教授の戯言

手品のお話とかね。

SoM Vol.6 エリックステキだ

エリック・ド・キャンプ(Vol.6)<http://www.frenchdrop.com/menu/video/starsofmagic6.shtml

エリック・デ・キャンプスと思っていたのですが、発音的にはド・キャンプらしいですね。


以前カードインワレットに関して情報収集していた頃、マジェイアの魔法都市さんで、"参考になるビデオ"として挙げられていたのがキャンプのビデオでした<http://plaza.harmonix.ne.jp/~k-miwa/magic/favorite/kapswallet.html>。"何か別のギミックを使っているかと思った"と書かれていましたが、まさにそうです。私のようにワンテンポすらおかず、内ポケットに手が入ってから財布を取り出してくるまでに全く遅滞がありません。ユニフォーミティオブアクションのお手本というか、普段無造作に財布を取り出してくるのとまさに同じ感じで、本当に素晴らしかった。ありがちな工夫なのですが、これをやるかやらないかで雲泥の差です。


あとはコミカルなリングとロープのルーティーン。これは私が練習したことのあるダローとヨーキムの手順とそんなに差はなかったのですが、20年位前にあのスタンダードを確立したということは凄いことだと思います。カードをベースにしつつも、こういった見た目にはっきりした道具の使用は、ルーティン構成の参考になるなとひとしきり感心。他のカードマジックもかなり現象がハッキリしていて、オチもつくタイプのものなので個人的に非常にお気に入りであります。ワイルドカードはトミワンのと並行してマスターしてみようかと思います。


なお、ここまで見てきたStars of Magicシリーズの中で一番良かった巻だと思いました(残るはポール・ハリス1.5巻分とAll Stars)。カードの扱いは流麗で、リングとロープの手順も鮮やか。ワレットという小物を使いつつも、そのトリックはミスディレクションも含めて秀逸そのもの。自分でも練習してみたいと思わせるような魅力的な手順が一杯でした。

それ以上にいいなあと思ったのは、きちんとお客様と対話しているところ。不思議なのは勿論なんですが、彼のショーを生で見たらきっと「楽しかった」という感想を持って帰れる気がします。楽しかった>凄かった>不思議だった という価値観なので、彼の演技スタイルは非常に私好みといえます。いいDVDでした。

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最近ダローのスリーフライを練習しています。会社でも家でも、ひいては寝るときまでコインをもてあそび、常にコインのことを考え、コインを叩いたり触ったり舐めたり齧ったりする内に何もなくてもコインの質感が感じられるようになり、そしてある日具現化(HUNTER×HUNTER)・・・などというわけはないのですが、WEBカメラで撮影する限り一応"飛行"はしているし、漏れなくもなりました。が。冷静に考えると「不思議に見えてるのかなあ、これ」という不安がよぎります。まだ余裕を持って演じ切れてない証拠でもありますが。エキストラの疑念が自分で払拭しきれないのが腕の無さ。ダローの演技は結構スピーディーであるため、そこで救われてる部分もあるかなーとは思うのですが、中々難しいものです(口癖)。

最後に一つ、「最初の飛行」と「ラスト直前左の二枚に右の一枚を付け加えるギャグ」の際のダローの鼻歌、あれは恥ずかしくてちょっと出来ない・・・。「っぴゃっぴゃっぴゃっぴゃっ」「タ〜ララ〜ララ〜ララ〜♪」うううう。これは文化の違いか・・・。


追記:しょうこ、と打ったら翔子と変換される、ファフナー大好き怪社員IME・・・。