教授の戯言

手品のお話とかね。

やる夫手品シリーズ(全56回)

「やる夫は大学で手品サークルに入るようです」シリーズが完結したので。何だかもっとサークルではっちゃけておくべきだったなあと往時を懐かしむ次第。作者さんもこの長丁場、お疲れ様でした。私の視力が落ちたら責任とって頂きたいっ!

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「まとめ1」
▼#01(やる夫の手品に対するコメント)いやあ、設定上とはいえ、手品嫌いな人はそうですよね。 「サークルは何にするか決めたぁ? じゃあ見学に来ていただけないかしらぁ」「見学でも何でも行きますお!!」…あれ、これ…やる夫のモデル私?(注:私の入部理由は「綺麗なおねーさんに勧誘されたから」がまぎれもない事実。いや、ジャグリングをやりたかったので、結果的には同じ部だったのですが。他が棒術と合気道。思えばよく続いてるなあ、手品) 「手品なんて詐欺予備軍といっても過言じゃね―お!」清清しいねイヤッホウ!w 「じゃあ銀、軽くアンビシャスでも見せてやれ」どうして私の場合はこれが銀様ではなく合気道をたしなむ先輩(男性)だったんだろうと悔やまれてならない。 「女の子にもてるかもしれねえぜ」あくまで可能性の話なんだぜ。 手品サークル、特に舞台発表がある物の場合、やはり文化系ではなく運動部だと思います。そういう観点で「スポーツ」ともいえるかも。演劇も同様か。私はクロースアップ派でしたのでバリバリ文化系夜路死区。
#02「タネなんて考えればわかりますしね」さすがL。しかし誇張とはいえこんな無礼な若者(やる夫)って…いるか…。会ったこと無いけど。
#04「マジックにはポーカーサイズが適しています」どっちでもいいですjk。好みですわこんなの。私のように手が小さい人はブリッジサイズでいいんです。
#05「こんな簡単なやつ1発でやってやるお!!」ちなみに私の入部後の習得は、ディーリングポジション→ダブルカットの次が「ビジター」で、次が「宇宙人のお話」(奪還)でした。今考えてもこのチョイスは明らかにおかしいと思いますよ、先輩。そのおかげで今やこんなダメ手品っ子に。 「確かに不思議な現象は起きてるお…でも…無表情で棒読みで見ててつまらないお…窮屈だお…」プロでもこういう人、いますしね。反省反省。
#06「不思議通り越して気持ち悪いお!!!!」インビジブルデックは本当にキモイと思います。 「お買い上げありがとうございます(計 画 通 り)」いまだにこの路線です。しくしく。 「まあ、手品の世界は狭いからな」いい意味でも悪い意味でもね。 「やる夫なら30分もあればできるようになるお」私も30分の練習でトピッターになりたいお。 「それに女であることを強調するところも意味不明だお」美少女とか女子高生だったら強調すべき。そうでない場合はスルーで。OLはだめでしょうか。
#07(ヒナギクのマジック)これ出来たら「手品ですか?ええ、やってますけど」と言っていい凄いレベル。私にはちょっと無理っぽい。



「まとめ2」
▼#08「だから本当かどうかわからない嘘をついてはいけないのよ」まあ考え方の違いですけど。人が不幸になったり恥をかいたりしない限りは、私は嘘をつくことに全く抵抗がありません。嘘発見器で試してみたいくらい自然に口をついて嘘がw 「マジシャンの中には堂々と本当かどうかわからない嘘をついて演技する方も多数いらっしゃれば、そもそもそんなことにこだわってない方もいらっしゃいます」まあそうですよね。私はまるでこだわりませんねえ。観客の方には私の言っている事は全て嘘だと思って頂いて構いません。魔法じゃないんだし。手品師の言う「混ざってしまいました」とか「どこにいったか分からなくなってしまいました」「表裏ばらばらです」あたりはどれも大抵の場合嘘っちゃあ嘘ですよね。それと実際の演技にまで叙述トリックを仕込むほどやる気がない。 「まっ、被害者もいなくて騙されているほうが幸せならそれはそれでいいことなのかもしれないお」幸せは人の数だけあるのですね。不幸もね。
#09うん、学生マジックと言われるものはこうですな。ぶっちゃけプロでもリ・ウンギョルあたりはこの路線のような気がしなくもありません。ただ私のように"へなちょこな示しが大好きではあるが、バカ騒ぎは嫌い"という、困った子もいるのが難しいところ。
#10「じゃあ次は俺がやらせてもらうぜ」「(なんだおこのオッサン、うますぎだお… プロかお…??」「あの人はプロでも何でもないよ。ただのマジック好きだ」いるいるwww 変態クラスのただのマジック好きのオッサンw
#12 >ビリヤードぐらいの大きさのボールを〜 そんなでかいのでやってる学生、見たことないけどw 「右足重心だとか左足重心」昔から武道のせいか半身で立つ癖がついていて、普通に立っているつもりが先輩から「手品立ちwww」とか言われたことがある思ひ出。 「8秒後から23秒までシルエット姿であおって欲しいお」この硬直登場は学生マジックならではですよねーw 「ラストは曲ピタ予定よぉ」曲ピタは正義。むしろ手品の不思議さより重要だと申し上げたい。 
#13「クロースアップにはない魅力が山積みだお」どっちにも言い分はあろうけれど、クロースアップしかやっていない人は、大抵広い空間の使い方がイマイチ説。
#14「そりゃクロースアップの方が好きだけど…秋連は違うのよ 澪も3年になればきっと私の気持ちがわかるわ」学生の頃、ああいう連盟発表会とかに全く興味が無かったなあ。趣味の問題だろうけど。みんなやる気満々だったのかな?と言うか、こんなにアツい"手品舞台にかける青春"みたいな人、いなかった気がするんですが…。他大は一杯だったのかしら。
#15「あと、○ラ○ア○カードはどうです?」・・・アラモアナ?「トライアんっふ♪」(CV:小野D) 素で分からない。
#16「『新版ラリー・ジェニングスのカードマジック入門』」いい本だとは思うんだけど、手品業界で絶賛されるほどなのかなと言うのは正直いまだによく分からない。ある程度技を必要とし、薀蓄あり、挿絵が多いので理解しやすい、本だとは思うけれど、今ならまた少し違った本もあるのではないかな。
#16「『新版ラリジェニ』『カードマジック入門事典』『カードマジック事典』の3冊をマスターすればそれなりの知識がつくと思われます」 あれ3冊マスターしたらもう化ケモンw あ、知識か。そうするとまた「縦で返すDLは〜」とか言い出す方々が増えて困ります。 「読んだ限りではこんなものが面白いとはとても思えないということがよくある」これはホントにそう思います。大体読むとどうしようもないように思うのですが、上手い人に見せて頂くと凄く魅力的なんですよね。私が今出来る手品など、"人に見せてもらった結果面白かったので教えてもらったもの"ばっかりw つまるところ演者によるところが大きいと。
#17「お客さんもそれっぽい人が多いお…」手品ショップの客層は、サバゲー専門店の客を少しひ弱ないしは肥満にした感じの人が多いという経験則。あとご老体が。老人はともかく、ある意味コミケの客層に近いといえなくも無い。 「もう毎日が伝説です」いいな、この台詞w 
#19「こんな日に授業やるなんて教授は何考えてるんだお?」オマエの職業はなんなんだw 「お願い!あと1個だけ!1分もかからないからさあ!!」ある意味手品の押し売りであるな。 「例えば『アンビシャス』『トライアンフ』『シカゴオープナー』最初はこの3つだけやって」私に言わせればこの3つを一時にやるのは慎みが無いというか、もったいないと言うか。いや、好きだけどw 「せっかく手品を見るのでしたらできたら『不思議』も『演出』も両方楽しみたいですね」至言だ。 「1年生の人生を変えなければいけないんだお」怖いぞ。こんな先輩はいなかった…と信じたい。 「別に世の中の手品を全部できることになるのが目的じゃないんだからさ」まあ、大半のトリックはアレですしねw しかし私、この作者さんの伏字かなり分からないんだけど喜んでいいのかな。 「そうだね、あっ、今タネ見えたよ…」なんて切ないw 「騙されるために手品を見ているという人」はーい私でーす。目の前で自分の知覚が歪められるなんて、人生で中々あるもんじゃないよね。
#20この場面で鳩出すのはまだしも、虎や象を出したらどういう反応をするのか気になる上、私の本性は実はそういうことをしたくてたまらない。 
#23「『あなたの演技を見て自分もやってみようと思ったんです』と言わせるような演技をするんだぞ」目標が高いなあ。私で言えばマギー司郎師匠クラス。 「「そうだねレントンプッチャン、ホント楽しかったね〜」」りのがいるwww 
#24「見て これ色が濃いでしょ このコイン濃いいんだ」ふ、二川さんもいる! 「そのハーフダラーのギミックの日本円バージョンは売ってるのかしら」・・・聞くべきところでこっそり聞くとこっそり出してくれたりもするが、このご時世こっそりと頼みますよ。
#26「『実演できるけど、実演するとまず絶対にお客は買わなくなるだろうと思われる商品』」あるあるw 「道具を使う際にやたら道具の潔癖さを示したがる演者」私はもう自分が汚れきってることが分かっているので極端に怪しい道具でも使えるよ!でも「宙に浮かぶ石」だけは勘弁な。
#28キバヤシみたいな客が来たら凄く嫌だ。「現象は見せてもらった!人類は滅亡する!」 「防ぐ方法なんてないよ」ルルはギアスを使えばいいのにw
#29「手品は基本的には何歳でもできるが学生マジックだけは適齢期がある」スタイリッシュさと言うかスピード、そして若さゆえの悪乗り、そして何より仲間たちが重要だしなあ。 
#31あんまりまじめにステージやらなかったけど、裏方さん達って凄いなあ。でも同じ舞台を作るならやはり演者の方でやりたいけど。



「まとめ3」
▼#32「未熟でも…やる夫は1年生の演技が大好きだお」うんうん、わかるなー。一生懸命っていいよ。 「良い青春ドラマだなー」ほんとになー。 
#33「なんでそこでトランプなんだよ ボールペンとか身の回りにあるものを使ってできないのかよ?」「ていうかトランプ持ち歩いてんのかっていう」誇張とはいえその通りだな。 「ひょっとして今『待ってました!』って気持ちかっていう?」でっていうが的確すぎてむかつくwww 「あっそれ知ってる 子供のおもちゃでしょ」クックック…、そう、子供のおもちゃさ・・・。だが貴様は、その"子供のおもちゃ"に今から騙されるだけなんだよ!為す術無くな! 「なんでみんな手品をバカにするんだお…」多分日本特有の座興・居酒屋芸、そしていんちき芸という認識のせいだろうなあ。あと忘れちゃいけないのが演者の質。人間的に付き合いたい空気を持った人がやれば、手品でも何でも好意的に受け取られるけれど、逆の場合は何やってもダメなんですよね。手品が出来れば何でも上手くいくというのは「美味しんぼ」か「進研ゼミ」のまんがの読みすぎだろと。 「手品を勘違いしている人は多いし大変よね…」言わせて頂くと、客だけでなく演者側もね。

「結局、マジックを知恵比べと考えている人がいたり、トリックがわからないことを恥と感じたり、邪魔をすることに何の抵抗もないと考えたりする人がいる以上防ぎようはないさ。だからこちらもやらなきゃいい。『マジックを見せて楽しませる自信のない相手には見せない方がいい』それが10年以上クロースアップをやってきた僕の結論だ」 やだ、わたし月くんみたい。
「だから僕はこういう集まりの時やショーや頼まれた時しかやらない。自分から『ねえねえ手品見てよ』とは絶対に言わない。演じる事でその場の雰囲気を盛り上げることになるのかを考え、盛り上がらないのだったらする必要はないんだ、社会の中で生きているのだったらね。興味のないものをムリヤリ見せられてもみんな不愉快になるだけだ。『趣味だから自己満足でいいじゃん』という意見もあるだろうけど他人を不愉快にした上での自己満足はどうかと思う」 もうみんな100回くらい読み直すべき。私も会場のはじでやって、見たい人だけ見る、という形態が大好きです。その程度の責任くらいしか負えません。

#34「ま、カード出しながらでもいいけどさ…」コインロールして、それを落としたりしながらは許しません。 「レクチャーDVDは1枚5000円以上するのも当たり前のようにあるので」海外通販を使うんだ!金の無い頃に買ったものはそれこそすみからすみまで見て練習した気がする。あの情報量の少ない頃に、いかにステキなDVDや本で練習したかっていうのは結構大きなポイントだと思う。私でいえばアマーのEMCMとかストーンのコイン、あとはクロティエ・ダローなどでしょうか。
#35「まだVIPから2人しか出てないお このままではVIPの質の低さが浮き彫りになってしまうお…」うちの学校はあんまり連盟に出ることについて気合入ってた人はいなかった気がする。他大はこういうもんなのでしょうか? 「終わった…私のサークル活動…」ステージ系マジシャンはこういう感じの方、多いですよね。むしろ私などは始まってもいなかったという事か。 「何これ?バカじゃないのこいつら。帰ろ」この感覚も忘れてはいけないとは思うが、やはり祭りは楽しんだ者勝ちなのです。引いて見たらキモイけど、統制の取れたヲタ芸とかもう一周してカッコイイしね、本当に。 「手品は手が大きい方が有利というのは事実のはず…」事実だ。はあ、手が2mくらいの大きさだったらなんでも隠せるのになあ。あとは私は理屈屋なので、素直に覆い隠せない物の場合でも"角度をつければ隠せたりできなくもない"のであれば、大変かもしれないけど、あとは"工夫と努力の問題"な気はする。 「不思議で…愛に包まれた演技をして、お客さんに幸せを届けたいです」私もです!無理だけど! 
#38「『実績』が欲しい者にはコンテストは利用価値がある」私もきょうじゅ杯とか勝手に作って勝手に表彰されたい。
#41「マジック未経験者がよく勘違いしているけど手品は人を騙すものではないお」ネガティブな意味合いを抜きにすれば騙すものに他ならないと思う、性根のねじくれたワタクシ。 「入れてしまえばこっちのもんだお」怖い、手品サークル怖いw 「本当に驚いているのか驚いたフリなのかわからないお…演技かどうかわからないというのはある意味すごいスキルだお…)」当方このスキルには北島マヤと張り合う自信あり!
#42「ただ騒ぐだけで下品、意味のないアピール、衣装から何かを取り出すときもわざわざ親指で指し示したり、あなたはかっこつけてるつもりなんだろうけど、バカとしか思えなかったわ」お祭り騒ぎってのはそういうもんだにゃあ。ごく一部に変態スライハンダーとか、びっくりするくらい上手い人もいるけど、あえて誤解を恐れずに言えば(己も含めて)、全体の完成度としては大体が下手だと思う。でもいいじゃん、面白いんだし。熱いよ。 「万が一10年後にやりたくなったとしても…その時はもうできないんだぞ…」これも事実。もっとはっちゃけておけば良かったとは思っています。本当に手品部分が好きな人は亜美のような考えになるのも分かるし、学生マジックにもやはりサークル活動の一環としての良さが間違いなくある。でもなんでしょう、学生マジックはマジックの態をとっているけど、やはりちょっと違うもののような気もする。まあ別にやりたくない人は10年後も"やりたくない"というか"どうでもいい"と思ってはいると思いますが。ともあれ私のマジレスキモイ!
#43「みんな待ってるじゃない」頼まれたパーティーの前座マジックが、見破りクイズだったでござるの巻。怖い、怖すぎる。おしっこ漏れそう。 「必ずしもお客を満足させる必要はないお。なぜなら…これはビジネスじゃないからだお」これはどうかな。私も「人が死ぬわけじゃないんだし」とはよく言うけど。ギャラの有無と手品の内容はあまり関係ない気がする。どっちかと言うとその人の信念というか。難しいお話ですね。コメの「意図的に手品好きでない友人や観客が下衆く書かれてるような気がせんでもない」というのは同意。まあ、誇張された物語だししょうがありませんね。 「やる夫は本当に手品が好きなのかお?」わかるわー。私も手品が好きなのかどうかよく分からないなう。
#44「なんで技法を伴っていないのをレベルの低いマジックとみなすのさ」ああ、もう私もこれ言いたい。スライハンドで強引に解決ってのも好きなんですけど、私からするとそれはそれで"芸が無い"んですよ。色々な解決法があって然るべきだし、スライハンドだけで物事解決しようというのは視野狭窄に過ぎる。力こそパワー!椅子こそチェアー!未来こそフューチャー!のような…(などと意味不明なことを供述しており)。
#45「あいつク○ン○したカードに○スしてる上にセ○ン○デ○ー○」一条のテクニシャンぶりに噴いた。 「マジックのテクニックをこんなことに使われるのが腹立たしいし悔しいお…」やる夫ー逆ー逆ーw
#46「『手品ファン待望の種明かし2時間スペシャル!あれもこれもお見せします!』」「(あまりファンは待ってないと思う…)」最近テレビの手品番組、まるで見てないなー。あの空気、なんだか耐え切れないw
#47「誰かにタネ明かししてもらってそれでできるようになったんじゃないのか?」はい、そーです。でも本音を言えば「こっちは金払って習ったり、色々練習したりして体得しているものを、何で門外漢のそなたらにペラペラ開陳せにゃならんのじゃい」というのもある一方、「門外漢にはそうだけど、手品マニアの集まりであれば聞かれりゃなんでも答えますけど」だったりもします。ある程度見知った方でないと「え、今のどうやってるんですか!?」とかは聞けないけれど、でもこれは普通だと思うんですけどね。まあ趣味の問題ね。世間の皆さんはどうなんだろう、手品マニアの集いみたいなところで、「すみません、それどうやってるんですか」とか私が聞いたら教えてくれるものなのかな。それとも「ググレカス」になるのかな…。

そういえばその昔知人が手品をやったとき、演者の前にいるおっさんが「俺にも切らせろ」と来たそうで、ちょいと困ったらしいのです。するとその隣の客が「あ、じゃあ私が切りますよ」といって横からデックを受け取ってフォールスシャッフルをして返してくれたそうで、それが高橋知之氏という逸話を思い出した。なお私はシャッフルをお願いされた時は、たどたどしい手つきで綾切り(ヒンズーシャッフルっぽいけどちょっと違う、花札切る時の手法)をするか、フォールスシャッフルをして返すか、半々くらいです。4Aをパームで抜いたりとかはしません。信頼の観客ロールプレイヤー。いつでもシャッフルを依頼してくれて構いません。

#49「やる夫くんは手品のことになると周りが見えなくなっちゃうんだね」へ、変態だー。 しかし一般の方に手品を教えて、一緒に練習して、上手くできたということを聞いたときは本当に嬉しいですよね。
#50(ビルインレモン後、びしょびしょの札が返されて)「その時思いました。このマジシャンはダメだ、と」あれはエビデンスないし記念としてという意味を"お客様自身が"持たせたいならそのままお渡ししてもいいけど、私は封筒に入れたピン札を用意しておきますね。「お借りしたお札、濡れちゃってるので。良かったらこちらに濡れていない物ございますので」っていう。 (白いケーン)「白いケーンは盲目の方の白杖を連想させるのに…」おお、言われてみれば。白の方が舞台映えしそうではあるけど。まあ実際に白を使ってはいけないかというとそうではないと思いますが、こういう想定というか気配りはパフォーマーとしてはとても大切。
#51(ストーリー付きカードマジック)難しいですね。「奪還」だけはやりますけど、お話手品は、演者のキャラと練った演出に依存するのでそれがしには無理にて候。なんかこっぱずかしいからw  (リカバリ)セルフワーキングはリカバリがききづらいが故に、ある意味スライハンド系手品より難しいんじゃないだろうか。カード当てとか、失敗してもカルとパームでナントカできるし、ある意味ぬるいのかも知れない。
#52「お客さんの視線の焦点をずらさなければスチールにならないお」これについては「ぶっちゃけ学生マジックの引きなどバレバレだ」というM先輩の名言w 「自分の練習、1年の指導、2年の世話…」なんかこの学校の手品部3年生、大変そう。 「だっておまえ、毎回褒めてたら絶対練習しなくなるタイプだもん」私はそんなことないよ!褒められたくて手品やってんだぜこちとら。 「No.7:和妻 ナウシカ 3年 / No.7:和妻 ルルーシュ 4年 ・ C.C. 3年 ・ ナナリー 3年」凄く見たいw 「No.4:シルク 田井中律 3年」いまにして思えば、シルクのような華やかなプロダクションはしておきたかった。なにより律ちゃんがやってるし。 「No.8:カード 勝改蔵 3年 No.9:ゾンビ 神山高志 2年 No.10:コイン 8頭身 3年」いずれも凄く見たい。特にゾンビw 「それはギャグで言っているのか」です。
#53「ハトはたぶんトリだお…」まあそうだな、文字通りw
#54「許してほしかったらトリにふさわしい最高の演技をしなさい!」ハルヒがレイラさんに見えるよ…! 「私が格の違いを見せてきてあげるわ」言ってみたいなあ、実力のバックグラウンド付きで。 「みくるちゃんキタ〜〜〜!!!!!満を持してのお色気バニーキタ〜〜〜〜〜!!」敢えて言おう。それは手品内容より断然重要である。
#55「みんなはなんで手品やろうと思ったの?」大学の新歓で綺麗なおねーさんに勧誘されたから以外に無いでしょ、手品サークルに入る理由なんて。

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色々な序盤の事例がちゃんと後半に活きてきて凄いなあと。ともあれよくぞ書ききってくださった、ありがとうございます、非常に楽しかったです。これを読んでインスパイアされてできたのが、例の手品人の胸にぐさぐさ刺さる痛烈ショートショートだったりするのは秘密。まるで学べていない感じがするのはもっと秘密。