教授の戯言

手品のお話とかね。

HARADA HOLD


はじめて手にするバーバーコイン。…いや、初めてじゃないです。これ前二川さんに触らせてもらったことがある気が。あとやっぱりハーフダラーなので見慣れた大きさでしたね。
よく分からんのですが、いわゆるスリーフライ系マジックをやる時って、この大きさだと小さいですよね、やはり。あの手のマジックをする方々がモルガンに走る理由が分かった気がします。見やすいといいますか。恐らくハーフダラーサイズだと、現象が分かりづらい以前にせせこましく見えてしまう気がします。ていうかはじめての高額コインだーと年甲斐も無く喜ぶ→鏡に向かってリテンションバニッシュ→下手くそぶりに落涙 いやあ…。…こんな!こんなはずでは!あっれー!?w


ケネディ64年製コインは久々に生で見ました。2年ぶりくらいでしょうか。銀含有率が高いというのは知っていたのですが、普通のハーフダラーと比べてやっぱり白っぽいんですね。置いてぶつけたときの音は普通のと大差ないですが、空中で接触させると風鈴のようないい音がします。ノーマルの音も別に悪くはないのでこの辺は手品マニアがどうこう言うような理由より、主に好き好きでしょうけど。あとこころもちパームがしやすい気はしました。今まで使ったことなかったですけど、このコインから入るとパーム上達した感じが早く得られそうという気がします。


DVD「HARADA HOLD」
知人に注文を依頼されたので、ミスターマジシャンのカタログ冒頭文に倣い「当方にて試写させていただく事があります(一種の役得です)」と送ってみたら「女房を質に入れてでも見てください」というお返事だったので拝見させていただきました。

保持箇所はやはり想像の通りだったのですが、「これ技法レベルまでにしちゃったんだあ」と素直に驚き。良い点はやはりあの検めですね。銀次郎さんのワイプドクリーン、綺麗でした。悪い点はやはりナチュラルな手の形ではないところでしょうか。両手ばなしでスゲエええ、というわけではないのです。ホールドの都合上、バニッシュがなんだか頑張って握ってる感じがしてしまって…。
とはいえ久々に日本人の名前のついた技法になりそうですし、イチ日本人としてはちょっと嬉しかったりもしました。できませんけどw 
海外向けに出すことを念頭においたのか解説も映像主体で行われるので、その辺はレクチャーとしては手取り足取りの丁寧さはありません(この技法は明らかに中級者以上向けと思いますが)。一応はレクチャーDVDというくくりなのですし、コツなどに関しての注釈はもうちょっと付けたほうがいいんじゃないかとは思います。このご時世、英語が堪能な人などざらにいるでしょうし、通訳させるとか字幕つけるとか…。もうちょっと。

ぐだぐだ言っておりますたが、面白かったのは間違い無いので機会があればご覧になってみてください。ちなみに私はハーフダラーより500円玉の方がやりやすかったです。この技法、難易度に関しては修練の度合いもそうですが、手の形などに依存する気がします。