レイルトレーサーはモチロンですが、ラッドさんも怖すぎる。

ちなみにサントラは(以下略。 アレンジが多いんですがどれもこれもオトナなBGMという感じで、ああいう曲が似合う店に行けるような大人になりたい。メインテーマのGun's and Rosesは本当に出色の出来の曲だと思います。学生マジックのステージで誰か使ってないかな。



▼そして姉より借りた「きららの仕事」も持って行っていたのでホテルと飛行機内で延々と読みました。…これは鮨をおごれという姉からのメッセージなのか…?

いやこれがまた面白かった。元々「美味しんぼ」や「鉄鍋のジャン!」など、料理まんが大好きなんです。これはリアクション系ではなく薀蓄系でしたね(「美味しんぼ」系といえなくも無い。絵がHappy!の頃の浦澤さんに似ているんですが、作者は関わりある方なのかな)。

本作はきららのひたむきさもいいんですが、やはり坂巻さんのカッコ良さと言うか。最初はただの高慢な悪役と思いきや実はめちゃくちゃ努力家で粋な奴というところですね、うん。惚れるよなあ、あんな人いたら。他者にも自分にも厳しい求道者。鮨職人版・レイラさんのような人でした。あ、和久井さんをはじめ、他の職人もエッライかっこよかったですけど。

しかし本作や「美味しんぼ」とかを見ていても思うんですが、人間はあんな細かな味の違いって分かるんでしょうかねえ。少なくとも私はどれ食べてもおいしーいとか言いそうです。そしてこの作品は喫煙者が多いのですが、美味しんぼ的に言えば「良三さん、あの男の言うとおり、あんたには料理をする資格が無いよ」じゃないのかと。美味しんぼも適当なことを書いているのが散見されますが、タバコについては臭い強いし、繊細な生魚の風味を味わうのには向かないのは確実と思うんですがねえ…。坂巻さんはじめ、よく吸うよな、みんな(坂巻さんなんかはむしろ絶対吸わない側の人に見えるのですが)。

鮨が奥深いのはおいといて、本来ファストフードだったものが現在ここまで高値というのは、坂巻さんの指摘通りおかしな話だとは思います(天麩羅も)。手軽に食べられるのが鮨の本道だと思うのですが。私では1万円出すのが精一杯です…。あと100年後には"ハンバーガー職人"みたいのが出てきたりするんだろうか。はあ、なにはともあれおすし食べたい。