教授の戯言

手品のお話とかね。

最近の手品徒然

最近、スペース節約のためにデータ整理をしようと思い立ちました。住まいにあるディスクメディアが相当な量でして、その1,000枚に迫ろうかというCDとDVDをがんがん圧縮しております。データをHDDに格納し、これらのCDとDVDを全て実家に戻すことができれば、私の部屋にも少しはスペースが出来る…予定。その中で、とある1枚が必ずエンコード失敗するのはなぜなのですか神よ。なおEtienne Pradierの「Signed Card in Sealed Bottle」、DVDメディアのディスクタイトルが「Signed_bottle_in_Sealed_Card」になっていました。"密封されたカード"の中に"サインされたボトル"…。凄い手品だ。想像できない。「想像できないと言うのは、即ち実現出来ないということだ」(カッパーフィールド格言の"裏")。



久々に色々な手品DVD(の存在)を再確認しましたが、…いやはや。買いも買ったり。その割に全然マスターしてない。観賞したいがために買っている面も多々あるので、それはそれでいいのですが、こんだけ買ってるならもう少し練習しろよと。まあまんがを数千冊持ってたら絵が上手くなるかというとそうでもないのですが、もうちょっと、なあ…。ここにあるDVDの1割でもマスターしてれば、もう少しまともなショウマンになってそうではあります。少なくとも買ったネタものについては演技をWEBカメラで撮影、まず自分の目で"怪しい部分がほぼ見出せない"レベルくらいにするのが、実演へのファーストステップと思っているのですが、これも数えるほどしかできていませんね。



上記の作業の流れで久々にBrian Tudarの「Generation X」を流し見たのですが、昔見たときほど感激しなかったというか。彼の演技はかっこいいのですが結構な力をこめてカードを扱うので、エレガントさに欠ける気がしました。なぜ脳内で平野綾さんの声で「もっとエレガントになさい」とか聞こえるかは不明。…ああ、「キディ・グレイド」か。あのしっとりと落ち着いた声を聞いていた当時、まさか中学生の声とは想像だにしなかった。



あ、それで思い出しましたけど、カードを綺麗に扱う、って想像以上に難しいですよね。最近ジョシュア・ジェイのカード捌きをよく見ているのですが、手品はうまいんですけど意外に手捌きは粗い気がします。「じゃあお前はどうなんだ」、というとそれはもういわずもがな、…エレガントさのかけらもないんですけどw 
ダローとかベナター、マローン、ゆうきともあたりが私の思う"カードを綺麗に扱う人"なんですが、こういう人たちはトリックとは別の次元できちんと注意を払っている感じです。勿論、カードを雑に扱う感じが効果的な場合もありますし、演技スタイル的にその方がいい人(グリーンとか)もいるのですが、個人的には丁寧に扱っている方が好みです。マジックはどちらかというとお上品な娯楽なので、やはり優美な動きで出来ればベターかなと。趣味の問題ですね。ゆうきさんなどはDVDでさらっと演じているのためあんまりそう思えないかもしれませんが、あのレベルの扱いの綺麗さは相当に難しい。私だけかもしれませんが、自分としては"キレイに出来てる"と思って、録画した自分の演技を見てみると、己の手つきの粗野っぷりに愕然、なんてこともありがちなのではないでしょうか。少なくとも私はそうでした。しくしく。あ、でも角度が限定されるのでパスは凄く上手く見えました!w まあ精進あるのみです。



今日人名が色々出てきてますが、今までの雑文も、人名をアルファベットで書くかカタカナで書くか、ラストネームで書くのかファーストネームなのか、さん付けなのかそうでないのかなど、えらく表記揺れしています。自分で書いといてナンですが、個人的はにとてもうざい文です。読んでらっしゃる奇特な方、ゴメンナサイ。タイトル系ではアルファベット、本文ではカタカナ、基本的に敬称無し、とか己の中でルール化したほうが良いかもしれません。…すぐに忘れそうですけど。

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「日曜手品日記」で、初めてあの類の手品が"Out to lunch"というのを知りました。数年前に知人のAさんから東京駅地下のレストランで「こういうの知ってる?」と見せてもらったのが唯一の生見体験でしたが、非常に不思議でした。しかし初心者向けの手品本に載っているのか…。こういうのを見るたびに、世の中知らないことだらけだなあと思います。むしろ初心者向けと言われているものをきちんとマスターしている方の方が演技がしっかりしてそう…。しかし今買ってしまいそうな4巻組DVDがあったり…。やはり、"やる"よりも"見る"方が好きなのは否めません。