教授の戯言

手品のお話とかね。

秋の浪費反省会

■ Miguel Angel Gea, Christian Engblom, and Danny DaOrtiz「Fat Brothers」DVD
□ 「Cubio Jumbo」
■ Daryl 「Double Crossed trick with DVD」
■ Reel Magic Magazine - Episode 5 (Johnny Thompson)
□ Refill for PK Spoon (8 spoons)
■ Luis Otero 「Enlightened Card Magic」DVD
□ Invisible Thread Stripped
James Brown 「Still Fancy A Pot Of Jam?」

  • Bonus-

□ 「Magic Rattle Box」
□ Jay Sankey 「Public Transit」
■ Joshua Jay 「A Different Side of Me」(6 Instant Downloads 「Cornered/Elevation/Big Deal/Credit Cash/Impossible Three/Royal Assembly」)

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「またおまけ広告に釣られてこの子は。懺悔するがいいわ!」
「文字だけだと分かりづらいですが、お久しぶりですね、シスター。キャラ設定に変更が?」
「おほん。もう出番ないかと思いましたよ」
「浪費反省会は一人でやるとへこむので、今後もお付き合いくださいよ。一人で黙々と購入理由を書いていると、その理由の浅さや衝動的買い物ぶり、私は本当にやばい人のように思えてきます。理性というもう一人の自分を作らないとやってられないっすよ」
「大丈夫!手品愛好家は多かれ少なかれアレな部分を持っている人たちばっかりです!国内外問わず!」
「言っちゃったよ、この人は…。…って、例に漏れず私も!?」
「いつの日にか "すまねえ、クラリス。いまはこれが精一杯" が、堂々と出来るようになれば一人前ですね!」
「忘年会でハト出したりもね」

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「何で買ったんですか。まさかデブ専…」
「違いますよ!全国1千万女子校生の皆さんが勘違いしたらどうするんです!…理由は明白、ボーナスパフォーマーにベベルがいたからですよ!」
「硬派なベベラーとしては正しいですが、人としては間違っています多分」
「あと、トンプソンも出てますし!」
「ファットメンはどうでもいいのですか…」




「これは、またなんというか初心者的な。テ○ヨーで、例のネズミのやつでありませんでしたっけ」
「思い起こせばその昔、クロースアップなんかまるでやらないサークルの女性同期に、ネズミのやつを見せられて、検めまでさせてもらったのにまるで仕掛けが分からなかったんです。あの時の屈辱ときたら。今でもあの思い出だけで飯が3杯食えます!」
「マゾかよ…。で、リベンジは果たせましたか?」
「説明書読んでないんで理屈は分かんないんですが、いじってたら途中で止まったり動いたりして超不思議ですよこれ!うっはー♪」
「…あなた、手品を続けるなら、機構関係はまじめに理解しておくべきですよ」
「ちなみに私、テ○ヨーのゴーストハウスも超不思議ですよ!」
「読者が呆れますよ。しかしいいですね、その偏った手品知識。ギミックは知らないほうが幸せが長続きしますよ。ほら、言うでしょう。一日幸せでいたかったらテ○ヨー製品を買いなさい、1週間幸せでいたかったら「ル・ポールのカードマジック」を買いなさい、 -中略- 一生幸せでいたかったら手品は見るだけにしなさい、ってね!」
「何のパクリだ!あ、いま思い出したんですけど、その学生時代にゴーストハウスを見せてくれた友人と、さっきのネズミCUBIO見せてくれた知人、今年結婚しました」
「…それに引き換えあなたは」
「10年後とか想像すると怖くなります…。いやむしろ5年後でも…。やめましょうよ、この話題」




「カードアクロスが好きなのと、ダローだからハズレが無いだろーと」
「シスター、それ私の台詞…しかも駄洒落…」


「トンプソン特集の回なのと、"変態"ことサイモン・ロヴェルが出ているから、でしょう」
「概ね当たりです。あとギャレット・トーマスも」
「そういえば、あなたはこの間リングシング練習してて初めて、自分の右手の中指が若干薬指寄り(向き)に付いてることを発見したそうですね」
「ええ、おかげでそのマジック、凄くツライです」
「中指と薬指が近いということはフィンガーパームはやりやすそうですけどね」
「…この世界で、その他にこの2本指を同時に使うような作業があるのかが謎です」
「んー…」
「!あ、なーに考えてんですかー。言え、言えー!このメス豚め!」
「やかましい!」(右手の中指と薬指を下から相手のあごに引っ掛け肩から入り身、腰で跳ね上げ床に叩きつける)
「あぐっ、あ、合気…!」
「小指とか人差し指一本を相手の口に引っ掛けても、似たようなこと、出来ますよ」
「渋川先生か。…合気使ってみたい」




「おともだちがスプーン曲げやってて、僕も練習しようと思ったの」
「フーン」
「ていうか聞いてくださいよ!スプーンって、私が全力で頑張っても曲がらない硬さのもあるじゃないですか。かといって、"実際は曲げられるけど、ぱっと見は曲がらなさそうなスプーン"の選び方ってよく分からなかったから、練習用にと思って手品ショップでスプーン注文したんですよ!勿論金属製であることを想定して」
「…で、届いたのがプラスチックスプーン8つだったと(写真)」
絶望した!PKスプーンの原理を知らない私の家に、海外のカレーショップで持たせてくれそうな、実にチープなつくりのプラスチックスプーンが届いて絶望した!しかもなんか箱入りw」
「ヨーグルト食べる時に使ったら?しっかし711で持たせてくれるスプーンの方が遥かにクオリティ高そうですね」
「…まあ多分あのクオリティまでいくと曲げられないんじゃないですかね。久しぶりに手品グッズ開けて愕然としました」
「チープなのにも理由がある、ということですか」




「このDVD、カードマジックばっかりっぽいですよ!私は幾つカードマジック見れば気が済むんだっつーの」
「買うときタイトル見てなかったんですね」
「…ハイ。いや、でも面白いと聞いたことはあるんです。それはあとから思い出しました。多分寝ないで済むかと」
「そうあれかし」




「糸?普通のアレですか?」
「ハイ、心の若干汚れた人にしか見えない例の糸です。立ち読んだ"ジェイミーなんちゃら"の本に手順が幾つか載ってた気がして」
「そういえば読んだ知人が「あの人のマジック見たことあるけど、つまんなかったです」とか言ってたという例のアレですか」
「え、そうなんですか?なんか日本のTVでもやってたらしいとは聞いたことあるんですが。私は実演見たこと無いのでなんとも」
「そういえば同じ知人が日本のマジシャンの某レクチャーDVD見て、「本来あるべき"観客と演者"じゃなくて、リアル世界における上下関係の"社長とその従業員"って感じのやりとりが、非常に面白かった」とか言ってましたよ」
「トリックの感想は無しですか。しかしあのDVD、見た3人が同じ感想を言ってくるのですが、こうまで言われると逆に気になります。…見たい。トリックはともかく、その社長っぽい人が観客(役)にもかかわらず、なぜかまとめにかかる部分とやらをじっくりと!」



「これはなぜ?」
「いや、面白そうじゃないですか。あとスライハンドも良いんですが、ミスディレクション企画モノに弱いんですよ、私」
「変なカテゴリ分けしないの。SODですか」
「シ、シスター?え、あの、Stand-Off Dispenser(主に航空機搭載の、誘導性能を有する飛翔体を使った対地兵器。当たると死ぬ)ですよね!よね!?」
「いえ、ソフトオ」
「わーわー!ちょっと!お前さん、なんてえ事を言うんだい。かわいらしい坊ちゃん嬢ちゃんたちも見ているかもしれねえってのにまあ」
「安心なさい。小学生がここ見てるほうがよほど問題です」
「なるほど合点がいかあ!これがホントの"企画"倒れと申します」(似非落語的サゲ) 
つくてんてん♪


〜〜〜おまけ編〜〜〜
・Magic Rattle Box
「むしゃくしゃしていた。カタカタ言わせたかった」
「犯行後の供述ですか」
「と、いいますか、ボーナスのあとの二つは持ってたんです…」



・Public Transit
「サ、サンキーネタ!親兄弟を人質にとられたり、シチリアンマフィアに脅されでもしない限り買わないとか言ってたのに!…って、まさか…!?」
「買ってない!ボーナスだもの!…でもボーナスのあとの二つは(以下略)」



・A Different Side of Me
「ダウンロードものって初めてじゃないですか」
「ええ。一応ダウンロードはしたんですがまだ見ていません」
「…まあ、早くマスターできるといいですね」