教授の戯言

手品のお話とかね。

3M

■空いた時間に作った細切れ記事を、酔った頭ででれでれっと繋げて書いていましたが、詰まるところ「エッグバッグ用の玉子を自作してみた」→「副産物でかに玉作ってみた」→「鉄鍋のジャンが面白かった」で済む内容でした、以上。



■「クラシックマジック辞典2に」エッグバッグ用の玉子の作り方が載っていましたので、日曜日にクラシックコンサートから帰ったあとで実際に試してみました。ただ、注射器を買うためだけにハンズにいくのが面倒だったので、家にあった精密加工用のプラスドライバーで玉子の側面に穴を開け、口で吹いて中身を出すという原始的極まりない方式で実行。そもそも、エッグバッグを買った際に付いてきた木製の玉子が少々重く、落下させたときの"とすん"という衝撃っぷりが袋の外からでもかなりクッキリ。いま流行の言葉でいえば「見えすぎちゃって、困る」だったのですね。「違う、これは私が下手なんじゃない、玉子が重いからだ!そう、なら軽い玉子でやったらいいじゃない!」と言うことで作ろうと思った次第。今にして思えば、家に放置してある四つ玉を入れてみれば良かったのだろうか。軽いし、白いし。



エッグバッグをやろうと思ってから、いくつか玉子作成に関しても文献を紐解いてみたのですが、玉子の中身を抜いた後に、内でも外でも補強作業をしている記述に出会わなかったのが気になりました(大抵の文献で穴は塞いではおられましたけど)。
「中身を抜いたあとは、水で薄めたボンドないしは樹脂で内側をコーティング」&「外面は穴をパテで塞ぎ、全体的に水やすりをかけて滑らかにした後でやはり樹脂ないしニスなどでコーティング」系の、"ガンプラ的補強作業"をしないと、脆すぎて演技に使えないのではないのかなあ、と疑問を抱いたことが、ものぐさな私が実証実験に踏み切った理由。結論としては"玉子は意外と丈夫"でした。確かにチョップ一発入れたら割れそうですけど、気をつけて扱えば問題なさそうです。



作成工程中に"玉子の中は塩水で洗え"と言う記述があったのですが、先述の通り家に注射器は無いため、椀にかなり濃い目の塩水を作って口に含み、上を向きながら玉子に吹き入れると言う方法をとりました。…。ぶはっ!…うっぅえほっ!ぐべっ!と、漏れ出た塩水が鼻に入ってむせまして大惨事に。もうナイスガイ台無し(笑うところ)。…いま書きながら机の横にあるものを見て気付いたんですけど、コンビニで貰えるストローの先を軽く炙ってぎゅっと絞って細ーくして、それを挿しいれる形で使ったらむせなくていいと思いますよ!余裕ある人は昆虫採集セットでいいからスポイトとか確保したらいいと思いました。



あとサイズ。近所のスーパーにはLサイズしか売っていなかったのですが、今回は作成実験だからいいかと割り切ってそれを購入&使用。ちなみに家に帰って比べてみたら木製玉子の方が小さかった…。どこかで小谷氏オススメのMSサイズ、ないしはSサイズを調達したいと思います。私の手は女性サイズなので、多分Sサイズが妥当なんでしょうなー。なお、出した玉子の中身3つ分は、色々な具材を加えてかに玉丼にしまして、アッツアツのところを美味しく頂きました。中華万歳。



■で、そのかに玉を食べていたらふと読みたくなりまして、2年ぶりくらいに西条真二鉄鍋のジャン」を引っ張り出して読み返しておりました。やはりすっごく面白い。アツい。14巻まで来たのですが、湯水家執事の刈衣花梨さん、彼女は最高です。ハの字眉にサングラス、そして過保護なおねーさんにも関わらず、勝負の場ではびしっと決めてくれているのがたまらんです。まったく西条先生め!ステキなキャラをありがとうございます。まったくもってメインキャラじゃないけどw


あと1巻に比べてキリコの胸が、胸が!膨張している!やっぱあれですか、"愛情と勇気 一杯詰まっているから 柔らかく膨らむ"のですか!(エンジェルリンクスOPより) それとも"あっためりゃ膨らむのよ"(「エヴァンゲリオン」第10話より)ですか!いや胸はどうでもいいんですけど。このまんが読んでるとお腹空くんですよね。困ったものです。読んでてお腹がすくっての料理まんがとしてやっぱ偉大なのかも。シグルイよりかはアニメ化難度は低いと思うのですが、もうアニメにはならないかなあ…。


そういや作品後半にかけ、巻末のおまけまんがコーナーでの西条先生と料理監修のおやまけいこさんとのやり取りが、徐々にとげとげしいムードになっていた思い出があるのですが、アレはおまけでのジョークだといいなあ。ともあれ未読の人は是非。第二部が始まったそうで、単行本発売を楽しみに待たせて頂きます。



追記:新シリーズの1巻出ていたんですね。で、読みました。キリコよりも楊の方が大変なことになっていて驚愕。熱膨張にもほどがあります。なお巻末ではやはりというかなんというか、西条・おやま両先生のとげとげしい応酬があり、「※これはフィクションです」と書いてあるのが逆に疑惑を誘うという、今後が実に不安な始まりでした。大丈夫ですか・・・?イチファンとしてドキドキです。