教授の戯言

手品のお話とかね。

初ミスターマジシャン

▼4時半起き+7時フライト+知人の結婚式はさておき、行ってきましたミスターマジシャン。90分程度の滞在でしたが実に楽しゅうございました。夜に会う予定だった知人が体調を崩しており食事も中止、もうほんとにミスターマジシャン行って帰ってきました、的な一日でした。ちなみに私、マジックショップの初利用はミスターマジシャン、初めて買ったのは(今では扱っていませんが)「ロープとナット」でした。

せっかく行くんだしひとまずこれは買おうかな、と決めていたのが「P.A.N」「Departure」「Xtreme burn」だったのですが、「P.A.N」以外は品切れをしていました。「ああ、発注しとかないとなあ、(メモを取り出す)あ、なんだっけ」「エクストリームバーンです」「あ、そうだったそうだった」 なんというほんわかぶり。
エクストリームバーンは最近またよく読んでいる「自分の買ったマジックグッズ評価スレ16」で好評だったのでちょいと物欲が刺激されまして。ついさっき書いてあった、トピットDVDの評価で「フサフサだった頃のマイケルアマーの映像が満載。頭にミスディレクションしてしまう。」と言う記述が秀逸でしたw 私はそれをクラシックレンディションシリーズで感じましたけど。

かわりといってはなんですが、「O.C.L(One Card Link)」を買ってみた次第。「「K'LINK」はありませんか」と言ってみたら、リンキングカード現象と言うことで出して頂いたもので、まだ見ておりませんが、要らなくなったカードでじゃんじゃんわっかを繋げたいと思います。



▼入店直後に見せていただいた「好きな枚数を言ってもらい、マジシャンが卓上に置いたデックを指ではじくとその枚数だけ分けられる」やつ、数年前のTV番組にて、ギャンブルマスターみたいな人のスーパーテク紹介で同じことをやっていて、素直にスゲエとか感激していたのですが、テクというよりトリックだったということを知る。ショック!エスティメーションの一種だと思っていましたよ…。そしてそのトリックを解説したノートが手元にあることを知り二重にショック。あっれ、全部読んだはずなんだけどなあ…。



▼以下は会話したり演技を見せていただいたりしたもの(@フナイのTV)について雑多に。


・Invisible Hand3巻セット
・Invisible Hand Kit of Attachments & Accessories
・バニシング・バードケージ

ホールドアウトはその昔パーフェクトホールドアウトをお蔵にした挙句、久々に取り出した瞬間に壊した身としては若干腰が引けちゃう感があるのですが、これちょっと欲しいなあ。でも練習を積む覚悟が無いとまた中途半端に使わなくなってしまっちゃうんですよね、この系統は。一月我慢してみて考えるか…。しかしこう言ってはナンですが、あのギミックは機構的に複雑なわけではないし、ハンズで3000円もあれば材料揃う気がするんですけど…。6500円とかはちょっと高い気がします。アイディア料とかそういうモンでもない気が…。



・ベンディックス・ボムシェル
多目的トリックワレットの中でもかなり有名なあれですね。
「ベンディックス知ってる?」「ええ、でもアレ、ちょっと硬いですよね」「え?硬い?硬くないよ?これだよ?(実物を渡してもらう)」「…あれ、…柔らかい。オマエ、柔軟剤なに使ったんだ」「使ってないっすよー」「柔らかーい♪」 …いつのまにやら某CMに。あ、なんか唐突に伊集院のディレイでいってみようのネタを思い出しました。
「やわらかーい、気持ちいー。やっぱお前柔軟剤使ってんじゃん」「使ってないっすよ先輩。ただ先輩の昼メシに、覚醒剤は使いました」「やわらかーい♪♪」というw

M先生、根本さんが今扱ってるベンディックス、柔らかくて普通に実用に適しそうでしたよ!(私信極まりない) あとさらに私信ですが、普通に覚えてらっしゃいまして、「先生にもよろしくお伝えください」とのことでしたよ!w 



・TnR
私はLovickのかGarciaのでいいかなあ。これ、確か準備がとても大変と聞いたことがあるんですが…。



・バースデーイ・カード
「ACANで一番お勧めなのはこれに付けたおまけの解説だね」と根本さん一押し。って、一押しは本体じゃないんですかw そういえばどこかで、これの元のマジックがいまいち面白くないだったか、見た瞬間原理が分かったとか読んだような気もしますが、私はこれそのものがどんな手品なのかを知りません。ACANのために買ってみるのも良いかなあ。



・Clutch
いや、不思議なんですが、見終わったあとで「こういう形での解決ですかねえ」といったら「…まあ」と言って会話が終わってしまったのですが、…まさかその通りだったのでしょうかw


・Submersion
最初何が起こっているのかわかりませんでした(現象的に)。デックの離れた位置に差したカードがむにょーんとくっつくトリック。これ両方ともサインカードで出来るのかなあ。片方だけサイン、なら解法が浮かばなくも無いのですが…。


・Aces In Their Faces DVD+ギミック・カード
マクドナルドエーセスのバリエーション。ディスプレイのクレバーさが秀逸だと思いました。現象自体は凄く鮮やかで、一番最初に見たバリエーションは本当に驚きました。ただ、指で弾いて変わるのは、手品を多少なりとかじった人には逆に「あー、そういうことね」とか気付かれる可能性大。と言うかそれで気付いてしまった残念な人が一人。



・Universal Impression(DVD+ギミック)
サインを読み取るギミック。ああ、今こんな薄く出来るのか…と技術に感嘆。



・Menu of Miracles 2巻セット
実は欲しいと思ってはいるDVD。基本的にお店で扱うものは根本さんお勧めのものばかりと言うのは知ってはいる(私の個人感覚的にはハズレが少ない、と感じる)のですが、微妙に迷っていたら買いそびれました。あと、「このDVDで使うんだけど」とちらと見せていただいた、ファンを開きながらの複数枚のパーム、レクチャーDVDで見ていたとはいえ生で見てもまるで分かりませんでした。「このDVDの人、ちょっとこのパームがいまいちだと思うんだよねえ…」根本さんが仰ると説得力あるわーw



・インターセッサーギミック
どういうものかは知っているのですが、これって1枚カバーかなんかを乗せて使うものですかね?私の中では「証拠品濫造マシーン」w



▼とにもかくにも楽しい時間を過ごせました。レクチャーDVDの根本さんより少しお年をめされた感じでしたが、これが俗に言う「今はもう少し年寄りですがたいしたことではありません」ですなw いいお店だなあ。東京近圏にあったら頻繁に行けるんですけど…。この点では関西にお住まいの方がちょっと羨ましい。あとは人的繋がりで二川さんの話や、この間見たながおさんのDVDの話などで盛り上がりました。

なお入店するとき入り口のドアが重くて、鍵がかかってる(臨時に閉まっている)かと思ったあの一瞬の絶望感はたまりません。肩で押したら開きましたがw