教授の戯言

手品のお話とかね。

手段と目的


先日、フィッシャーのプライベートレクチャーに参加されていた方たちと飲みに行く機会がありました。なおその面子の中で、私は最もふつーーーの人であり、彼らの会話のマニアっぷりには ( ゚д゚)? ポカーン 状態だったわけですが(手品そのものというより、手品業界のお話のため、私のようにマニアの方々との関わりが少ない身には全然分かりませんでした)。
その中でサークルOBの方のコメントがありました。



A「(フィッシャーの)ハーフパスは、まあ実現可能なことは分かった。ただ、ハーフパスを使わないといけない、面白いトリックってのはあんまり見たこと無い気がするんだけど。そういうのをもっと習いたかったね」
二「いやほら、フィッシャーがやってたじゃないですか、あのカラーチェンジも入る奴とか」
A「んー、でもあれは効果としてつりあってますかねえ」
B「確かに直接効果的かというとそうでは無いかもしれませんね」



直接会ったりとか、技法を単体で見せて頂いたりとかしてたので、私はそこに目が行きがちだったのですが、その先輩の仰る通り、確かに私も"ハーフパスが絶対必須"という面白いトリックを寡聞にして存じ上げません。ブッシュファイアトライアンフ…あれも必須というもんでもないですし。いや、まあ本も買おうと思ってますし、多分練習もしますけどw ちょっと目が覚めたかなといいますか。



この"やりたい現象"を起こすのに"この技法"が必要→練習 というのが理屈としては正しいと思いますが、彼のパス=現象 という認識に陥りかけていたのは事実かもしれないと気付かされました。パスを現象として見たいのは、マーロニアンか技法バカ一代みたいな人だけですよね…。まあ出来たら出来たでちょっとした自慢にはなると思いますけれども。勿論マニア相手限定ですよ。次回来日した際に「お、ちょっとはうまくなったな」と言ってもらえる程度には頑張りたい。



技法練習から遠ざかって久しいものです、はあ。しっかし応用範囲が広い有用技法ってなんだろう。エルムズレイカウントとワンハンドトップパームでしょうか、私が日常的に使うのは。あとはまだ見ぬ領域ですがボトムディールですか。ボトムディールはマスターできる気が全くしないですが、あれは間違いなくマスターしたら応用範囲が広汎だと思います。手品に限らずw 

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今、以前youtubeにあったトーン&リストアードの手順を思い出しつつ自分でやってみるべく方法を試行中。今まで見たどのT&Rよりもクリーンで、かつ最終的に復活したカードに折れ目が無いのですが、動画保存してない上に消されちゃってて非常に悔しい思いをしております。キイイ。まあ多分映像ネタだと思うのですが。

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673 :芸も名前もありません:2007/07/01(日) 20:40:36 id:lm1kwi6v
ttp://www.youtube.com/watch?v=xv_pDXEJjUQ
Johny Tompson and Dani DaOrtiz
バーノン先生とグリーン先生のものまねでマジックを見せてくれます。
カオスwwwwww

めちゃくちゃカオスでしたwww 大好きw PCの前で声出して笑ってしまいました。ダオーティスのページはどうもイタリア語とかなので、私には読めないのが残念。しかしこの人と、敬愛するトンプソンが競演するDVDが出るなら是非とも欲しい逸品です。ハァハァ。


652 :芸も名前もありません :2007/06/26(火) 22:25:04 id:zKutQ5UU
http://www.youtube.com/watch?v=VIye-fQmuyE&mode=related&search=

ダニ・ダオーティスの演技
真ん中はレナート・グリーンが観客でレナート・グリーンっぽい演技

抜粋ですが、まさか本人の前でとはw