教授の戯言

手品のお話とかね。

ゆうきともCM Vol.1

最近見直してみて、やはり良く出来ているなあと思ったので。備忘録までに。

■ ゆうきとも 「ゆうきとものカードミラクルズ」

★収録内容
1.2×2
2つのパートで構成された4Aオープナー。観客にシャフルしてもらった後に、テンポ良くAが出現します。

観客に一部シャッフルしてもらった上で出せるのが特長。たとえ一部でも自分(観客が)で混ぜていると、全部を混ぜたような錯覚がします。少なくとも私はそう思ってしまいました。
現象字体は綺麗なのですが一点、2枚目のAオープンがちょっと引っかかるともうしますか。左手パケットのトップを右手パケットを使ってめくり、全然関係ないカード(たとえば7C)が出てそれを裏向きに戻して卓上に置き、次に出てくるAでこするとさっきまで7Cだったはずなのに、Aに変わっている、という演出なのですが、最後までその7Cが出てこないので、ちょっとだけもやもやしたものを感じました。あのカードは結局なんだったんだ、のような。一枚だけ変化現象なのが若干違和感がありました。3枚目と4枚目はフラリッシュ要素ありでかっこいいです。3枚目がかっこよく飛ばせません…。



2.シャロウ・リバース
観客が心に思ったマークのエースがひっくり返ります。ディープアトファスを使ったやり方と、簡単に行える方法の2種類を収録。

観客が選んだAの知り方に噴いた。いや、確かにそれは盲点でした。それが一番簡単ですよね。先輩に「ホフジンザーズプロブレム」の一つを習った時など頑張ってピークを練習したのにw



3.アベックピアノII
サイン付きカードで演じられるピアノトリック。サトルティーが効いています。

現象は地味だが不思議。若干長い気がしました。なお何度も書いていますが、なぜか私はピアノトリックに引っかからないのです。その感覚を差っぴいたら多分不思議なはずです。ホントにこれ、なんでなんだろう。原理を読む前に気づいてしまったからかなあ…。勿体無い。



4.スキップ
観客の選んだカードが4枚に増えたかと思いきや、キングやジョーカーに変化!名作「ジャンピングジェミニ」のゆうきバージョンです。

こういうトリックのゆうきさんは本当にいい先生。個人的に更に上を行くと思うのがダロー先生なんですが、疲れているときにダロー先生の演技を見ると余計疲れるのは、心が折れたときに松岡修造ボイスを聞くと皮一枚で繋がっていた心がバッキリいっちゃうのと同義でしょうか。



5.流水
OW。「水漏れと油漏れ」の純粋バージョン。すっきりしています。

3段からなるOW現象。ちょうど10ヶ月ほど前、自分の中でOWブームが起きていたときは全く気にならなかったのですが、4枚ずつ→3枚ずつ→2枚ずつ→オチ というのは構成として非常に綺麗とはいえ、あらためて今見ると3段ってちょっと長い気がしますね。現象が起こるまでに時間がかかるものがちょっと最近苦手になっている気がする。落ち着いて鑑賞していないのだろうか。ちなみに一度生で拝見したときはかなりあっさりめに演じられていたのですが(少し手順が違う)、いまの感覚からするとあのくらいすっと終わったほうが鑑賞後の印象が好い気がしました。あの頃は「それはあっさりすぎやしないだろうか」と思ったりもしていたので、おそらく私の好みの変遷の問題("の"の連続です)ですね、もう。



6.コリンズル・エーセス
Aではないカード4枚を適当に選んでそれをカードケースにしまって置いておく。A4枚を卓上に表向きに並べ、それぞれのAの上に無関係なカードを3枚ずつ裏向きに置いて4つの山をつくるが、各山からAが消失。消えたAは卓上のケースから出てくる。

確かにずるい!w DFを使うかデュプリケートを使うかというのはどちらが負担が少ないのだろうか。正直DFを使ったほうが公明正大な気がするのですが、ゆうきさんのを見るとそうでなくてもちゃんと消えたように見えるような気もする。どっちにしろ準備は要るので、私は慣れ親しんだ方を使いますかね。