教授の戯言

手品のお話とかね。

Ulti MONTE


□Ulti MONTE

またモンテです。何気なしにMr.Magicianから行けるデモ動画を見たら衝撃。それにしても速い、速すぎるぞジャック(世界まるみえ風)。実際にこんなスピードでお客さんにやったら「ダメ、絶対」だとは思うのですが、ゆるゆるとした感じで見せることしか考えていなかった私にはちょいとびっくりなテンポの良さでした。この半分くらいのスピードでふわふわーっと見せられれば、カード演目の一つとして良さそうです。ただ、お客さんが「え?なに?なに?ええ!?」とか置いてけぼりになってしまいそうなのが怖いかも。気をつけたい。



以前も書きましたが、実はこれは既に持ってはいたが、例の加工を強化しようとして失敗、しょうがないから買い直しという、かなりアレな購入理由です。以前は買って何度か手順を暗記しようとし、結局モノにならなかったので抽斗の肥やしになっていたのですが、せっかくだし演じられるように練習してみました。






1時間で十分でした。



あっれ、おかしいな、もっと混乱した覚えがあるのに…。やはり会社のトイレで手順書だけ読んでどうこうしようってのが間違いだったか。


1) 3枚のカードのうち1枚あるアタリカードを探させるが外れる
2) 1枚ハズレカードをよけて、残った2枚のどっちがアタリかを指定させるがどちらもハズレカードになっており、卓上のものが当たりカードになっている
3) ファンに↓3枚のうち、ハズレカードの片方を裏返してまとめ、ファンにするとアタリカードが2枚になっている。さらに裏返しにしていた先ほどのハズレカードを表に返すとアタリカードになっている(=3枚全部がアタリカードに!)

…よく考えなくても、ギミックモノで、3段しかないものを覚えられない方がどうかしていますよね。しかし例の加工自体はともかく、この仕様方を思いついたあたり、この作品は素晴らしいと思います。例の加工知らない人には想像の埒外ですよ、これは…。こういうのに出会うたびにドキドキします。私もハンズ通いをしていればそのうち何か閃きませんかね・・・。



ついでに今度は「ビジュアルモンテ」について書こうかと思います。エスコリアルとの比較のために買いました。悪くないと思いますが、使うとしたらエスコリアルですかね。原理というか基本思想は似たようなものです。ただ、人前でやるのであればUltiMONTEか…、いや、スライハンドのやつですかね、怖いのでw



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"未熟なスライハンドの失敗"より、"ギミックがコンニチハしてしまった時"の方が、取り返しのつかないことをしてしまった感覚に深く陥る。それが演技そのものを成立させなくするような重大なものでなくとも。