教授の戯言

手品のお話とかね。

ゆうきともプレソロライブ

8/29に上記イベントに行ってまいりました。クロースアップはやはりあのくらいの人数(15人弱?)がベストですね。ゆったり楽しめました。あとはこれに限らずですが、本当にかぶりつきで無い限り、卓上にカードとか置く手品の場合は多少なりと前方に傾斜したテーブルの方が見やすいだろうなとは思いました。傾けると困る類のトリックもあるとは思うのですが。



ゆうきさん前半。カラーチェンジングナイフは生で見ると本当に不思議。あのくらいの長さ・変化で十分だなあ。これがホントのカラーチェンジングイナフ、なんちて。…スミマセンでした。回転の途中で色が変わるが、そのタイミングが分からない。やはり視覚に訴える手品、好きだなあ。ポストカードの予言は"ポチである"と言う予言でありがならの「動物的にはそれっぽくない」辺りが面白い。当てること自体はともかくとして、ああいう捻りがあると観客としてツッコミ・笑い、そして不思議がることが素直に出来てありがたい。序盤にああいうトリックを入れることで場を暖めるのだろうか、とか思ったりした。ファイブコイントリック系はレイマン相手だと反応がとても良かった。トリック知ってても盛り上がれるけど。あのラストのコインだけ手を傾けることで落とす、と言うのが極めてディセプティブ。もう一回MMLを見直そう。バックが別の柄の4Aを使う、という態だったあの4Aアセンブリは面白い。しっかしゆうきさんのオルラムサトルティはえらく自然だった。あの動作が流れの中に完全におさまってた。

堀内さんの演技は初めて拝見しました。いずれもビジュアルなものをメインに若々しい(実際お若いですけど)演技でした。少し緊張しておられたかなと思いつつも、3 Stylin'などはフィッシャーよりうまかった気がする。Slow Burnはあんな近距離でも大丈夫なんですねえ…。お札の復活は、折った札のすかしの部分を半円形に破るが復活する、という類で、昔誰かに見せて頂いた記憶がありますが地味に不思議で困る。堀内さんは非常に丁寧な応対をされるのですが、もう少しフレンドリーというか馴れ馴れしくしてもいいのになあと思った。これはこれで行き過ぎると駄目なんですけどね。今回はどちらかというと繋ぎ役で出られたそうなので、機会があればご本人のライブとか見てみたい。むしろレクチャー会でも開いてください。できれば簡単で見栄えが良くてモテモテ王国のファーザーばりにモテモテになるような奴を。

ゆうきさん後半。ぶっちゃけカップと玉(特に紙コップ使う類)ってあんまり面白いと思ったことが殆どなかったのですが、これは面白かった。最後に全部無くなるのも綺麗でいいなーと。バンクナイト、これも良かった。モンテ形式で見せるが、最後には…という類であれはどこかで解説してたかなあ。オルラムバンクナイトは6枚だし、ちょっと違うよなあ。資料がありそうだけど探せないというのがもう駄目すぎる。Madbookは最初観客の方が指示された"単語"(名詞)じゃなくて"接続語"を書いてらしたのが見えて、「指示と違うナリよアワアワ」と心の中でドキバクしていたのですが、さすがプロマジシャンというか、一言二言の質問を経てそれを察知、きちんと軌道修正していたのは、手品以上に感銘を受けた。よくあれで分かるものだな…。

      • 雑メモ---

Part1:CCナイフ/4枚のポストカードの予言/SEVEN PENNY TRICK
/観客が赤黒差込んだところに同色のカードが出たり、演者がそれを予言したりの多段トリック/プリディクト・パーフェクト?/ダレーのラストリック/BOXトランスポとサンドイッチ/スペリングトリック/Tフォーメーション別バックカードでの4Aアセンブリ(以上、ゆうきともさん)
Part2:3 Stylin'/SlowBurn/お札の復活/コインネスト(以上、堀内大助さん)
Part3:カップと玉/バンクナイト/Mad Book/複数枚の一致(以上、ゆうきともさん)