教授の戯言

手品のお話とかね。

「Incredible Suit Jacket Escape」

Bill Abbotto「Incredible Suit Jacket Escape」 昨年LVのショップでDVDジャケットだけみて、「お、ちょっと面白そう」と思ったのですが、荷物になるので買いはしなかったものです。先日やはり気になったので買ってしまいました。てへ。

内容としては手錠をかけられた演者がカーテンで観客から隠され、カーテンが下げられるとジャケットが半分だけ脱げていたり、後ろ前になっていたり、はたまた頭にかぶっていたり手が股間から出ていたりと、抱腹絶倒のやり取りがなされます。最終的には手錠が外れ、ステージ上の助手二人(観客)と客席へ挨拶して終わります。

Bill Abbottoという名義ではあるのですが、実際はプロデュースみたいなもので、実際はAnthony LindanIという別のマジシャンのショーのトリネタとのことでした。実演や解説はLindanによって行われます。

ショーの面白さとしては、文句無く私が好きなタイプ。"不思議"なんですが、それ以上に"楽しい"のですよ。唯一にして最大の難点は「道具の準備がめんどくさい」ことです。本作はDVDを買っただけでは何も出来ません。「ジャケット」「手錠(Thumb Cuffでも出来ますが、実演で使われているshackleが良いと思います)」「カーテン」が必要です。特にこのカーテンが曲者で、助手役の観客二人がかりで全方位を囲む大きさなので、作るのも面倒。いや、作ろうとは思ってるんですが。ちなみに上記サイトで買うと、キャリングバッグとか含めて250ドルくらいなんですよね。まあ生地の代金とか考えると極端に高いわけでもないのですが(ユザワヤに行って確認はしてきました)。
つまりあれです、「解説DVD、60ドル  手錠二組、40ドル  カーテンセット、250ドル  ショーの盛り上がりとお客様の笑顔、Priceless!」

なお私はAbbottoのサイトから購入したのですが(DVDはPenguinで)、日本ですと「King Of Magic」で取り扱いがありますね。

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某きょうじゅ氏の頭の悪さがにじみ出るTweet:
【速報】手錠が外れません。 posted at 23:43:06
【続報】どうやったら本当に外れなくなるかを試した後、さて外そうかと思ったら鍵がちゃっちいせいか、正しい鍵にもかかわらず何度ひねっても開かない模様。「100均の南京錠の方が精度高いだろこれ!うっわ、手が銅臭いし、なんか血が滲んできたし!」 posted at 23:55:35
【速報】鍵は諦めてヘアピン使って外した。ヘアピンで南京錠開けるとか中学の頃のクラスで流行った遊び以来なのだぜ。15分かかった。…ていうかまじで怖かった…怖かったぞーーーーーッ!(涙目) posted at 00:14:43

いや、あの手錠でも外れないように鍵を閉めることは出来るかなと思って試した際の悲劇。外したあとで触ってみて分かりました。これ、あのフックの部分を引っ張りながら鍵回すと割に簡単に開くのね。…知らんわ! そこにはなんと傷跡生々しいきょうじゅの姿が!「もうあんな思いは二度とごめんだね。今度からは事前に、鍵だけでちゃんと開くことを確認してからやるよ」(世界まる見え風)