教授の戯言

手品のお話とかね。

水と油

□ The Debil's Oil & Water



4段のOW現象。

Phase:1. ファンにした8枚のカード(R4/B4)を示し、裏向きに左右一枚ずつ交互に配り二つの山を作る。二つの山を重ねた後で表にすると、2枚ずつRBが分かれているのではという予想を裏切り完全にRBは分離
Phase:2. RとBをそれぞれ右手左手で裏向きに持ち、交互に卓上に重ねていく。表に返すとRBが再び分かれている
Phase:3. 一瞬でRBが一枚ずつ交互に混ざる
Phase:4. 少ない枚数でのDr.Daleyの"Follow the Leader"ぽいRBの入れ替わり→クリーンアップ。全てを観客に渡せる




良い点としては、技法が不要な点と最終的には全て渡せるというクリンリネス。悪い点はハンドリングとギミックが適していないと思う点。Phase:2→3の一瞬ぶりは、やってる自分でも驚くくらい綺麗なのですが、私なら少し違ったタイプのギミックを使いたいと思いました。正直なところ付属の手順構成書をなぞる場合、付属ギミックではハンドリングにちょっとドキドキします。「ロイヤルオイル」の方が私としては好きです。片手でファンにして示しやすいのが私の演技スタイルとしてはありがたい(これでも普通に出来ますが)。The Debil's Oil & Waterが"エンド時点で完全に手渡せる"のは確かに凄いのですが、私は"検めなんて別に必須じゃない"派なので、そこにそんなに惹かれないのです。たらればの話ですが、「両方の内容を教えてやるからどっちか一方を買え」と、屈強な兵士たちからアサルトライフルを突きつけられるという状況になったとしたら、私はロイヤルオイルを選んだと思います。はっきり言って好みの差、程度かなとは思いますが、最終フェイズのディスプレイの妙がステキなロイヤルオイルに3000点。