2013年後半から、諸々あって1年ほど野島伸幸クリエイティブレクチャーに参加出来ていなかったのですが、久々にお会いしたご本人に「野島さん軟禁して、この1年分のやつ全部教えてくださいとか言ったら可能でしょうか」と聞いてみたところ「あ、いいすよ」みたいな話になり、ふたり差し向かいだとややキツかろうということで犠牲者友人5名も招いて、11月16日都内某所にて「野島伸幸を軟禁する会」イベントが開催されました。（※野島さんはこのイベント直前にFISM ASIAのカード部門で3位を受賞されています。ファーカーに続いて、短期間にFISMの名を冠する受賞者に手品を習う贅沢あそび三昧になりました）
野「参考までに、指定あった14ヶ月分のリストです」 私「ありがとうございますー」 野「幾つくらい作ったかなあ」
私「リストにして数えてみますね。いちにい…… ＜中略＞ ……ひゃ、ひゃくはち！」 野「そんなに」
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当日は15時からスタートし、全員夕飯も食べずにお菓子をつまみながら連続9時間、最終的には日をまたいだ上に、60個あまりしか出来ませんでした。
脳内私「……"しか"じゃねーよ！"も"でしょうがよ！箱根でももっとマシだわ！（常識的な個数、という意味で）」
私「そ、そうですよね、やっぱり」
脳内私「ていうかさ、始める前から無理だって思わなかったの？」
私「い、いや、野島さんが『いつもレクチャーでは練習する時間とか設けちゃうから6個で2時間とかかかりますけど、バリエーションも多いですし、まあ1分で演じて2〜3分で解説すれば、8時間あれば終わりますよ』って」
脳内私「計算上はな」
私「まあ、正直、企画時に『うはは、8時間で手品100個wwwﾃﾗﾜﾛｽwwwそれで行きましょうwwっうぇwwwっうぇwwwﾌﾋｯ』とか、深夜のテンションでそのまま進めました」
脳内私「やっぱりお前が悪いんじゃねーか！」 ……私が悪かったです。
野島さんのずるいところは、あのひと変なギミックとかもいっぱい作るくせに、スライハンドも超上手いっていうか、それもあんまり見たことのない、ノジマティックなムーブが多いところですよ。そりゃそんなの紹介されたらみんなもそもそ練習しだすに決まってますよ。で、これが当然ホイホイは出来ないわけですよ。題材はカードも多いのですが、これまた結構難しいんですよね。「あ、私C3は出来るよ！」→「C3はやりませんでした」（主に時間の都合で）
まあ演者は勿論参加者も無駄に消耗するイベントでした。まああれですね、ロープとかも色々面白いのですが、みんなロープ慣れしてないのでまるで覚えられないのはﾜﾛﾀ。メモとか見ても文字でロープマジックを理解するのは、文字で5本リングの解説書くようなものです。（訳：「無理言うな」） しっかし野島さん、何が凄いって、大体どうやるか覚えてるところね。わたし、手品、特にパケットトリックとか5つ以上は同時に覚えられないです。3つでもキツイかもしれません。1個覚えると2個忘れるタイプ。
「きょうじゅサンさあ、これは残りの補講も開催すべきなんじゃあないかな！？」などという声も早速出ているわけですが、まずやっぱ場所を、椅子のある所を確保しよう。座布団あるとはいえ、床に座ってると腰が痛い。あと、要するに手品の人を個人的に呼んでいるお大尽遊びなわけですが、あんま頻繁にやるほどワタクシの財政は放漫ではないので、まあいつになるやらという感じですね。いや、残りも受けたいんですが。ともあれ今回学んだことを皆さんにお伝えするとすれば、これです。
「手品は1日60個まで」
……これですか？
参加の皆様、そして野島さん、阿呆なイベントにお付き合い頂きまして、本当にありがとうございました。やはりまじめに毎月レクチャーに参加すべきだと思いましたｗ（早速今月参加出来ないという……いつも毎月第4日曜じゃなかったんですか、救いはないんですか！）
