教授の戯言

手品のお話とかね。

久方ぶりにランドへ

□ カズカタヤマ 「図解マジックパフォーマンス入門」



先日、半年振りくらいに茅場町のマジックランドに行ってまいりました。久々にスポンジマジックやロープマジックをやりたくなったので、幾つか新しいスポンジと、高木さんのロープマジックの本を調達しようかと。たまたまパケットのマジックを買いに来ていた方と3人で歓談も出来まして、非常に楽しかった。昔のスポンジ加工法について話したら「懐かしいこと言うわね。あなた歳いくつなのよ」とか笑われてしまいました。実際にそうやって作ってた先輩が一人いただけなんデスが。



大きさの違うスポンジがあったので、どっちを買おうかと悩みました。ためしに小さい方でフェイクパスをしてママさんに見て頂く。「これで消えてますか?」「ウン、ちゃんと消えてるわよ」「んじゃこのちょっと大きいやつでも…」「…ああ、それはダメね。何でサイズ変わった途端に右手を返すようになっちゃうのよ。自分では見えないようになってると思うけど、逆にお客さんには見えるようになっちゃってるわよ」「うはwww」 ということでちょっと修行し直し決定です。んで。「どっちにするか決まった?」「…小さな方を6つ…」(チキン)。



その時ついでに見せて頂いたおかげで、ダン・ギャレットのバナナスポンジ、持っていたのですがようやくやり方がわかりました。大感謝です(遮蔽物を使っていいルーティーンなのに、遮蔽物を使わずに根性でパームしようとしていました。それは私には無理ですわな)。



メインで買おうと思っていた高木さんの本は結果的には置いてなかったのですが、カズカタヤマさんの 「図解マジックパフォーマンス入門」を購入しました。
"カズカタヤマさんは日本でも珍しいオールラウンドプレイヤー"
"嫌味が無く、安心して見ていられる&人に薦められる"
"挿絵が凄く好き"
"スポンジとロープの手順が載っていた"
"マリックさんとの対談は立ち読むには長い"
"伝説のマジシャン解説が面白そう"
など、「ロープも分かりやすく解説されているわよ」と"ママさんに薦められた"という以外にも色々理由はあったのです。



まだコラムを中心にしかきちんと読んでいないのですが、いつ見てもカズカタヤマさんの挿絵はグーです(勿論内容もですよ)。アニオタ観点から言うと、彼の描くキャラクターはアニメ監督・キャラデザのなかむらたかしさんもしくは岸田隆宏さんの絵に似ている気がする。「ファンタジックチルドレン」とか「ノエイン」を思い出します。
とにもかくにも、演技もTVで数回とMMLでしか見たことないにもかかわらず何故か好きなマジシャン、カズカタヤマさん。関西弁の方に無意味に怯える私にしては珍しいことなんですけれど。私の知る限り、彼の映像出版物としてはパーラー・ステージ系が多いのですが、クロースアップのジェネラル系のもレクチャーを出して頂きたいものです。ライブが近くであれば、いずれは生で見に行きたいマジシャンのお一人。で、何が言いたいかというと、「いい本だなあ」と(散々引っ張ってこの感想とは…)。


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(私信) ろっと さん:今もお読み頂いている&興味をお持ちなのかは存じ上げませんが、以前お買い損ねになられていたレクチャーノート(和訳) 、マジックランドの書架に見本があったのでママさんに聞いてみたところ在庫がありました(2007 0626時点)。直接伺ってみるのが最善ですが、遠ければ電話を入れて確保・郵送してもらうようご依頼頂ければ、まだ入手可能かと思います。ご参考までに。