教授の戯言

手品のお話とかね。

逃げ出したい

■Dixie Dooley 「Escapology with Dixie Dooley Volume 1: Escape from the Ordinary」

・Silk Through Rope
・Houdini Rope Tie
・Spirit Rope Tie
・100 Foot Rope Tie
・Knots
・Lock Picking
・Historic Handcuffs
・Thumbcuffs
・Escape from a Rubber Band
・German Transport Chain Escape




主にパーラー・ステージ・ストリートで行う脱出術のレクチャー。幾つかはステージマジックの裏側を見た経験から知っていたのですが、他にも知らないものが色々あり、中々に興味深かったです。中でも面白かったのは以下の二つ。


"Silk Through Rope" は両手をシルクで縛り、胸と腕で作られた輪っかにロープを通してそれが抜けてしまうと言うマジックなのですが、トポロジカル頭脳の弱い私はもうこの時点で驚愕でした。以前大学の友人と別の脱出をやった時にも頭がこんがらがったのですが、こういうのに本当に弱い。ちなみに図的に単純化すると、チャイナリングのダブルリングっぽい感じなのですが、これをロープに置き換えると意想外の抜け道が発生したりと楽しめました。


・Escape from a Rubber Band はなんかジョークなのかと思ったのですがマジックらしいです。右手のひらを下にして卓に置き、小指に輪ゴムを引っ掛け伸ばし、手の甲を通って反対側を親指にかけた状態にします。ここから、右手のみで(左手を使ったり体の右手首以降以外の部分、ないしはその辺の家具や壁などを使ったりせずに)外すと言うもの。結構大変でしたが、私は特に解説の通りにしなくても頑張って外せました。手が小さいからか・・・。



他にも手錠の種類とか太さの差によるロープの差ですとか、様々な観点からの解説がありました。椅子に座ったままぐるぐる巻きに縛られるというシチュエーションが、この手のパフォーマー以外にあるかどうかはともかく、長くて太いロープほど外しやすいのは感覚的にも理解できました。次巻以降が楽しみです。親指の関節を外せば、どんな手錠もヘッチャラさ、みたいな内容が出ないことを祈ります…。

                                                                      • -

■荷物を整理していたらスーパーファミコンが出てきました。懐かしさのあまり、「ファイナルファイト」「ファイナルファイト2」を続けてクリア。んー爽快。連射パッドよありがとう。

                                                                      • -

■「すごいなあ、最近の手品は凄くて全然ついていけないなあ」というのが口癖のアードナスの弟子さんでしたが、飲み屋でカードを弄りながらやっておられたセカンドディールがやったらめったらキレイでした。殆どずれていないように見えるのですが、一体どこで摘んで引き出してるのか全くの謎でした。うまい人の技法を見るのは楽しいです。

                                                                      • -

■航空券取れましたのでGWは沖縄行ってきます。カノジョ連れですしうはうはです(同伴者は心の清い人にしか見えません)。いやあ、スキューバダイビングはいいですよ、本当に。水も透き通るし、晴れたらいいんですが・・・。ああ、どきどき。コンタクトレンズを入れる練習をせねば・・・。苦手なのです、とても。

                                                                      • -

■5月のマイケル・アマーのレクチャー、値段も大してしないし、手品始めてからお世話になってるし、やはり参加すべきか。よし、参加。夏にはヨーキムと・・・誰だったか、私はよく知らないが有名な方もいらっしゃるそうなのでちょっと楽しみですね。手品熱はいま一段落ついていますが、プロの演技を見るのはやはり素晴らしいですし。

                                                                    • -

■ドラマジックさんの「ブレイクするーおとうさん」が、ショートストーリーのお手本のような感じで、そのストーリー構築能力に敬服。いい話だなー。こういうお話に弱いのよ、私は・・・。