教授の戯言

手品のお話とかね。

ぼくのなつやすみ2011-3

12/7(水)、前夜、菅原さんの会で以前お会いしたこともあったし、浜松在住ということで日曜手品師さんに「ご都合よろしければ夕飯ご一緒いただけませんか」という旨を送ったらご快諾頂けたので、浜松まで行くモチベーションは上がっていたが、朝起きて、やっぱり脚は痛かった(5・7・5)。朝御飯を食べに下に降りるがサラリーマンしかいない。そういえば平日だということを思いだした。初日以降業務用メールに一切返信してないけど、まあいいやと。ホテルの玄関で自転車倒してしまい、左のブレーキが多分この時曲がる。



1号線をひたすら西へ。日曜手品師さんには16時には着きますよ、とは言っていたが、車は多いけどこの道を通れれば15時着も夢じゃないなという感じだったが甘かった。このへんなのだが、グーグル先生は「ここを往くのだ!」とおっしゃるが、ここはトンネルで、自転車通行禁止なのであった。仕方なく用宗駅の辺り、東海道本線辺りから山を迂回。



道なりに進んだらこんな所に出てしまい、しかも上り坂が始まる。景色は綺麗だったが朝からまた山登りが始まり、これは16時着、もしかするとダメかもわからんなと思い始める。



海沿いの小路を駆け下る。下ってしばらくした所のファミマにて羊羹補充。



なお、このあたりで「輪るピングドラム」のペンギン2号の鳴き真似をしながら走ってたら、脇から飛び出してきた車に轢かれそうになった。あれで死んでたらと思うと末期のセリフが「きゅ」であり、怖くなる。12時、大井川を越える。



島田あたりを通り過ぎた時、がんばろう島田、的なのぼりみたいのがあったのだけど、商店街が半分以上しまっててそりゃ東北応援する前にこっちが頑張らないとイカンだろと思った。総じて人が少ない気がする。東京が多すぎるだけというのもあるけれど。




金谷近辺でまたグーグル先生に騙される。あとにして思えば一般道から山の中の1号線(トンネル)が路線結合してしまっていたのか、ナビが意味不明になる。しかもここでまたキツイ登り。30分くらい延々と自転車を押して登る。なんか今日日があるうちに辿りつけるかが不安に。そのあとはまた55km/hで下ったり登ったり。山道を自転車で駆け下りるのは大変気持ちいい、それは分かった。車で上まで行って、そこから自転車で降りるのが最適のはず。気持ちよさ的に。



ここのサンクスで豪華コンビニランチと洒落込み(普通のお店を探していたが、結局いいタイミングでいい店が見つからなかった)



掛川突入。仕事で来たことがあったけど、自転車で来ると超大変だというのが分かった。14時過ぎに袋井。浜松まで20kmであるが、このあたりから向かい風が酷い。延々とsprinterとmagiaを歌いながら進む。天竜川の橋の辺りとか、もう漕がなかったらこれ後ろ向きに進めるんじゃないかという風の勢い。なんという土地じゃ。日が傾き、肌寒さを感じる辺りでネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲を見つける。完成度高ーなオイ。http://t.co/LcmSxOeg

・ついたー! http://t.co/sMdYfNkV posted at 16:06:27
・しまえたー! http://t.co/07g1ASH9 posted at 16:43:17


ということで浜松到着。走行距離83.5km。寒くなってきたのでさっさと輪行袋にしまう。しまってる間会社帰りっぽいおじいさんに話しかけられて、その方も輪行とかされる方らしかった。私は今回はが初めてなんですけど。「アオバ自転車店」のおじいちゃんに似てた。「今日はどこからいらしたんですか?」という質問に、スタート地点を咄嗟に思い出せないくらいには疲れていた模様。正解は静岡。



日曜手品師さんを待つ間、ロッカーに自転車を入れようと思ったのですが、入りませんでした、オウシット。まめ知識:自転車はロッカー(大)にも入らない。トイレで着替えて以降、結局ずっと持ち歩く羽目に。いくらロードバイクが軽いとは言え、ずっと持ち歩くにはちょっと…。



日曜手品師さん登場。菅原さんの時のアレを逆にやってやろうと思って言ってやりましたよ。「…来ちゃった♪」もうこれを言うためだけに企画した当旅行、目的達成!お疲れ様私。その後お茶をしながらおみやげ手品を頂き、しかもそのあと鰻までご馳走になってしまって恐縮することしきり。
そのまま日曜手品師さんによる絶版商品を開陳する「きょうじゅをぐぬぬと言わせる会」に移行。まず出てきたのがテンヨーの78年のカタログとか、トリックスの77年のカタログとか。生まれてすらいないです私。昔のカタログは大変面白い。菅原さんの"ウルトラチューブ"とか。今でも通用する作品だと思った。


沢さんプレゼンツシリーズは興味深いが演者に練習が要求されるものでちょっと難しそう。あ、片倉さんの"貫通現象にパドルを使う"やつ(ミラクルパドルでしたっけ?)は斬新だった。ただ、以前カタヤマさんのパドルを見たときにも思ったけど、パドル面に何かをくっつける場合、横からの角度に物凄く弱くなるので、そこは非常に難しい気がした。ちなみにカタログを見ていたときに偶然「これは?」って言った瞬間、日曜手品師さんのカバンから出てきたときはどうしようかと思った。カタログに一杯載ってる中で指定したこれがピンポイントですよ。しかも他のは入ってないの。予言されていました、ていうか行動を読まれてた。やだなにこれこわいw 開催趣旨通り、5・6回は確実に「ぐぬぬ」させられてしまいました。帰りに「ゴルゴ13」を買うのにコンビニまで付き合っていただいた上でお別れ。本当にありがとうございました。ていうか突然行った上にご馳走にまでなっちゃって本当にスミマセン。



輪行袋を置く都合上指定席で、そして速さを感じるために敢えてひかりをチョイス。この三日のあの苦労が、僅か二時間弱で達成されるプレイですYO!と思って調べたらなんと90分だった。驚愕する。



「一番Eのを頼」んだ訳ではなかったが偶然。ネタ的に今更感がぷんぷんするよね。http://t.co/g4HaLIAu



新幹線出発からGoogle Mapの現在位置情報を見ていたが、旅行中見たことのない、凄まじい速さで青ポイントが移動する。当たり前だけど。みんな新幹線の恐ろしさを分かってないよ絶対。僅か20分で3日目の行程(静岡-浜松)制覇…私が死んでた大崩海岸あたりなど20秒。これが…科学…!静岡駅からゴルゴ13一冊読み終わる頃にはもう二川さんちの近所(新横浜)。マジぱねえっす。ということで帰って早々、風呂だけ入って、ファフナー見始めて号泣して、DVDBOXをポチって、BDBOX出る予定らしいということを知ってすぐキャンセルして旅行終了。安易な気持ちで、自転車で山を越えるのはやめようと思った、冬。


ありがとう、マイ愛機。浜松駅前にて。

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テイルズオブきょうじゅ キャッチコピー:「ケツの痛くなるRPG
脚も痛くなったけど。これはどうも漕ぐ姿勢が良くないみたいですね。気をつけよう。(膝の外側が痛くなるのは脚が微妙に外に開いているせいらしい)



東京近郊で走ってると基本的には高低差が無いので80kmとか余裕なのだけど、途中に山が挟まるだけで一気に精神的疲労が酷い。今回3日間で総走行距離は270km程度なのですが、やはり自転車は1日100kmとか走るためのものではないような気はしました。つーか車超速い。新幹線に至っては神の騎乗せし乗り物。



大人になったと思う瞬間はどんな時ですか? →新幹線(指定)からタクシーのコンボで帰宅した時。お帰りなさいませ私!お疲れ様でした私! まめ知識:輪行袋は駅のコインロッカーはおろか一般的セダンのトランクにも入らないぞ!覚えておこうね!タクシーでの正解は"後部座席に置く"、これだ。



今回の旅行を振り返ってみると、景色や史跡を楽しむでもなく、ご当地料理を探しまくるでもなく、大将のコメントにあった「修行?w」というのが一番しっくりくる気がした。個人的にはダイエットと日曜手品師さんに「来ちゃった♪」って言うためだけですがw まあいいや、久々に体力の限界まで頑張りました。明日から仕事か、やだやだ。