教授の戯言

手品のお話とかね。

おおきく振りかえって2013

毎年恒例、私の私による振り返り回。いわゆる総集編。



◆1月:
マジックハウスに「Card Fictions」の最後の分を納品。月内には完全に捌けていました。お買い上げ頂いた皆様、ありがとうございました。遊んでみてくださいね。

梶浦ライブ&Kalafinaライブ。美しい。

ながいけん第三世界の長井」を読み始めるが、「モテモテ王国」は好きだったのにコレは辛かった。とひさんに「所詮きょうじゅはながい中級者よ」などと揶揄されました。しかしアレについていけるのはステータスなのかどうかは疑問。「魔人探偵脳噛ネウロ」は大変面白かったです。

ミスターマジシャン「1月27日をもって店頭販売を中止すると言ったな。あれは嘘だ」やっぱりかw 嬉しい手のひら返し。

タナカヒロキさんに遊んで頂いた。ヤマギシさんといい、なんで私のようなダメ人間に良くしてくださるんだろう、この方たちは。デメリットしかなかろうにw
「今日アナザーの改案を思いつきました。2回目も1回目と同じのが当たるという、「まさか同じデックに同じカードは2枚ないだろ」という盲点を突いたもの。アナザーを知っている人向けw 更にデックが2WAYフォーシングデックになっていて20回はやれるなど、台無し方向の改案はポンポン思いつく。」→相変わらずどうでもいいことにはひらめきが凄い私。

琴浦さん」って今年だったのか!あと「ビビパン」もか。びゅんびゅんびゅびゅーん♪ 佐倉さんのお声は大変良いと思います。ニコニコで「ジェネレイターガウル」を見たが名作SFでした。

野島さんのレクチャーに初めて参加した気がする。OWMは名作でありました。

引っ越ししたて&部署異動で色々面倒もあったがそれなりだった気が。サークルの先輩の会社の自転車部の方たち("の"の連続です)とツーリングに行くようになったですね。大変良い方たちな上にみんな凄い健脚。




◆2月:
大阪に行った際に、二重落ちさんに連れられてムッシュ・ピエールさんのお店で手品見る。大変素敵だった。しかしキャラ付けのある方はより一層ですが、マジックバーって演技終わったあと、マスターのお酒作ったりするときの真顔とのギャップが凄い。

生七味ブーム到来(私調べ)。

コミケ&私用に「ヲタ向け タマリッツのネモニカ・スタックの憶え方」語呂合わせを考え始めるが、20%程度で頓挫なう。みんなで作りませんか。ねえ。

手品クラスタ各位の静止を振り切り、京都の□イヤルマジックに行ってみたところ、そもそも店に入れてももらえなかったという、人生史上まれに見るがっかり結果に終わる。みんなから散々に「だから言ったじゃん」「ネタ提供乙」などの温かい励ましを受けました。いい歳して京都の厳しさに泣きそうです。

野島さんのレクチャーが大変気にいる。思えばここで覚えたC3のおかげで、海外マジシャンに会う度に実演できたので、大変ありがたい(人前で出来るようになったのは数カ月後ですけどw)。後日ご本人から「手品無頼・野島流 C3免許皆伝」を頂く。ていうか無理やり頂きました。



◆3月:
所属サークル会長(二川さん)&副会長の命令で、東京某所で手品。その日は演技終えたら即家に帰ったので知らなかったけれど、場内アンケでプロ落語家その他の方より好評だったらしい。中央区を震撼させた手品師こと私w まあ演目的にエンタメ方向のものが少なかったんだろうなと、慎ましやかな自己診断。

初めて東京湾1周ライドに。走行距離180km/dayくらいでした。途中パンクとか色んなアクシデントがありましたが、心優しい方たちに助けられて無事帰宅できました。大変ありがたい。

月末に「ガールズパンツァー」見始めてハマる。かやのんボイスが好きになりはじめる。

藤子不二雄ランドを元に、トヒデルアルデヒランドというのを思いつくが怖いのでなかったコトにする。



◆4月:
だんだんC3が出来るようになってきました。

こざわさんの「Incomplete Pictures」が発売に。が、届いて「また青焼きディスクなのかよ」と。 F氏「ああ、小澤さんのDVD観ましたよ」に続く台詞が「また青焼きじゃないですか、あれ」で、天下のF氏と同じ第一感想だったことを光栄に思いましたw あと本人がヤフオクで自分のDVD落札してたりして軽く引くw 
自分の作品(商品)をヤフオクで入札するマジシャン 
「自分のDVDをオークションで買い戻したりしてる巨体の人を一人知ってまして、あれやっぱ奇行種ですか。」→奇行種でしょうね。

気賀さんのレクチャー。久々。

変態仮面」の映画。笑いすぎて腹筋が痛い&袖が涙でびしょびしょに。翌週に見た「シュタインズ・ゲート」の映画はいまいち。助手が可愛かった以外特筆すべき点はなし…。

John Bannonから「Dear Mr. Fantasy」の翻訳許可おりる。

宮崎の奇術研究家、ゆうゆう氏による「ゆうゆう賞」を受賞。二川先生とのW受賞でした。賞状等を頂くにあたり、冗談だと思ったのでマジックハウスの住所を知らせておいたら、あとで本当に送ってくださっており、その際のゴタゴタで混乱させていた。ごめんなさい。このお詫びは必ずします。…とひさんが。

KOKIAライブ。当惑する。



◆5月:
金沢のプロマジシャン、ヤマギシルイ氏による「Rouis賞」を受賞する(無理やり)。久々にヤマギシさんに遊んで頂くが、本当に手品愛してらっしゃるなあ、という気がします。この当時、別にリングとか練習するつもりもなかったので、ヤマギシさんの作った8本手順とかを見ても「面白いけど私はやらないよな」と思っていたのですが、なんかリングも面白そうということで年後半に練習し始めてしまい、「5本の方だけでももう少しきっちり習っておくんだった」と大後悔時代。

梶フェス。たまらんですわ。

ファット・ブラザーズ来日レクチャー。超不思議でした。あと重そうでした(物理的に)。

仕事から帰って「よくわかる!陸上自衛隊」DVDを探してサンクスを17軒ハシゴするも全滅だった悲劇と恐怖。



◆6月:
アイドルオーディションに合格(リアル脱出ゲーム)。

「とうだい!!」東京大学駒場キャンパスにて、齋藤修三郎&こざわまさゆき大暴れの巻。相変わらず齋藤さんの手品が全然分からずキモい。超キモい。

サークルの大先輩が亡くなる。後期高齢者とはいえかなりびっくりする。以降2ヶ月、サークルで講師的なことをするが、どんだけ手品好きだったんだ、彼、というくらい大変でした。「面白そうなのを探す」→「書き物に落とす」→「練習して実演できるようにする」 コレを2週に1回、毎回3トリックずつやるだけで私には正直つらかった。コレを毎度6トリックとかやってらした彼は半端ではない。彼岸でも色々練習されておられたり、故・高木先生とも再会されているであろうか。



◆7月:
二川先生お誕生日会@横浜。小川繁さんに初めてお会いする。直前に偶然彼のDVDを買っていたのですが、来年お会いするときまでに練習して、あのシルクをうまく演じられるようにしたい。何より石田天海を始めとした日本の重鎮に接した碩学に教えを乞えるというのは得難いチャンスだと、アタシ思うの。



◆8月:
夏コミ。日本奇術製作所。暑かった。ガルパンお疲れ様本とかちゃんとゲットしました。打ち上げ時に小澤さんがタナカヒロキさんのじゃんけんの手品を見せてくださったが、Beeさんや聖司さんと感銘を受ける。

ドイツ旅行。Pit Heartling氏に初めてオフラインでお会いする。気さくで、かつ超うまかった。早く次の本を出して頂きたい。タナカヒロキ「アナザー」をプレゼントかつ私のバリエーションを演じたのだけど、原案との差異を褒められてちょっとにやけた。ドイツはビールも美味しいし、凄い国だなーという印象。



◆9月:
友人と一緒に大洗聖地巡礼。今度はあんこう鍋食べに行きたい。

私生活に変化…って引っ越しただけですけど。



◆10月:
バノン本脱稿。訳者氏は最後の最後までチェックを行っていましたが、きっとどこかに誤字脱字が残っているのだろうなw 見つけた人は墓場まで持って行ってください。ぜひとも大学とか社会人の手品サークルに1冊(宣伝)。



◆11月:
バノン本「Dear Mr. Fantasy」が出ました。出せて良かった。

なんかこざわさんが着々と身を固め始めていてろりろりしました
(注 ろりろり:恐怖のため落ち着かない様子を指す。国語辞典にも載ってる。動詞は「ろりめく」) 二重落ちさんと「我ら三人、生まれし日、時は違えども <略> 同年、同月、同日に結婚せん事を願わん」とか桃園で誓ったのに、「裏切ったな、僕の気持ちを裏切ったんだ、父さんと同じに裏切ったんだ!」みたいに思いましたが、よく考えたら私にはあんまり悪影響もないのでどうでも良かった。お幸せに。あとオラに幸せ分けてくれ。のろけは不要だ。



◆12月:
冬休み、シカゴでバノン先生にお会いしました。厚み的にでかいなバノン先生。見せて頂いた手品がまた面白く、練習しようと思いましたね。現在、セルフワーキングなど、来年めどに出すであろう3部作の執筆中らしく、完成が待たれます。話の流れで、例の世界を震撼させてる大先生の話題が出たので、つい意地悪心が頭をもたげ、「彼、あなたのDVDに1個自作のバリエーションつけるだけで4割増しの値段で売ったりしてますよ、実にカッコいいです」とか「過去はどうだったか知りませんが、昨今の作品の練りの甘さ、オリジナルからの安直な改案(単なるバリエーション)、およびその価格については日本のマジック界も昨今震撼しどおしです」とか言ったら苦笑いされました。……私もそういう商売ができるようになりたいです(本音)。

バノン先生の紹介でマックス・メイヴンのショー&レクチャーに。会場で初ユージン・バーガー遭遇。ショーもレクチャーも楽しかった。ていうかなんで当たるんだ、私の脳内が。マジキモイ。

セドナ→ラスベガス→マイアミ。ラスベガスMGMで初めてデビット・カッパーフィールドのショーを見ました。英語超早かったので、私のような低リスニング力には辛い部分多数。なお目の前で車が突然現れたり、観客15人がいきなり消えたりするとやっぱ凄い。どうなってんだかさっぱり分かんないです。ただ個人的にはペン&テラーのほうが好きだったかなー。

年末最後に舞那遊氏引退の報。震撼しました。

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まあそんなこんなで、今年は久々に何度も演じられる手品ですとか技法等をマスターしたりはしましたが(そういえば手品に触れてはやxx年、ようやく紀良さんのリングルーティーンをさらえるようになりました。人生初リング)、ブログの趣旨である"グッズを馬鹿みたいに購入、人柱報告"というのはなかなか上手くいかないものでした。2014年はサークルとしてBannonの「High Caliber」やHollingworthの「Drawing Room Deception」を訳せるか、ですとか、野島さんを監禁できるのか、コミケで本が出せるか、などなどが課題です。あと出版するとかしないとかは置いといて、地味に洋書を抄訳しては紹介しあうような、そんな有志は出来ないものか(割とマジで)。こざわさんが洋書購読会を開催しないとなると、いないのですよね、こういうことやろうって人が、周りに、齋藤さん以外。とはいえhirokadaさんなど、本関係の悪の枢軸部が台頭してきており、これはこれでかなり危険です。もっと読んだ成果を分かちあうべきですよね、私達は!(主に一方通行になること請け合い)



では皆様、また来年お会いいたしましょう。お体にお気をつけて!


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