教授の戯言

手品のお話とかね。

スカイクロラ観劇

8/23、夏休みの〆に、だめ友人ズとでスカイ・クロラを見に新宿へ。観劇前にもちもちの木(ラーメン屋)でひとり腹ごしらえをしたのですが、久々に食べたら舌を火傷しました。感覚よりも熱いんですよね、あのスープ。

さて、映画について。
原作未読、特集番組も見ずにまっさらな状態で見た感想として、「部分部分は良かったと思うのですが、全体として見たときに別段面白くなかったな、40点(/100点)」と言うのが正直なところ。空戦シーンより重巡爆撃機編隊が発進するシーンが実にかっこよかった。

成長しない、子供のままの存在であるキルドレ、あれがあの絵柄だとあんまり子供に見えないという一点が、一番失敗だったんじゃなかったかと思います。キルドレだけでもキャラデザをローゼンメイデンの人で…とまでは言わないまでも、もう少し幼さを表現できるようなデザインになっていればと思ったりします。

見た目子供なのに、酒を飲み、ベッドシーンがあり、タバコをひたすらふかすという描写も、なんと言うかうまく際立っていない気が。特にタバコは、「外見は子供であれど」というギャップを引き立たせるための小道具というよりも、単に原作者の森氏が喫煙者であることと、彼の作品全般においても、喫煙の権利を無駄に強調する癖があるからに過ぎない気がしました。私はSMシリーズしか読んだこと無いのですけれど、同行の森読者もそこはそう申しておりました。彼は「森節全開映画だな」ということも言っていたのですが、あたしにはあの辺の理屈くさいところは押井テイストであるように思えます。正直どっちでもいいんですが。なお彼は上映時間の5割以上、ぐっすりおやすみでした(同行の別の友人談)。

クロラって固有名詞かと思ってたらCrawlerだったことをタイトル画面で初めて知りました。よく分かりませんが、スミマセン。そらをはうもの でいいのかしら。和訳する必要性は全くありませんがなんとなく。